巡回強化
東の街道の巡回強化の依頼を受ける
「東の街道の巡回強化にしよう」
リナが決めると、セラとエルが頷いた。
ミリアが依頼書を準備し、詳細を説明する。
「東の街道を中距離まで巡回し、魔物の活動状況と希少種の目撃情報を確認してください。新しい装備の性能を試すのに適しています。戦闘が発生する可能性はありますが、深入りは不要です」
彼女は自分の胸をカウンターに寄せ、魔力の確認を行う。
「新しい剣と強化された装備、フェアリーさんの相性も見ておきましょう」
俺が掌を乗せると、ミリアが目を細めて小さく息を吐いた。フェアリーがその近くを舞い、光を淡く揺らす。
「……非常に良好です。新しい装備との相性も良さそうです。安心して出発してください」
四人は東の街道の巡回強化を受注し、東門へ向かう準備を始めた。
新しい装備を試す最初の依頼が、始まろうとしていた。
東の街道の魔物状況
東門を出て街道を進みながら、エルがフェアリーの光を受けて周囲の状況を感知した。
「現在の東の街道の魔物状況は、以下の通りです」
状況の概要
小型ゴブリン: 散発的に出現。3〜5匹程度の小集団が多く、街道の脇の茂みから出てくる。攻撃性は普通だが、夜襲の影響でやや活発。
オーク: まれに単体や二体で現れる。深部ほどではないが、中型の個体が報告されている。
希少種: ウィンド・ラビットや小型のフェアリー系の目撃情報がいくつかある。攻撃性は低く、発見したら報告優先。
全体的な危険度: 中程度。新しい装備と循環が安定していれば、十分対応可能。深入りせず、巡回範囲内で処理するのが望ましい。
フェアリーが街道の先を軽く舞い、大きな異常がないことを光で示す。
リナが新しい刃を軽く確認しながら言う。
「新しい武器の調子、試せそうだね。警戒はしつつ、進めよう」
四人は東の街道の魔物状況を把握し、巡回を慎重に開始した。
(続く)




