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#142 マケトマムが呼んでいる

 

 アクトラス山脈の山々は頂き付近を白く染めているけど、山肌の茶色が見えてきたし、裾野に広がる森や林は緑が濃くなってきた。

 村人の農作業も一段落したらしく、マケリスさん達が村人を集めて山荘の石の擁壁作りを始めたようだ。

 スロット達が工事を管理しているから、今年中には山荘が全て完成するだろう。

 御后様の要望で、山荘の右側に小さな石造りの家を作ることになったと言っていたから、やはり御后様はここに引退して暮す事を、本気で考えているようだ。


 そんな事を考えながらギルドに向う。

 朝から嬢ちゃんずは出かけていったけど、帰ってこないところをみると適当な依頼を見つけたようだ。面白そうな依頼があればいいんだけどね。

 ちょっと期待しながらギルドの扉を開ける。

 シャロンさんに何時ものように片手を上げて挨拶し、すたすたと依頼掲示板の所に歩いて行った。

 そこでは、何人かの俺より歳下のハンター達が、掲示板の半分程に貼られた依頼書を真剣な眼差しで見ている。

 ここは、邪魔をしないほうがいいだろうと、シャロンさんの所へ行って狩場の状況を聞くことにした。


 「ハンターがだいぶ増えてきましたね。」

 「えぇ、ガトルの群れがいなくなったので畑の害獣が増えたようですね。アルトさん達も先ほどラッピナ狩りに出かけましたよ。」

 

 やはり、ガトルといえども全て狩りつくすのはちょっとまずかった。食物連鎖はバカにはできないという事だろう。

 とはいえ、初心者ハンターに危険が少なくなった事は確かだ。今掲示板の依頼書を確認しているハンター達は、そのへんの情報をいち早く聞きつけて集まってきたのだろう。


 「今日は!」と背中から声を掛けられた。聞きなれた声に振り向くと、キャサリンさんと、ルクセムくんがいた。

 キャサリンさんが依頼書をシャロンさんに手渡す。

 「アルトさん達なら納得なんだけど、姉さん達がこの依頼を達成できるとは思わなかったわ。」

 シャロンさんがそう言いながら依頼書の完了サインを見て、キャサリンさんに報酬を手渡している。

 嬢ちゃんずには簡単で他の人には難しい…って、ラッピナ狩り?

 

 「お茶でもどうですか?アキトさんも関係者ですからご馳走しますよ。」

 キャサリンさんの言葉に、ありがとうと応えて彼女達の狩りの成果を聞くことにした。

 テーブル席に着くと、ルクセムくんがお茶を運んで、キャサリンさんの隣に座る。


 「ひょっとして、ラッピナを狩ったとか?」

 「そうです。ラッピナ3匹の依頼でしたので、今夜にでも罠を仕掛けようとしたんですけど…ルクセムくんが面白いことを言い出したんです。」

 そして、さぁ話してごらん。とルクセムくんに顔を向けた。


 「ミーアちゃんから聞いたんです。ラッピナの上を飛ぶようにブーメランを投げると、ラッピナは動かなくなるって。それで、このブーメランをラッピナ目掛けて飛ばした後で動かなくなったラッピナをキャサリンさんが【シュトロー】で仕留めたんです。」

 「最初は半信半疑だったんです。でも、ミーアちゃんは嘘をつかない娘ですから、一度やってみようという事でやったんですが…何故かラッピナはブーメランを飛ばすと固まった様に動かなくなりました。あれなら、私でもわけなく狩る事ができます。」


 ふ~む。野兎狩りでそんな話を聞いた事がある。

 野兎の上に何かを投げると、鷹か鷲と勘違いしてその場にうずくまるって話だけど、それと同じなんだろう。ブーメランの飛び方と風切り音がラッピナには猛禽類におもえるんだと思う。あれ? 俺はルクセムくんにブーメランを渡してないけど…誰のだろう。

 

 「このブーメランですが、アルトさんから戴きました。大きいのを持っているから、これをやるって。」

 「小さなブーメランはアルトさん達の練習用に作ったものだ。アルトさんから貰ったのであれば問題ない。しかし、それを使うとラッピナが狩れるとなれば欲しがるハンターも出てくるかもしれないね。」

 「私は、最初信じられませんでした。投げたものが戻ってくるなんて…どういう魔道具なんですか?」

 「これは、魔道具ではないんです。この翼を良くみてください。下が平らで、上が少し膨らんでいるでしょう。この作りと後はこの世界に昼と夜があることに関係してるらしいんですが、そのへんは勘弁してください。俺にも理解できないところがあります。でも、この断面を持つブーメランを投げると戻ってくるのは、経験で解っているんです。木を削れば簡単に出来るから、ルクセムくんも作ってみるといい。それと、これを投げる時注意点を知っているよね。」

