クリスマスデスネ
クリスマスなんで書きました、なろう初投稿なので内容も未熟です。
続くかどうかはわかりませんが、もしかしたら続くかも知れません。
そんなあやふやな文章ですが、どうかよろしくお願いします。
「クリスマス、デスネ」
………。
「ハカセ?」
…はぁー。
「ハカセ、タメイキハ、シアワセヲ、ニガシテ、シマイマスヨ」
幸せねぇ……、あそこのカップルとかの近くでため息したらあいつら不幸になんのかなぁ。
「ハカセ、ソレハ、ヒカガクテキ、デスネ」
お前が言ったんだろ…。
「ハハハ、ハ」
なに笑ってんだか…まぁいい、買うものも買ったし、帰るぞ。
「…ハイ、ハカセ」
ふぅ……。
やっぱ自宅が一番だよ、こんなに寒いのに○ッキー○ウス見に行くなんて信じられんな。
「ハカセ、ナンデ、イチイチ、マルヲ、ツケルノデスカ」
だってお前消されるぞ?
「ハッキリ、コウイエバ、イイノデス、ミッry」
お前ふざけんな!誰が見てるかわかんねーんだぞ!
「ナゼ、クチヲ、フサグノデスカ、チカンデ、ウッタエマスヨ」
「ソレニ、コノイエニ、イルノハ、ワタシタチ、ダケデス」
ん?あぁ、そういえばそうだった、そんじゃ伏字じゃなくても大丈夫なんだな。
「………ハカセ」
どうした?
「テレビガ」
え?
ハハッ ハハッ ハハッ
「ハカセ、ワタシハ、ケンキュウシツニ、イッテキマス」
おいまて、なんだあのテレビの画面は、なんだあの字は。
「ハカセ…アレハ、ヒカガクテキナ、モノデショウ」
「ハカセハ、カガクシャ、デスカラ、アレヲ、シラベル、ギムガ、アリマスヨネ」
なにその義務…お前科学者でも霊がでる場所はいかねーぞ。
「デモ、ハカセハ、スーパーデスカラ」
え?なにその適当にとってつけたようなほめ言葉、おだてられたっていかねーぞ。
それにスーパーって何だよ、スーパーだからってすごいってわけじゃないからね?
「ハカセ…オトコニ、ニゴンハ、アリマセンヨネ」
いやいや、一言も調査するとかいってねーから。
「イマ、イイマシタ」
俺が言った言葉から都合よく抜き出すな。
「いいからはよいけやコラァ、こちとらさっき買ってきたサラダ油のみてぇんだよ!」
こわっ!こわいし、怒ったときだけ標準語に戻るのやめて!
「………チッ」
いま舌打したよね?カタカナ表記でも怖いんだけど。
「ハヤク、シナイト、マルカジリ、シマスヨ」
某ゲームのネタやめて、興奮するから。
結局あれは隣のミタさんがいたずらしたんだってさ。
「ミタ…タシカ、ハカセノ、オサナナジミ、デシタッケ」
そうそう、奇しくもあのドラマの人と名前が一緒っていうね。
「ミタハ、クリスマス、ドウスルンデスカネ」
なんでそういうこと聞くんだよ、どうせ家にこもってなんか研究してんだろ。
「ハカセハ、サイキン、ケンキュウ、シマセンヨネ」
…まぁな、お前が出来たから、お前の調整とかで忙しいし、なにより。
スカイリムが楽しすぎるしな!
「ハカセ…」
なんだよ。
「クリスマス、デスヨ」
そもそもクリスマスはキリストの誕生を祝う祭日であり、神の子が人となって生まれて来た事を祝うことが本質なんだよ!
「………ステマ?」
なんでだよ!なんのステルスマーケティングなんだよ!どういう疑問なんだよ!
「ハカセ、クリスマス、デスカラ、ワタシノ、クツシタニ、オリーブオイルイレテオイテ、クダサイ」
なんでだよ!お前子供か!しかも急に話題変わったな…。
あぁー昔は俺も靴下にプレゼントとか入れてもらったもんさ、ゲームとかさ。
でも中学生ぐらいになっていくと枕元に3千円とかおかれててさぁー!
サンタもびっくりだよ!金で買えってか!
