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天才外科医、異世界でただの無能に。犬と“におい”だけが初期装備の「弱くてニューゲーム」

作者:ぺろどく いち
俺の名前は神崎透。
国内有数の大学病院で心臓外科の頂点に立ち、「神の手」とまで呼ばれていた。
人の命を救うこと。それこそが、俺の唯一の価値だった。
そう、あの日までは。
 
その日の執刀中、患者の胸の中から現れたのは、誰も見たことのない「何か」。
それに触れた瞬間、音も光も消え、俺は感覚をすべて奪われ、やがて…俺は異世界に堕ちた。

残されたのは、嗅覚だけ。
感情も記憶も、すべてが「におい」になる奇妙な世界で、
俺は一匹の犬と出会う。

「お前、本当に救いたいって思ってたの?」

不思議な犬は、心のにおいを嗅ぎ分け、他者の「痛み」に寄り添おうとする存在だった。
万能だったはずの俺は、この世界では犬のように嗅ぐ以外何もできない。

ただの無能として、この世界で「におい」を頼りに心を診察しながら
「優しさ」や「過去の自分」を学び直していく。

これは、すべてを持っていた男が、
再び「人間」になるまでの、静かなリスタートの物語。

においで「こころ」を診る異世界嗅覚ファンタジー。
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