sky
かなり、短くて支離滅裂かもしれませんが、何となく即興書きしたのを掲載します。
本当にこんな時代がくるとは夢にも思わなかった。
科学が常識の世界に夢のような……だけど、現実の感覚。
俺は今、夜の空を舞っている。
それは数分前に遡る。
家のベッドで寛ぎながら本を読んでいると、突然にガタガタと周りの空気が震えだした。
最初は気のせいだと思い気にはとめていなかったのだが、その振動は徐々に大きくなっていく。
俺は慌ててベッドから起きあがった瞬間……
「きゃぁぁぁぁぁぁ!」
轟音の中に小さな悲鳴が聞こえた瞬間、天井が崩れ去り部屋が煙により視界が見えなくなった。
「はぅ〜着地失敗ですぅ〜」 小さな女の子……中学生ぐらいの背丈の女の子が空から降ってきた。
「いやいや、何かの特撮か!?」
この科学の世界に箒に跨いで落下する女の子ってあるか?
これはもう特撮としか考えるしかないだろう。
「…………………あっ……」
次の瞬間、その女の子と目があった。
「……………えっと……」
俺もなんて声をかければよいのか考えが出ない。
「すいません……」
「はい?」
「納豆にネギ入れる方ですか?」
「いえ、俺の家はパセリとチーズを好んで入れます」
…………って、なにを答えているんだ!?
とりあえず、別の部屋に行って話をすることにした。
「自己紹介からしますね……私は【リーファ・フォルティア】です。リーと呼んでください」
「黒崎 遠矢だ……あの天井の穴と君について聞きたい」
その言葉にリーファは苦笑いしていた。
「飛行の訓練していたのですが、渡り鳥にぶつかりそうになってしまって、バランスが戻らないままそのまま急降下してしまいました」
「……よく無傷だったね」
「落下する事は、いつものことですから」
笑顔で質問の答えを返してくれた。
笑顔で答えることではない気もするのだが……
「で、屋根にデカい穴をあけたわけか……」
とりあえずは応急処置で雨が降っても大丈夫の状態までにはしておいた。
屋根が斜め型じゃなくて良かったと心から思った瞬間でもあった。
「こんな時代に魔法がある方がおかしいぞ……今は機械で空を飛べる時代だ」
まぁ、こんな冷静に述べているのは、また不思議な現象を何回か経験しているからであるのだが、その事については伏せておこう。
「ティスティアはこの世界のズレた場所に存在する王国ですし、ミティアの民がフェリスの民の世界に干渉するのは不可能に近いことですから……」
笑いながらそう答えていた。
「こっちの周波数と、向こうの周波数のピントを合わせれば行くことが可能なんだよな?」
「そうですよ〜けど、それはそれで……」
その言葉でリーファは話が止まった。
「って、何でミティアの民がその事を知ってるんですか!?」
「……まぁ、そっちに知り合いが居るんだよ。法使いではないんだが」
いや、りっぱな魔法使い(?)だな。
四属性を使いこなせてもいるし。
「……その話は聞かない方が良いかもしれませんね」
姉さんという事はとりあえず話さない方が身のためだな?
「では、お詫びに私が空に招待いたします」
眩しい笑顔でリーファは、無理矢理俺を箒に跨らせた。
「ちょ……まっ……!?」
「テイクオフですぅ〜!!」
次の瞬間、二人は夜空に舞い上がった。
「うわぁぁぁぁ!」
しかし、重力のがあるかと思ったが、それが一切なかった。
「重力負荷は無いですよ。魔法で中和してますし、空気もちゃんと供給するようにしてるので大丈夫ですよ」
そして、ゆっくり目を開けると、星が瞬いていた。
普通ならこんな風には見れない。
やはり、地上の光で見えなくなっていたのだろうか。
「私はこの風景が好きです……住む星が違いますけど、星空の風景は好きですよ」
俺は、その言葉を聞いた直後、意識を失った。
他の誰かが、したのか分からないが起きたときはベッドの上だった。
天井も、いつの間にかいつもと変わらない天井に戻っていた。
あのリーファがそこに居たのかは不明であるがその日以降変わったことが一つあった。
夢かどうか分からない時間であったが俺は近くの山と言っても頂上まで15分足らずで着く場所ではあるのだが。
そこで、夜の星をよく見るようになった。
あの子が言った言葉に感化されたかどうかが不明ではあるが……
また、会える気がしていた。
違う次元の中でだが。
force magician〜四精霊魔術師〜の序編みたいなもの……かな?
とある場所で掲載予定の物をこちらに回してみました。
魔法物(?)のほのぼの(?)を書いているつもりですが……表現力が乏しいことが痛感してます(汗)
誤字や脱字、感想はどんどん書いてください。
どんどん凹んだ後にがんばって成長していきたいと思います(汗)