考察 ラノベ作家が教える!「あなたの素敵なヒロインが読者に好かれないのはどうしてか?」
あくまで個人的な考察です。
5分で読める分量なので、「ふーん」くらいの感じで軽く流し読みしてもらえればと思います。
作者にとっては自分の理想を描いた大好きで可愛い『俺の嫁』なのですが、
読者にとってはムカつくウザキャラになってしまう場合があります。
ヒロインは主人公の次に登場頻度が高いキャラなので、
読者の不満も溜まりやすいです。
こうなると感想を見る度に焦ります(;´Д`)
では、どうしてそうなるのかを考えてみましょう
キャラクターにプラス要素があっても、マイナス要素が多いと厳しいです。
[リアルの状況]
・容姿をいくら美形にしても読者からのヘイトな感想が集まる。
・主人公や仲間に優しい一面を見せても、なぜか効果が薄い(好意的な反応、評価ポイントなど)。
これはシナリオ上でヒロインの役割を間違えたり、
性格や行動や発言でミスがあるわけですね。
考えられる理由は5つ
①主人公を窮地に陥れたり、何度も足を引っ張る
パターンA……主人公が撤退を主張しているのに、交戦を主張して激戦を強いる。
パターンB……ヒロインのミスで敵に捕まって、救出に苦労させられる。
パターンC……ヒロインの不必要な行動で味方やアイテムを失う。
この3つのパターンを繰り返していると、悪いのは敵ではなく、ヒロインだという因果関係や印象が出てきてしまいます。
[対策]
戦闘が必然なら、別の起因シナリオを作るべきです。
移動が不可なら、別の理由を作るべきです。
不幸フラグはヒロインに立てさせない!
②主人公に対してパワハラを繰り返す。
えっちな主人公に電撃を食らわせるのはOKだと思うのですが、
権力を使って主人公を脅迫したり、正当で無い個人的な趣向の要求(エロ除く)をさせ続けると、
読者の趣味と合わない限り不満が溜まりますよね。
男性読者向けの作品では特に注意すべき点だと思います。
③主人公の噛ませ犬にさせ続けてはいけない
活躍する主人公にはライバルや噛ませ犬が必要です。
格好良さや強さを引き立てるための基本的な手法ですね。
ドラゴンボールのベジータみたいな。鬼滅で言えば玄弥?
しかし、ここでヒロインをライバルや喧嘩相手にすると厳しいことになります。
例えば主人公が領主で、ヒロインもお隣の領主で互いに名声を競ってしまった場合、
たいてい主人公が勝ちますが、ヒロインは負けてしまうからどんどん格好悪くなります。
一騎打ちして負けた後は味方になってサポート役に回る――という一過性の物なら、良く有るパターンで大丈夫のはずです。
[対策]
悪役やライバルをモブで良いから、別に設定しておきましょう。
登場人物に限らず、災害でも良いと思います。
④主人公に暴言を吐く
主人公や主人公の味方に対して「死ね」「人殺し」「キモイ」などのマイナスの言葉を、
怒りの感情で出す。
羞恥心のツンデレで言うご褒美の場合とは違います。
シャニマスの円香さんは軽くサラッと言うのでヘイトは溜まりにくいですし、ストレートなマイナス言葉は少ないです。
⑤主人公と目的や利益が異なる。
主人公が自分達の生き残りを目的としているのに、
ヒロインが人助けを目的としていると
TUEEE展開でない限りは厳しいことになります。
こんな感じでしょうか。思い当たる節があったら、次作では気をつけてみてください。
評価ポイントが劇的に上がるかもしれません。
(今の作品で修正を試みても残念ながら手遅れの可能性が強いです(;´Д`)