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崩壊  作者: 尚文産商堂
2/17

第2話

まずは現状できることから始めることにした。

今は山から降りて、登山口にある警察詰所にいる。

荒らされた跡があちこちにあったから、確実に何かが起きたことだけは間違いがない。

本来であれば2名の警官が詰めており、何かしらの物事に対処するために常駐しているのだが、今はその2人の姿は、死体も含めてどこにもない。

最大の問題は、何が起きたのかの情報がほぼないということだ。

ゾンビにでも襲われたのであれば、ここの詰所ももっと血かなにかで汚れているだろうし、単純に何かの物資をあさったというよりかは、味方も相手もなくただただ暴れているだけという印象を受ける。

「……さて、これが最後の記録か」

誰もいなくなって、鍵もかかっていない部屋内をうろついていると、メモが残されているのに気付いた。

途中までは毎日数行程度の報告だったのが、最後の日、つまり俺が下山して警察詰所に来る3日ほど前の情報には何十行と書かれている。

それもその日の午後4時のものが最後で、以後は全て空白となっていた。

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