既視感の強いシチュは避けろ!
ひとまず、1話を完成させてみた。
タイトル「ウソって顔に書いてある」(仮)
1話「真実にオシオキ」
「ウソと本当は仲良しこよし、たやすく互いが入れ替わる!」
「――なあ、信一」
放課後、悪友の幸太郎は、眼鏡越しの目をぱちくりさせた。
「お前、高二にもなって中二か?」
「決め台詞だ!」
「ムキになるあたり、捨て台詞っぽいな」
「話進めるぞ」
「どうぞどうぞ」
悪友はひょっとこ口で促した。異様に腹立たしい。
俺は咳払いをした。
「幸太郎。だから、お前のさっきの発言はウソだ。すなわち……」
俺はビシッと指を突き付けた。
「1日は48時間じゃない!」
「うぉっ、スゲー」
「だろう?」
「ああ……、スゲー阿呆だ」
「うん?」
首をひねった俺は、問題点に気が付いた。
ニコやかに、怖がらせないような笑顔で、悪友の肩へゆるやかに手を置く。
「幸太郎、今のは例が悪い。――あのな、俺はどんなウソでも分かるんだぞ?」
「おう、だから次の実験するべ? えーっとな、『地球の周りを太陽が回ってる』」
俺は幸太郎の頬を見た。
《ウソ》
「それもウソだ」
「おー、やったな、信一! ついに天文学の神秘を解き明かしたぞ!? すっげ~」
「馬鹿にしてるだろ」
俺が怒りに震えると、幸太郎はへらへら笑いながら手を横に振った。
「いや~、尊敬するぜ~? 今のを中世ヨーロッパで言ったら、確実につるし上げだもんな~」
「元からウソと判明してることを言うんじゃない」
幸太郎を見下ろした俺は、指をポキポキと鳴らした。
「次やったら、少々荒っぽい手段に出るぞ」
「え、ナニその自白強要? てか、そんなワザ使うなら、意味なくね?」
「確かに、腐った男にはコチラの方が手っ取り早かったな」
「あぁ~ん、待って~ン。あちき、暴力ハンタィ~ン」
幸太郎は教室の椅子に座ったまま、ヨヨヨと体をくねらせた。タコ踊りのように気色悪い。
「始末だな」
「イヤン、即断即決オトコらしい! でも出来れば、俺の処分では母性MAXで!」
「なら、素直に応じろ」
「へいへい……。そんじゃま、こないだ部活で起きたことでも話すか」
幸太郎はボリボリ頭をかいた。
「文芸部でよお、部員が顧問からせんべいもらっただろ? あの時、なぜかお前の分が消えたよな?」
「ああ」
「あれ、食ったの俺」
俺は頬を見た。
キレイなざらざら肌だ。
「お前かよ!!」
「え、これウソだよ!?」
「いいや、顔にウソって書いてないからな。マジだ」
「えぇーっ! ナニその判定法!? あ、そうだ、アイツだ! 愛が食った! アイツ食い意地張ってるから!」
《ウソ》
「幸太郎。人のせいにするとは、風上にもおけん奴……」
「ちょっと待って、何言っても怒らねえっつっただろ!」
「え? ああ」
俺はちょっと思案したのち、ポンと手を打った。
「ウソだ」
「ひでぇ!」
とりあえず、せんべいと人を食った泥棒に、軽ーくOSHIOKIをした。
食い物の恨みは恐ろしいのである。
(1話終わり)
ここまでじゃ。
まず……冒頭、ひっでーなw
あと、オチも弱い。せんべいと人ってのは食ったにかけたいんじゃろーが、ちとわかりづらい。
そもそもオチとんのか、これ?
改変させて面白くなるのか、と問われると……。
むしろ、フツーに語ったほーが良さげじゃ。
俺はこの世の誰よりもウソに敏感だ。
うん、一文目はこんぐらいのほーがまだいいじゃろ。
そんで、待たせといた友人と話して、助けに行く。
まだそっちのがフツーに読めるわ。
冒頭、冒頭って、意識しすぎて大暴投になっとるぞw
なんでじゃろーな。
12話「余剰は切れ!!!!!」の方が、荒いけどテンポ良かった。
あっちの方が滅茶苦茶だけど見たい感は強かったな。
んー。
ギリッギリの所で繋がってるぐらいの方が、コメディはいけるのかもしれんのお。
や、言葉を使った冗句とか好きなんじゃが、シチュエーションやキャラも大事じゃしな。
むしろ、言葉抜きで存在だけで笑えるようなキャラとか作りたいしのお。
「こいつなら何かやってくれる。つーかやらかす」
そんなキャラな。
ちょっと改変してみるが、次で駄目じゃとありきたりの烙印を押してしまうのお。
既視感の強いシチュは避けろ!
とくに現実はな、ライバルが多いんじゃ。
異能積むなら、オンリーワンじゃよなー。
ウソを見抜くバカ正直、キャラとしてはおいしいがな。
今のままじゃと、ビビビッとこない。
一旦しきりなおす。
以下次回!