「ハカセ、ソノトキマデ、サンタヲ、シンジテタンデスカ」
あぁ、そうだよ、それから悟ったね。
サンタなんてそもそも全世界飛び回ってプレゼント渡すことなんて出来ないし、それに買う金もどこからでるんだかわかんねーし、非科学的すぎて信じられなくなった。
それから、いろんなこと調べてたら科学者になってたわけだ。
「ハカセハ、3000エンデ、カガクシャニ、ナッタンデスネ」
え?あぁ…?そういうことになるの?
「ハハハ、ハ」
前から言いたかったけど、その笑い方怖い。
あいつ…やっぱりクリスマスを一緒にすごす人はいないようね…。
○ッキー○ウスの罠は成功でしたわ。
「ご主人様、笑っているようですが、どこかおかしいですか」
いいえ、なんでもありません。
さぁ、実験をはじめますよ。
「あいうえお、かきくけこ、さしすせそ、たちつてと」
よし…それじゃ、次は全部つなげていってみなさい。
「あいうえおかき、くけこ、さしすせそたちつて、と」
うーん…なぜ言葉がつまるのかしら…駆動系は完璧なはずなのに。
「ご主人様、そろそろ燃料が、切れそう、です」
わかったわ、今日はこれまでね、クリスマスだし、特別に単一電池を食べさせてあげる。
「ハカセ…」
ん?なんだ?
「キョウハ、クリスマス、ナノデスカラ、トクベツニ、オリーブオイルガ、タベタイ、デス」
あとで靴下に入れといてやるから明日食べろよ。
「イイエ、キョウ、ハカセト、イッショニ、タベタイ、デス」
なにその媚びた目…ちょ!ちょ!ちかづくなよ!
ま…まぁイブの夜から朝にかけてもクリスマスって言うらしいしな。
少し早いけど、今日はオリーブオイルで明日はサラダ油でいいなら。
「イイエ、キョウ、タベルモノハ、オリーブオイル、ソシテ、アシタ、タベルノモ、オリーブオイル、デスヨネ」
ちょ、顔近い!わかった!わかったから!
「ハハハ、ハ」
そんじゃ、また買いにいってくる。
「ハイ、ハカセ、イッテラッシャイマセ」
しかし…こんな寒いのにまた買いに行くことになるとはな。しかも1人で。
明日また外出るのめんどくさいしな。
なんだよテレビ見たいって…。ロボだろ…。
「ご主人様、いってらっしゃいませ」
「うん、夜までには帰ってくるから、ちゃんとカギかけといてね」
「承知、しました」
「それじゃ、いってきまーす」
ミタ…あいつも買い物行くのか。
「あっ」
なんでこっちに来るんだよ…。
「や、やぁ」
やぁって…お前な。
「さっきはごめんね、ついいたずらしたくなっちゃって」
お前はついいたずらしたくなって人の家に入るのか。
「あんたの家なら入っても大丈夫だからよ」
なにが大丈夫なんだ、俺がお前の家入ってもいいってことか。
「それは無理、あんたみたいにお風呂は2日に1回しか入らない男は無理ね」
冬だからだよ!
「まぁそれはさておき、何か買い物でもいくの?」
ん…まぁそんなとこだ。
「そう…それじゃ一緒にいこっか」
は…はぁ?い、いかねーよお前となんて、クリスマスの日に男と女が一緒に歩いてたらカップルに見えるだろ!
「それじゃ、途中でイチャイチャしてるカップルと会っても無事でいられるの?」
無事なわけねーだろ!心身傷つきながらも買ってくるしかないんだよ!
「そこまでして…何を買いにいくの?」
オリーブオイルだ。
「…ロボ子ちゃんの尻にしかれるとはね」
え?なんかいったか?
「とりあえず、あんたの買いたいものが売ってる場所は私と一緒だから」
ちょ…手をひっぱんなよ!
「だってこうでもしないと行かないでしょ、あんた」
な、なんでそんなに俺と一緒に行きたいんだよ。
「そっ…それは…」
ほら、答えらんないだろ、先に行けよ。
「ロボ子ちゃんの研究成果とかを教えてほしい…から」
え?
「ほら…私のロボ男は感情表現が下手でしょ、だから話が聞きたかっただけよ」
んー…俺もそこんとこ話したかったけどさ…。
「一緒にいこ?」
くっ…なんでこいつたまにこんな顔すんだ…。
わかったよ…ただし俺から離れて歩けよ、恥ずかしいから。
「ん…」
あーさみぃな。
元々短編で書こうと思ったんですが、思ったより書けたんでやめ時がわからなくなり、こうなっちゃいました。
クリスマスの鬱憤をはらすつもりがどうしてかこんなんになっちゃいましたね。