ギルド会館への帰路
ギルド会館への帰路、少し寄り道をして
森の探索を終えた四人は、草原を抜けて街へ戻る道を歩き始めた。
フェアリーが四人の胸の近くを穏やかに舞い、巡回の成果を静かに照らしている。リナがふと道の脇を見て、提案した。
「ギルドに直行する前に、ちょっと寄り道しない? あの小さな丘の上、景色が良さそう」
セラが少し考える。
「時間はまだありますし、魔力の状態も安定しています。短時間なら問題ないでしょう」
エルが静かに頷いた。
「フェアリーも、特に警戒していません。寄り道しましょう」
四人は街道から少し外れ、低い丘へと上る。丘の上からは、南の草原と遠くの街の城壁が見渡せた。風が心地よく、フェアリーがその風に乗って光を散らす。
「いい眺めだね。報告の前に、少し一息つける」
リナが半透明の胸当てを軽く押さえながら笑う。
短い寄り道は、帰路に小さな安らぎを加えていた。
やがて四人は丘を下り、再びギルド会館への道を歩き始めた。
ギルド会館へ帰る
丘を下りた四人は、フェアリーとともに街へ戻り、ギルド会館へ向かった。
南門をくぐると、夕方の街の活気が聞こえ始める。カウンターでミリアが笑顔で迎えた。白いブラウスの胸元が透け、フェアリーの光に照らされて揺れている。
「お帰りなさい。南の草原の巡回強化、どうでしたか?」
リナが報告する。
「ゴブリンの群れとグラス・ゴーレムに遭遇したけど、適切に対処したよ。ウィンド・ラビットも目撃した。森の探索もして、古い魔法陣の断片を見つけた」
エルが詳細を補足し、フェアリーがミリアの胸の近くをふわりと舞う。
ミリアが嬉しそうに目を細めた。
「希少種の確認と、適切な判断、お疲れ様でした。フェアリーも元気そうですね。報告の確認を兼ねて、魔力を見させてください」
彼女は自分の胸をカウンターに寄せ、俺の手を導いた。
四人の巡回は、無事にギルドへの帰還を迎えていた。
(続く)




