春華のマネージャー登場
プロローグ読んでくださった方本当に嬉しいです。次話投稿したので読んでいただけると幸いです!
「ピロロロロ!ピロロロロ!」
電話の音が鳴り響く。
「はーい。虹山です。」
「Shining starsの虹山さんのマネージャーを務めることになった羽山 倫士と申します。」
「え!マネージャーさん。」
「あっ、はい。普通にマネージャーと呼んでくださればいいので。仕事内容を伝えるためにこれからお宅にお伺いしたいのですが…」
「母に伝えてきていいですか?」
「はい。」
私はお母さんにマネージャーさんが来ることを伝えた。
「まあ!部屋綺麗にしとかないと!」
お母さんは急に騒がしく鳴りだした。
「大丈夫みたいです。」
「じゃあ、これからお伺いします。また何かあればご連絡ください。」
「あっ、はい。」
電話切った後の私の心はバクバクしていた。
「春華ー。マネージャーさんにお菓子だした方がいいよねー」
「聞かなくても出すべきでしょ…」
「ピンポーン!」
30分たった頃家のピンポンが鳴る。
「はい。今開けますね。」
ガチャ
「初めまして。春華さんのマネージャーを務めさせて頂く羽山 倫士と申します。」
「どうぞ上がってください。」
「おじゃまします。」
入ってすぐ靴をそろえるマネージャー。礼儀がすごく正しいので余計に緊張してきた。
「今回は、これからのスケジュールを伝えるためにやって来ました。」
「そうなんですね。」
「これがスケジュールです。」
スケジュール表を見て私はあ然とした…
スケジュールの多さにびっくりしたのだ。
「これから毎日ダンスレッスンやボイストレーニングなどを行ってもらいます。あと子役をするための演技の練習のレッスンも有ります。1日4時間レッスン行っていただきます。」
「え!学校の部活はどうしたらいいんですか?」
「残念ですが辞めるしかないです。他の芸能人の方も芸能活動をするためにはやむを得ず部活やめてましたよ。」
「そうなんですね…」
「来月にデビューが決まりました。」
「来月ですか! 」
「明日からレッスンとなります。16:30からなのですので私が学校までお迎えに行かせていただきます。あと、今回は有名な方が春華さんのデビュー曲を作ってくださることとなりました。その、歌の練習を来週から始めさせていただきます。」
「すごく多忙ですね…学校との両立できるかな…」
「多忙とは言っても先輩方も最初はそうだったんですよ。」
「そうなんですか…」
「はい。レッスンを積むことで絶対春華さんは有名になりますから。」
「分かりました。」
マネージャーさんは話が終わったあと
「おじゃまいたしました」
と言って、帰っていった。
そして次の日…
「春華ちゃん!スカウトされたの!」
クラス中に噂は広まっていた。
「詩織…みんなに喋ったでしょ…」
「いやさ…昨日LINEで友達に言ったら広まっちゃってて…」
「詩織はだいたい口が軽すぎるよ!」
「ねえねえ。春華ちゃんはいつデビューするの。」
「来月。」
「すごいじゃん!応援してるからね!」
みんなは応援してくれる。
「詩織…急になんだけど、部活これから行けなくなる。やめることになった。」
「え!マジで!」
「そうなんよ…レッスンがあって…」
「大丈夫。今大変だもんね。」
「ありがとう」
そして学校が終わったあと…
「春華さん。迎えに来ました。」
「あっ、ありがとうございます。マネージャーさん。」
「はい。今からレッスン場所に向かいます。レッスン場所はShining stars社「SSacademy」
という場所で春華さんのレッスンを行います。他の芸能人の方もいらっしゃいますのでくれぐれも御無礼のないように」
「わっ、わかりました」
もうドキドキしかない。御無礼のないようにまで言われるぐらいだから多分厳しいところだという所がわかる。
そう、春華はこれから厳しいレッスンを受けることとなる。
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