表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ふれあい  作者: 日寝月歩
67/68

ふれあい

「お兄ちゃん、朝だよ? おきて?」

 耳元から可愛らしい声が聞こえると思ったら妹だった。

「ん。おはよ、初火」

 挨拶をする。昨晩は何かしら懐かしい夢を見た気がする。……何だったっけな?

「おはよ。お兄ちゃん、早く朝ごはん食べに行こ!」

「あぁ、行こうか」


 初火の後ろに付いて洗面所へ行き、顔を洗い歯を磨き、リビングへ。

「おはようございます。陽火さま、初火さま」

「おはようございます、かなみさん」

「おはよーございます、かなみさん」

 イスに座り、かなみさんが作ってくれた朝ごはんを食べる。

 いつも通り、何も変わらない一日の始まり。今日から、また頑張ろうと思った。


「ぼく、日直だから先に出るね」

 制服に着替え、部屋の初火に声をかける。

「ちょっと待って! もう出られるから、一緒に行く!」

 あれ? ちょっと前に一緒に登校するの嫌って言ってなかったっけ?

 まぁ、いいや。心境の変化ってことで。


 玄関でゆっくりとスニーカーを履きながら待っていると、初火がトテテとやって来た。

「お待たせー。じゃあ行こっか」

 ローファーを素早く履いた初火が笑顔で振り返った。

「うん。じゃあ行ってきます、かなみさん」

 ぼくが言うと、

「行ってきまーす 」

 と、初火も。

「行ってらっしゃいませ。二人ともお気をつけて」


 玄関を出て、初火と二人で門をくぐる。触れ合った手をぼくらはどちらともなく絡め、握る。

 

 空は雲ひとつなく、ただただ青く澄んでいた。


 次話のエピローグを以て「ふれあい」は終わりとなります。

 どうぞ、最後までお付き合いください。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