#161 リザル族
西の楼門から嬢ちゃんずの投げる爆裂球が炸裂する音が連続して聞える。
姉貴の作った光球が荒地を照らしているようだが、生憎と此方からは敵の姿が見えない。
俺達が立っている広場の上にも2つの光球が浮んでいる。焚火の光よりは遥かに光量があるが、それでも夕暮れの明るさだ。
「アキト、櫓のお嬢ちゃん連中の爆裂球を投げる距離は半端じゃないぞ。200Dを遥かに越えている。」
驚いた表情で俺に詰め寄ったレックスさんが呟いた。
「これを使って投げてるんですよ。」
腰から投石具の紐を解いて爆裂球をセットするとぐるぐる廻して柵を越えて爆裂球を投擲する。
ドオォンっと離れた場所から炸裂音が届いた。
「300D以上飛ばせます。獣の襲来では結構役立ちます。」
「距離100。門の前に広く分散しました。」
ディーの告げる状況を聞いて、姉貴が【メルダム】を柵越しに放つ。
近距離で炸裂した【メルダム】の炎の熱がここまで伝わってきた。
櫓の上ではサーシャちゃんがキャーって悲鳴を上げてるけど…大丈夫だよな。
そして、ドドオォンっと鈍い音と共に門の扉が揺れた。
一応、板を上中下の3箇所で補強した扉ではあるのだが、獣の突撃を何処まで食い止められるか疑問がある。閂は太い丸太だが、先ほどの一撃で少し緩み始めた。
「柵の外側の個体数213。西北からの150個体合流まであと40秒。」
ディーの告げる声を聞くと、素早くレックスさんに駆け寄る。
「150程減らした。外には350程集まっている。」
そう告げると、長剣を引抜き地面に突き刺すようにして片手で持つと、俺に力強く頷いた。
「【アクセラ】!」と姉貴の声が広場に木霊すると、俺達の身体機能が2割上昇する。
「ありがたい。魔道師というより賢者並みの魔法を使うのだな。だが、これで何とかなるだろう」
そう言ってレックスさんは仲間に状況を素早く伝えている。
背中のグルカを抜くと左手に持つ。そして、ジッと門を睨んだ。
嬢ちゃんずが爆裂球を一斉に投擲する。その後に姉貴が【メルト】を放つ。
くぐもった炸裂音が響き渡る中、門に獣が体当たりを繰り返す。
扉が砕けるのは時間の問題になってきた。
再度姉貴が【メルダム】を放つ。
その熱気が俺達に伝わった時、ついに扉の板張りがガシャンっと言う音を立てて吹き飛んだ。
怒涛のように獣達が壊れた門の隙間時からなだれ込んで来る。
ディーが大剣とブーメランを独楽のように廻しながら獣達の突進を切り捨てる。ディーの周りにはたちまち獣達の屍骸で埋め尽くされた。
ディーを避けるようにして周りこむ獣をグルカで一閃して倒す。カラメルの長老から貰ったグルカは軽くそして切れ味も半端ではない。
姉貴も薙刀を風車のように廻しながら周りこんでくる獣を倒している。偶に後続のレックスさんの方に数匹が辿りつくが、「まだまだ!」と声が聞えてくるところを見ると、何とか倒しているようだ。その後には村人がいるから、レックスさん達の防御線を突破して欲しくない。
ドオォン…と大きな音を立てて大型の獣が扉に体当たりをしてきた。太い閂が曲ってきている。
ディーはブーメランを獣の1匹に叩きつけると、右腕を門に伸ばして構える。
櫓からサーシャちゃんが俺達に大きいのが沢山って事を身振りで説明してる。
姉貴が獣の僅かな隙をついて、柵の向こうに【メルト】がいっぱいを放つが、はたして大型獣にどれ位の効果があるんだか…。
嬢ちゃんずが爆裂ボルトを放っている。小さな炸裂音が柵の近くで聞えてきた。
「柵の外に230。」
ディーが告げたと同時に扉が吹き飛んだ。
