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不思議な魔力結晶
不思議な魔力結晶を発見する
郊外の道を歩いていると、道端の草むらの中で小さな光が瞬いた。
リナが足を止め、しゃがんで草をかき分ける。
「ねえ、これ……結晶?」
そこには、親指大の魔力結晶が落ちていた。これまでの破片とは違い、透明に近く、内側で虹色の光がゆっくりと渦を巻いている。脈動は弱く、しかし非常に綺麗で、不規則さがない。
エルが慎重に手に取り、静かに調べ始めた。
「これは……不思議です。古い残滓ではなく、比較的新しい魔力の結晶のようです。質が非常に安定していて、まるで誰かが意図的に整えたかのよう」
セラが周囲を警戒しながら聞く。
「危険ですか?」
「現時点では低いです。ただ、この安定性は珍しい。自然に生成されたものとは思えない質です」
俺がエルの胸に軽く触れて感知を助けると、彼女が小さく頷いた。
「……はい。この結晶は、魔力の循環を補助する性質を持っているようです。持って帰って、ギルドで調べてもらう価値があります」
リナが興味深そうに結晶を覗き込む。
「綺麗だね。誰かが落としたのかな?」
四人は不思議な魔力結晶を慎重に保管し、探索を続けることにした。
郊外の風景の中で、小さな不思議が静かに見つかった。
(続く)