 「戻ってきたブーメランを手で掴もうとしないこと。と注意されました。」

 「それだけは、守って欲しい。ブーメランは回転している。無理に掴もうとすれば、指なんか骨折するかもしれない。落ちてから拾う事。それだけ守れれば安心して狩りに使えるだろう。」


 「でも、昼にラッピナ狩りが、私達にも出来るなんて嬉しい限りです。アルトさん達みたいに数はこなせませんが、それでも罠を使うより効果的です。」

 そう言うと2人で俺に頭を下げる。

 余程嬉しかったようだけど、ブーメランをあげたのはアルトさんだし、ブーメランを使うとラッピナが動かなくなる事を教えたのはミーアちゃんだから、お礼のスジが違うような気がする。

 

 それでは、と2人がギルドを去って行ったので、掲示板の方を見ると、ハンター達はもういない。

 改めて依頼書を眺めてみる。

 やはり、採取系が多い。ラッピナとレイム狩りがあるのは畑の害獣駆除だろう。だが依頼切れ寸前のものが無い限り、これらは初心者に残しておくべきだ。

 

 「どれもアキト向きでは無いな。ちょっと来い。」

 突然の声に驚いたけれど、後を振り返るとセリウスさんが立っていた。

 再度テーブル席に座るとセリウスさんの用向きを尋ねる。


 「マケトマムに行って欲しい。泉の森に獣が溢れ出した。魔物は確認出来ていないから原因は別にあるのだろうが、赤レベルには手強い獣らしい。」

 「泉の森といえばクルキュルがいましたが、その他にもいたんでしょうか?」

 「東の荒地から来たのだろう。あの先は岩砂漠が広がり遊牧民が集落を作っているだけのはずだが…。」

 「たぶん行く事になると思いますが、皆の意見を聞いてみます。」

 

 マケトマムは半年位世話になった場所だ。そして初心者の俺達の面倒を見てくれた場所だ。

 急いで家に帰ると、姉貴にセリウスさんの話を告げた。


 「私は行くべきだと思う。思い入れもあるし、サニーさんやマチルダさんにも会えるしね。」

 「気になるのは、獣の種類が分からない。泉の森で注意するのはクルキュルだけだったはず。それ以外の獣が東から流れてきてるみたいなんだ。」

 

 昼を過ぎた頃に嬢ちゃんずが帰ってきた。

 早速マケトマムの話をしてみる。

 「我等は問題無いぞ。ラッピナ狩りは飽きたのじゃ。たまには大型の獣を狩ってみたいと思っておったところじゃ。」

 ミーアちゃんとサーシャちゃんもうんうんと頷いている。

 全員の賛同が得られた事から、俺達の準備が始まる。

 明日は、レイトさんが村に来るから、馬車に乗せてもらえるかも知れない。

 

 嬢ちゃんずは早速、雑貨屋に出掛けて食料の準備だ。

 俺と姉貴は、装備の確認を始める。ディーにも少し荷物を持ってもらおうと、ディーのベルトの腰にバッグを取付ける。容積3倍の魔法の袋に野宿の用具を入れて、余裕分には爆裂球を5個入れておいた。長剣の吊り具は俺達の装備ベルトのようにサスペンダーが付いているので、防水されたマントを丸めて横にスリングで固定しておく。

 

 俺と姉貴は何時も通りだけど、ザックは家に置いておく。魔法の袋にショットガンとkar98を入れて、別の袋には調理用具を一式纏めて入れる。これを俺の装備ベルトのバッグに入れ、ポンチョをその上に丸めてスリングで固定すれば俺の方はOKだ。

 姉貴も何時もの装備だが、姉貴のバッグには携帯食料が詰め込まれる。

 嬢ちゃんずのバッグはあまり期待しない。たぶんお菓子が一杯入る事になるとは思うけどね。

 嬢ちゃんずが帰ったのを見計らって、姉貴がボルトの予備を渡している。10本はケースに入れて腰に付けるけど、更に20本近くを予備として渡しているようだ。その上に先端に爆裂球を取付けられるボルトも数本渡している。爆裂球は各自に3個ずつ渡してるけど、意外とバッグに沢山入っているような気がするぞ。


 次の日、朝食を終えて装備を整えギルドに出かけようとしたところ、誰かが扉を叩く音がする。

 ミーアちゃんがそっと扉を開けると、旅支度の御后様が立っていた。

 

 「間に合ったようじゃな。我も同行するぞ。さて、婿殿、出かけようぞ。」

 誰だ。御后様を誘ったのは…。ワンマン・アーミーの御后様が同行してくれるのは有難いけど、ほいほいと俺達に同行して拙くないのだろうか。

 国政はトリスタンさん達がしているとはいえ、仮にも現在の御后様だ。王宮を不在にしても大丈夫なんだろうか?