その中心にディーはレールガンを発射する。甲高い音が周囲に木霊すると、獣の集団に直径4m程の穴が開いた。
ディーがイオンクラフトで浮ぶと門の手前で10m程の距離を横に移動しながら体を高速回転する。両手の得物を腕いっぱいに伸ばしているから数mの丸鋸が門の傍で回転しているように見える。
それでも、ディーの僅かな隙をついて獣が殺到してくる。
俺と姉貴、そして後段のレックスさん達が懸命に剣を振るうが数匹は通りの障壁までたどり着いたようだ。それを村人が数人掛かりで撃退しているようだ。
そして、何時果てるのか分からない獣の襲来が突然途絶えた。
「急速に退いていきます。西に逃走中の個体93。」
ほっと一息ついた。
急いで、門の扉を修理する。これは、櫓の上で嬢ちゃんずが監視しながらの作業だ。
材料は建設中の民家を壊しながら手に入れたけど、それは村人達が行なっている。
俺はレックスさんの仲間と共に獣の交換部位を集め始める。ここでも、参加者全員の均等割りだそうだ。もちろん槍持って集まった村人も含まれる。
「アキト…。あの娘さんなんだが。」
「ちょっと変わってますが、俺達の仲間です。大森林から連れてきました。」
「それでか。深部には色んな種族がいると聞いた事がある。しかし、あの大剣を軽々と振り廻すのには恐れ入った。赤1つは確かに間違いだろう。王都のギルドで正確な値を調べて貰え。赤1つで獣を100匹以上は誰もが信じないし、誤解の元だ。」
レックスさんが聞いた大森林の噂はかなり誇張されているようだが、納得してくれたならそれでいい。
最後に獣を一箇所に集めて、もう一度ディーに周囲の状況を確認して貰う。
「周囲1kmに個体反応はありません。」
「朝まで周囲の探知を継続。500m以内に入ってきた個体があれば報告してくれ。」
俺の指示に軽く頭を下げると、獣の屍骸を集める作業に戻っていった。
櫓の傍に歩いていくと嬢ちゃんずに下りてくるように下から声を掛ける。
ミーアちゃんが了解したと手を振ると、3人で梯子を下ろし始める。
門の扉の修理が終ると、通りに積み上げた邪魔物の一部を退かして、おばさん達が夜食を運んできてくれた。
血に塗れた手を洗う水まで用意してくれている。
早速、櫓から下りてきた嬢ちゃんずが手を洗って黒パンサンドとお茶のカップを受取っている。そして焚火の傍に用意してもらった板を腰掛代わりに座り込み、もしゃもしゃと食べ始めた。
俺達も早速頂く事にする。
星空の下、焚火を囲んで食べる食事は美味しいと思う。血が染み込んだ広場ではあるが、焚火で燃える木の匂いがそれを打ち消してくれる。
食事を終えると、大半は横になった。寝るときには寝る。これもハンターの仕事だと誰かが言っていたように思える。
起きているのは、俺と姉貴とディー、それにレックスさんだ。
ディーはジッと門を睨んで立っているように見えるけど、周囲1Kmの動体を監視しているのだ。
「あの娘さんは疲れないのか?」
「疲れたと言った事はありません。ところで、用ってなんですか?」
「あぁ、ちょっと獣の検分をしようと思ってな。誘った訳だ。」
そういう事ならと俺と姉貴は腰を上げてレックスさんの後を付いて行った。
広場になだれ込んだ獣の屍骸が2m程の高さに積まれている。屍骸の山からはまだ血が流れているので、山積みされた屍骸の周囲を浅く掘ってある。
その屍骸をレックスさんが棒で突付いた。
「これは何処にでもいるガトルだ。次は、ガリエムだな。そしてこれは…グライザムじゃないか。小型ではあるが間違いない。これは…。」
