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異世界転生したら、胸が透けて見える世界だった  作者: M


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エルとフェアリーの絆を深めるエピソード

エルとフェアリーの絆を深めるエピソード

休養日の午後、エルはギルドの図書室で一人、古い記録を調べていた。

フェアリーが彼女の膝の上に留まり、ページを淡い光で照らす。エルが胸に手を当てて魔力を整えながらページを捲ると、フェアリーの光がそれに合わせて優しく脈打った。

しばらくして、エルが小さなため息をつく。

「この残滓の構造、まだ完全にはわかりませんね」

そのとき、フェアリーがエルの胸のすぐ近くまで近づき、光を強くした。エルの体内の魔力が、フェアリーの浄化によってよりクリアになる。すると、記録の一文が急に理解しやすくなった。

「……ありがとう。あなたの光があると、頭の中も整理されます」

エルがそっとフェアリーに語りかけると、フェアリーは小さく光を揺らして応えた。まるで「大丈夫」と言っているかのように。

図書室の静かな時間の中で、二人の絆がまた一つ深まった。

言葉はなくても、魔力の流れと光が、確かな信頼を紡いでいた。

(続く)

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