残渣調査に出発
村落の残滓調査に出発、森で新しい魔物と遭遇
日程が決まり、四人とリリア、フェアリーは村落の残滓調査に出発した。
街道を進み、森に差しかかったところで、見慣れない魔物が現れた。
小型の獣型で、体が半透明の鱗に覆われ、淡い光を纏っている。通常の狼やゴブリンとは異なり、魔力の反応が特殊だった。こちらに気づくと警戒しながらも、すぐに逃げようとはせず、距離を保ってこちらを観察している。
エルがフェアリーの光を受けて感知する。
「……新しい魔物です。攻撃性は中程度。捕獲の可能性もあります」
リナが新しい刃を構える。
「どうする? 倒す? それとも捕まえる?」
リリアが静かに判断を提案した。
「可能なら捕獲を。残滓との関連を調べる価値があります」
四人は慎重に包囲し、フェアリーの浄化光で相手の魔力を穏やかに抑えながら接近した。魔物は抵抗したが、循環の安定した攻撃と拘束で動きを止め、無事に捕獲することができた。
「捕獲成功です。ギルドで調べましょう」
森での遭遇は、撃破ではなく捕獲で終わった。
調査の旅は、新たな発見とともに続いていた。
ギルドで調査と報酬、新スキル獲得
捕獲した魔物を伴って、四人とリリアはギルド会館へ戻った。
カウンターでミリアが笑顔で迎え、捕獲の報告を聞くと目を細めた。白いブラウスの胸元が透けている。
「新しい魔物の捕獲、お疲れ様です。残滓との関連も調べますね」
リリアが詳細を報告し、報酬が支払われた。討伐ではなく捕獲と情報価値で、ボーナスが上乗せされる。
さらに、ギルドマスターから特別な提案があった。
「今回の成果を評価し、パーティに新しいスキルの習得機会を提供します。『残滓安定化』の基礎技術です。フェアリーの浄化と循環を組み合わせたもので、今後の調査に役立ちます」
エルが静かに頷き、四人は簡単な習得の儀式を受けた。胸を通じた循環の中で、フェアリーの光が新しい感覚を伝える。
「……感じます。残滓の脈動を、少し抑えられるようになりました」
ミリアが嬉しそうに微笑む。
「新しいスキルの獲得、おめでとうございます。これで調査の幅がさらに広がります」
ギルドでの報告と報酬、新スキルの獲得が、無事に終わった。
(続く)