その獣は初めて見る。何というかサイの姿に一番近い。頭から大きな鈍角の角が顔の前まで突き出している。大きさはイネガル程度だが首はあるのだろうかと思うほど体と頭の境が無い。胴から直接頭が出ているように思える。
そして、短く太い足が印象的だ。体は剛毛に覆われているが、俺はこいつを倒した覚えが無いぞ。姉貴を見ると俺の視線に気付いて首を振っている。
横腹を大きく抉られている。ディーの大剣で切り裂かれたようだ。
「ドーチンという獣だ。あと1回り程大きくなるが、この国では見かけん獣だ。こいつは隣国カナトール王国の草原に暮らしてる。普段は大人しいが、暴れだすと民家位なら突撃で吹き飛ばすぞ。こいつが扉を破ったに違いない。」
ドーチンを突付きながら俺達に説明してくれた。
「こいつは、カナビ族だ。人族には入るが俺達と意思を通じ合える相手ではない。見つけ次第どちらかが死ぬまで戦う事になる。知能があるから棍棒程度の武器を持っているが、かなり強いぞ。」
「そして、これは…。やはりいたか。リザル族だ。」
リザル族はトカゲが立って歩く姿をしていると言っていたが、確かに人間に酷似している。だが顔はトカゲだ。そして、革の衣服を着ていた。
「こいつ等は信仰心があるようだ。何時もこれを持っている。」
そう言ってリザル族の首を探ると何かの文字を刻印した金属片を取り出した。
その金属片をじっと見る。裏表の区別は分からないが、その記号には見覚えがある。それは梵字だ。なんという仏をあらわしているかは分からないが、リザル族は仏教の教えを受けているのかも知れない。
更に1体リザル族が見つかった。やはり同じような金属片を身につけていた。2つの金属片を回収すると、焚火に戻ってジッと朝を待つ事にした。
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何時の間にか寝てしまったようだ。ミーアちゃんに揺り動かされて目が覚めた。
日が昇ってだいぶ経っているようで、顔の片面が日に焼けてほてっている。
「はい。」ってサーシャちゃんが朝食の黒パンサンドを渡してくれた。お腹はあまり減っていないけど、取り合えずむしゃむしゃ食べてお茶で喉を潤す。
西門をレックスさん達に任せて、ギルドで状況を聞く事にした。
吊り橋を渡って、ギルドの扉を開けるとガルディさん達がテーブルにいた。早速昨夜の状況を聞く。
「アキト達が言っていた通り、東門に獣の群れが来た。殆どがガトルだったし、西門からハンターを廻して貰ったからどうにか撃退したが、西の方は大変だったようだな。」
「レックスさん達のお蔭で何とかなりました。やはりカナビとリザルが混じってましたよ。」
「今夜もよろしく頼む。宿はギルドの向かい側だから今の内に休んでくれ。」
「実は、相談したいことがありまして…。」
「俺に相談等無用だと思うが、今の状況ではギルドレベルの高い者の意見が優先する。」
「そうですが、ここは先任の意見が聞きたいと言う事でお願いします。…リザルは温厚な種族だと聞いています。それが何故獣達と一緒に襲撃してきたかを確認したいと思いまして、夕刻まで俺と姉貴そしてディーは村を離れたいと思っています。」
「まて、何故に我を連れて行かぬ。リザルの村には一度尋ねた事もある。適任じゃと思うがの。」
アルトさんが異議を唱えた。
「確かにアルトさんの方が適任かもね。私がサーシャちゃん達の面倒を見てるから、3人で行ってらっしゃい。それと、これを部族の人に渡してあげて。」
姉貴が4枚の金属片を俺に手渡した。例の首に掛けてあったやつだ。
「しかし3人で大丈夫なのか。こんな御嬢ちゃんを連れて行くのは反対だぞ。」
ガルディさんが俺に食って掛かった。