 「有難いお言葉ですが、御后様が我等と同行して、もし何かあれば国の損失になりませんか?」

 遠まわしに断わってみた。

 「婿殿が心配せずとも、トリスタンと国王がいれば大丈夫じゃ。現に我が長らく王宮の一室で臥せっていても何ら問題は無かった。リハビリに丁度良いではないか。」

 そう言うとサーシャちゃんとミーアちゃんの手を引いて出かけて行く。

 慌てて、俺達も後を追いかけた。


 ギルドに寄ると、早速手続きを行なう。ついでにレベルの確認だ。

 「マケトマムに行くんですね。連絡しときます。…それでは、1人ずつこの水晶球に手をかざして下さいね。」


 シャロンさんが手際よく俺達の手続きを行い、レベルの確認をしてくれた。

 レベルは少し上がっていた。大森林に行ったし、雷鳥も倒したし、そんなんで上がったんじゃないかと思う。

 

 銀4つ。これはアルトさんだ。何と御后様もそうだった。

 銀1つ。これは俺と姉貴だ。

 黒5つ。何とミーアちゃんだ。

 赤9つ。サーシャちゃんだが、1年ちょっとでよくもまぁ、と言いたいところだ。

 赤1つ。不思議な事に、ディーのレベルは変化しない。


 「ほう…。だいぶ上がったな。虹色真珠に銀では、文句をいうハンターはいないじゃろう。サーシャも直ぐに黒じゃな。頑張るのじゃぞ。」

 俺としては、御后様とアルトさんが同じレベルなのが不思議に思えるぞ。それにディーはどうして、赤1つなんだろう。雷鳥とガトルの群れを考えれば赤5つ以上に上がっていても不思議ではない。


 「ディーさんには水晶球が反応しません。姉からとんでもなく強いって聞いていたんですが…。」

 「この水晶球では無理じゃろう。王都に行く機会があればその時ギルドで頼むがいい。別の鑑定方法があるはずじゃ。じゃが、問題は無かろう。実力は我に匹敵する。婿殿がチームとして依頼を受ければよいのじゃ。」


 首をかしげながら水晶球を見ていたシャロンさんと俺に、御后様が告げた。

 まぁ、確かに困る事は無い。何時も俺達と一緒だから、ディーが1人で依頼をこなすことはありえない。

 なら、レベルは問題にならないはずだ。俺達だってあまりレベルなんて意識してないしね。


 そんなところに、レイトさんがやってきた。

 麓の村まで乗せて欲しいってお願いすると快く引き受けてくれた。でも1人10Lを要求するところは商人なんだよな。

 それでも、その日の夜にはサナトラムの町に着くことが出来た。

 ギルドで通過の手続きを済ませて、宿に一泊する。

 

 サナトラムの町から東に向う荷馬車は生憎と見つからなかった。

 次の日は、宿でお弁当を作ってもらい、早朝に町を出る。

 街道の石畳を歩くのはひさしぶりだが、疲れる事も確かだ。休憩をこまめに取りながら東へと歩いて行く。

 昼食は街道沿いの休憩所で取る。

 休憩所近くの藪から薪を集め、お茶を沸かして黒パンサンドを齧る。

 休憩時間を利用して、嬢ちゃんず達の杖を近くの林から切り出した。

 俺は、採取鎌があるし、姉貴は薙刀があるから杖は要らない。ディーは必要ありませんって言ってるけど、背中の長剣とゴツイ弓がいかにも重そうなので、持ってるだけでいいからと無理やり押し付けた。御后様は、旅に杖は付き物じゃ。なんていいながら俺から杖を受取った。

 

 コツコツと石畳を杖で叩く音を響かせながら、最初の野宿箇所に着いた。

 馬車数台が停車出来るほどの広場が林に取り囲まれている。

 早速薪を拾うと、焚火を始める。杖を3本使って鍋を吊るし夕食のスープを作る。

 ミーアちゃんはバッグから大きな水筒を取り出すと、ポットに入れて焚火の傍においた。

 姉貴とディーでポンチョを使って簡易テントを作っている。ちょっと小さいけど夜露は凌げそうだ。

 夕食は、何時もの野菜たくさんのスープと炙った黒パンだ。

 一日中歩いていたからお腹も空いている。たくさん食べて早めの就寝となる。焚火の番はディーが夜通し、そして姉貴とサーシャちゃんだ。

 3時間程で俺とアルトさんが替わり、最後は御后様とミーアちゃんになる。ディーが動体探知をずっとしてくれるそうだから、焚火の傍で居眠りしてても問題は無い。

 

