誓い
目が覚めると誰もいない部屋のような場所にいた
それぞれが別の場所に転移されたようだ
脳の処理がしきれてないので一時休憩することにした
そこでふとステータスを開き再度能力値を確認した
『ステータス』
名前:岡村 鏡 Lv:1 職業:現在はなし
種族:不明(人間の突然変異種)
HP 8 MP 8
攻撃力:5
防御力:5
回避力:5
スキル:鑑定(S級)
PS.鑑定S級は、おまけだよ。階級によって能力には差が出てくるようになっている
階級は次の通りだ。S→A→B→C→D→E
さて諸君がんばってくれたまえ 神より
弱い・・・ただ単純に弱い
これでどうやって生きろってんだ
神が言っている鑑定これが今の俺の唯一の希望だ
この部屋を鑑定してみるか
『木造の部屋』
一般的な木材で作られた小部屋
作られてから月日が経っている
こんな風に出るのか・・・
種族も変だ
人間の形は、しているようだが…
はぁー
これからどうすりゃいいんだよ・・・
レベルがあってステータスがあって地球とは全く違うところで
ん?・・・レベル?ステータス?職業?
・・・これは、もしかしてあいつらを
あの3人組に復讐できる?
ふ…ふふふ・・・。
これはいいあいつらに復讐ができる
始めは、厄介ごとに巻き込まれたと思っていたが
飛んだ好機が回ってきたもんだ
あいつらを…あいつらを必ず・・・必ず
『殺す』
そう胸に強く抱いた誓い
俺の種族
そして発現した職業
その恐ろしさに気づかぬまま
俺は、部屋を出た