「我はアルト。剣姫と呼ばれる者じゃが…役不足にみえるか?」
一瞬に、アルトさんが大人の姿に変化した。その声にアルトさんを見た連中が驚きの声を上げる。
「剣姫様でしたか…。ご無礼をしました。姫様の武勇は聞き及んでおります。それならば昨夜の襲撃も難なく退けられたでしょう。」
「あれは、こいつ等のお蔭じゃ。ではミズキよ。後はよろしくな。」
そう言うと再び元の姿に戻った。
アルトさんを連れてディーの所に戻る。急いで周辺状況を確認すると動体探知範囲には何もいないとの事だ。
直ぐにレックスさんに理由を説明して門を開けてもらう。
「リザル族は別名森の民だ。北の森を目指していけば案外早く見つかるだろう。だが、気を付けて行けよ。リザルの戦士は黒5つを簡単に倒す事があると聞いている。」
レックスさんの忠告に感謝して、俺達は一路北に向かって走る。
直ぐにアルトさんが遅れだしたので、ディーが抱っこして走り始めた。
沢伝いに北の森を抜けると、ディーの動体探知を使って西に向いながらリザル族を探す。
そして、1時間を過ぎた頃、突然ディーが立止まった。
「探知しました。西南西に950m。個体数300。ランダムな動きがあります。」
アルトさんと自分に【アクセル】を掛ける。不足の事態にはならないだろうが、万が一の為だ。
「ディー。もし、全面戦闘になった場合は、気化爆弾を許可する。但し、アルトさんを俺が遠くに運んでからだ。」
「了解しました。ミズキ様からも使用許可を頂いています。」
いったい何時の間に許可したんだか…。それでも、姉貴はそれすら考えていたと言う事なのか。
ゆっくりとリザル族に近づく。
距離は500mを切っているが、まだ発見された兆候は無い。
「前方3mに罠があります。地面すれすれにロープがありますから注意してください。」
ディーの探知は動体だけでは無さそうだ。付近の景色を高速でスキャンして比較しながら罠を探しているのだろう。
「前方5mに落とし穴があります。回避します。」
ディーがそう言って右に進路を変える。
「アルトさんは良くリザルの集落に辿りついたね。」
「こんな仕掛けは無かったぞ。普通の集落と変わらなかった。」
集落の姿が見えてきた。残り200mを切っている。
50m程の広場を中心に簡単な竪穴式住居が並んでいるのが見えた。広場には、獣の皮が数枚干されている。
どうやら、俺達は集落の裏手から来てしまったようだ。広場の外れには森に向う小道があり、リザルの戦士が数人そこで番をしている。
さて、どうしようかと悩んでいると、「おーーい!!」と大声でアルトさんが集落に呼びかけた。
声を聞きつけた戦士が此方に走ってくる。竪穴式住居からも戦士達が溢れ出した。
どうしようって悩む俺を尻目にアルトさんとディーがズンズンと集落に進んでいく。慌てて俺は後を追った。
集落の広場に俺達は進んでいく。リザルの戦士達は石槍で俺達を牽制するように取り囲んでいる。
「長老はおるか。アルトが来た。と伝えよ!」
いきなり声高らかに戦士に伝える。
「我は、モスレムの剣姫なるぞ!」
再度大きな声で叫ぶように伝える。
すると、俺達を取り囲んだ戦士の一箇所が左右に開き、明らかに高齢だと分かるトカゲの顔をした人物が俺達に近づいてきた。
「確かに、剣姫様じゃ。久しいのう…遠路ご苦労様じゃ。先ずは此方に参られよ。」
俺達は長老と思しき人物の後に続いて、一際大きな竪穴式住居に入る事になった。
住居の中は10人以上が入れる位大きかった。真中に切ってある炉を挟んで長老?の対面に着座する。そして入口側に数名の戦士が着座した。