 次の日も前日同様に街道を歩いて行く。

 街道の周囲には畑は無いが少し離れて段々畑が街道の両側に広がっている。たまに集落を見かけるが、何れ村に発展していくのかも知れない。

 夕方近くに、街道の休憩所に入りまた野宿をする。


 町を出て3日目の昼近くに、街道から左右に道が分かれている場所に来た。左に行けばマケトマム。右に行けば海辺の漁村ラザドムがある。

 俺達は左の小道を歩いて行く。今度は少し上り坂になっているから、結構キツイ。

 それでも、定期的に植えられた数本の立木で休憩しながら歩いて行く。


 そして、だいぶ日も傾いてきた頃にマケトマムの村が見えてきた。

 小道は村の西で西門に続く道が分岐している。このまま進むと西の森に行ってしまう。

 小道を右に曲がり、マケトマムの西門をくぐった。


 早速、ギルドに行って到着の報告をする。

 全員のカードを受取り受付のお姉さんに手渡した。

 「え~と、ネウサナトラムのチーム【ヨイマチ】の一行ですね。アキトさん。ミズキさん。ミーアさん…?。」 

 カードから顔を上げると俺達をまじまじとおねえさんが見つめる。

 「アキトさん達でしたか。おひさしぶりですね。歓迎します。…いま、泉の森が大変なんです。」

 「それを聞いて来たんだ。力になれるかどうか判らないけどね。」

 

 「そんな事は無いだろう。良く来たな。」

 後からの声に振り返ると、グレイさんとマチルダさんが立っていた。

 「後は私が手続きしておくから、アキトは状況を聞いて。」

 姉貴の言葉で、俺とディーはグレイさん達とギルドの広間の端にあるテーブルに移動した。

 グレイさんがギルドのお姉さんに片手を上げてお茶を注文する。

 

 「ひさしぶりだな。元気で何よりだ。もう1年以上になるか…ところでレベルは幾つだ。」

 俺が銀1つだと応えると、2人とも驚いたようだ。

 「何をしたら、そんなに上がるかは別に聞くとしてだ。何処まで知っている?」

 「セリウスさんから、泉の森に獣が溢れ出したと聞きました。魔物はいないということも聞いています。」

 

 「そうか、お前も知っている通り、泉の森には大型の獣はクルキュルだけだった。初心者用のいい狩場だったのだが、鎧ガトルやスカルタ、この前はカルートまでもが出没するようになった。特にスカルタは村人を数回襲っている。おかげで東の畑はまだ耕作もされていない。」

 「今、どの位のハンターがきてるんですか?」

 「黒5つ前後のハンターが10人程だ。俺達とカンザス達、それにサラミスが黒になった。後の5人は他の町から来たハンターだ。」

 「どんな形で進めればいいでしょうか?」

 「片っ端からだ。とにかく数が多すぎる。原因なんて調べられる状況じゃない。明日から出られるか?」

 「大丈夫です。」

 

 「ところで、大勢で来たみたいだけど、皆のレベルはどうなの?」

 「銀4つが2人。銀1つが2人。黒5つ、赤9つ、赤1つが1人ずつです。」

 「まさか銀4つって…。」

 

 「グレイ。久しいのう。」 

 「「御后様!」」

 慌てて2人が立ち上がる。

 

 「よいよい。今回はリハビリじゃ。…では婿殿。先に行っておるぞ。」

 「銀4つ…御后様と剣姫様だったのか…。それより、婿殿って何だ?」

 

 そんな訳で、概略を2人に説明した。

 「そうか…。お前も苦労してるようだな。すると、お前の後のミズキに似た娘が黒5つになるのか。」

 「黒5つはミーアちゃんです。ディーは赤1つです。ギルドの水晶球がディーには反応しないんで何時までも赤1つなんですけど、実力は銀レベルと考えてください。」 

 「そうか。ミーアも頑張ってるようだな。詳しい話は明日だ。ここに集まってくれ。そして出来ればメンバーを少し貸して欲しい。俺とマチルダだけでは少し苦しいんだ。」

 「今夜相談してみます。では、明日。」


 そう言って俺達はギルドを後にして、皆の待つなじみの宿に向った。

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