お菓子を俺にねだっていた3歳差の少女はいつの間にか指輪を求めてくるようになりました。
昔の可愛いかった可愛い妹分は
「ねぇねぇあのお菓子買って!」
なんて言ってたのに今では
「そろそろ結婚指輪買っちゃわない?」
になるなんて…人生ってわかんねぇや
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俺 天橋 輝18歳には幼なじみがいる。といっても3歳差なんだけどな。
彼女の名前は秋永 憐。
彼女との付き合いは俺が親に妹が欲しい!と願っていて、でも無理!と言われてしまった時にお隣さんの
秋永家で憐が産まれてきたことにより俺は妹の用に可愛がった。それは小学校に入っても変わらず、俺が小学1年生の頃だったであろうか。俺は憐とお菓子を買いに来ていた。だがやはりまだ4歳。色々な物が欲しいという欲求が強いようであった。
「輝君!あれ買って!あのこあらのマー◯!」
「ダメだって。もう、チョコ◯ール買ったでしょ?」
「やだやだ!あれ買う!あれも!」
幾ら可愛い妹分だといっても厳しいところは厳しくなければダメなんだ…
「いやぁぁだぁぁぁ!絶対いるの!」
とうとう泣き始めてしまった。でもこんな時には…
「お兄ちゃん憐の事嫌いになるよ…?」
これでなんとかなるはずなのだこれで今まで幾多との機会を乗り越えてきた。
「本当に………?」
憐による上目遣いアタック!輝に効果は抜群だ!
輝はまけた!
「お母さんには内緒だよ……?」
ちくしょう無理だよ。あの可愛い顔は。
「うん!輝君ありがとう!お礼に結婚してあげるからね!」
「ありがうね。いつか、お互いに相手が居なかったらお世話になろうかな。」
なんて言っていたんだあの頃は。そして憐はどんどん大人に近づいていった。小学校の頃から幾度も告白されているようであった。俺なんて小中でそんな機会無かったというのに。
そして中学生に憐はなった。髪は茶髪のボブになっていて、目もくりくりしていて二重。まつ毛も長く、
中学生らしく少しだけ体も成長していた。
そしてモテない要素がある訳でもなくめちゃめちゃ告白されていたようだが彼氏は作らなかったそうだ。
理由は
「好きな人が居るから。」
至ってシンプルだった。そして何やら結婚の約束もしているんだそうで。
そして俺と憐の誕生日は同じであり一緒に誕生日を迎えた日の夜。憐から呼び出された。
「なんだ憐?呼び出して」
「輝君。お互い15歳と18歳で結婚出来るよね?」
「まぁ法律的にはそうだな」
「結婚指輪買っちゃわない?」
「は?」
「忘れたとは言わせないわよ。私との結婚の約束」
昔お菓子をねだっていた彼女は結婚指輪をねだっていた。
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