顔は性別不明だが衣服に少し差があるようだ。革の上下はたぶん男だろう。そして革のワンピース姿は女性とあたりを付ける。
女性が数人やってきて俺達の前にお茶を置いた。
「先ずは、喉を潤したらよかろう。良くも裏手から来れたものじゃ。罠が数段に渡って張っておるというのに…。」
ディーがお茶を飲む。
「アルカロイド等の毒物反応ありません。」
「毒見を連れてきたのか。それもこのような時じゃ仕方あるまい。」
ディーの告げた毒と言う言葉に反応した長老が言った。
「おおよそ我等が来た理由は察しておると思うが…。」
「まさか剣姫様が直々に来られるとは思わなんだ。近々には高レベルのハンターが来るとは思うておったがの。」
アルトさんと、長老の会話は確信に中々触れないけど、大丈夫なんだろうか。
「ところで、だいぶ集落を移したのう。」
「2月程前に移りましたのじゃ。前の集落はカナトール軍に焼き討ちされましての…。」
「道理で戦士が少ないと思っておったわ。…戦士と言えば、アキト。例の物を長老にお返しするのじゃ。」
俺はバッグから4枚の金属片を長老に差し出した。
金属片は戦士の1人が進み出ると俺の手から長老に渡された。
「彼らは勇敢でしたか?」
金属片を1つ1ついとおしむように撫でながら長老が呟く。
「リザルの戦士は全て勇敢、臆病者はおらん。じゃが…戦って良いものと悪いものを見極める目がこの者達には足りなかった。」
「剣姫様と対峙出来たのならこの者達も本望でしょう。」
「いや、この者達を誅したのは、先に茶の毒見をした娘じゃ。名をディー、ギルドレベルは赤1つじゃ。」
アルトさんの話に戦士達が武器を握る。自分達の誇りを傷つけられたと思ったに違いない。
「じゃが、誇れるであろう…。レグナスを一撃で倒した娘に槍を真直ぐに向けたのじゃからな。」
リザル族の全員が一瞬身を乗り出した。
「長老には世話になった。これはその時の礼じゃ。」
アルトさんは腰のバッグに入っている袋から、牙を1本取り出した。それを戦士に放ると、戦士が慌てて長老に手渡した。
「若い時分に、大森林に行った事がある。随分と昔の話で、彼らよりも血気盛んであった。」そう言って入口にいる4人の戦士を眺めた。
「大森林の遥か南に2つの山があった。そこでワシは生まれて初めて恐怖と言うものを知った。暴君を一目見て逃げ帰ったよ。…正しくこの牙じゃ。何者をも噛み砕くこの牙の密集した奴の大口にワシは慄いた。そして、2度と集落の外に出ることは無かったのじゃ。」
長老は牙を撫でながら小さく呟いた。
「我がここにいるのは、戦士の形見を返す為、そして、かつての礼を返す為、更にもう1つ、何故に村を襲う。孤高の種族たるリザル族とは思えん。その理由が知りたい。」
「村を襲うなとは言わないでしょうな。暴君を倒せるものがいるのでは戦士が何人行っても同じ事。…我が種族は、他の種族とは事を構えない事もご存知のはず。しかし今回だけは、従わざる得ないのです。我が種族の子供達をカナトール軍に捕らえられました。従わねば殺すと…。」
長老は顔を伏せた。
「長老…我等を雇わぬか?」
長老と同じように顔を伏せていた戦士が顔を上げた。
「何と申されました。」
「我等を雇えと言ったのじゃ。我は降嫁したゆえ、今はモスレムの姫ではない。じゃが、このアキトもレグナスを倒しておる。更に、今は村に滞在しておる仲間3人もそれなりの力を持っておるぞ。我が姪でさえ昼日中にラッピナを狩れる程じゃ。」
ラッピナ狩りって自慢になるのかな?確かに俺には無理だけど…。
何かおかしな話の流れになってきたぞ。
場合によっては軍隊を相手に戦う事になるような気配が濃厚だ。