≪序章≫ 『大切な何かを求めて』
こんにちは。
初めての投稿になります。
【天神 煌】アマガミ キラ です。
趣味で小説を書いていますので、次作はいつになるか分かりません。
ご了承ください。
こんな僕ですが……暖かい目で見守ってください。
<序章> 『さよなら平凡な日々、お帰り異世界!』
夏休みは終わって一週間。
俺はまだ、ダラダラとした生活を当然のように送っていた。
友達からメールが来れば、
「確認」→「返信」といった動作を繰り返しつつ、
こんな日々に飽き飽きとしていた時、事は起こった。
《9月9日PM7時》という文字が目に入った頃、
「今日もお疲れ様」と部活終わりの友にメールを打ち、ベッドに背をつけた。
- 家のインターホンが鳴った。
最近こういう荷物配達が多いような気がする。
そんなことを考えた所で…の話なんだが、後で母上に聞いておこう。
そう思った。
案の定。届いたのは、《美肌間違いなし!美肌ボディーソープ》だった。
-でしょうね。
最近、お母さんが、通販でものを買っているところをよく目にする。
そのことに関しては、あまり異議を唱えたりはしないが、
-正直……迷惑です。
俺はというと……………重度の『ネット〇存』だ。
人のことは言えない。
なにせ、先日のネット使用時間が、『3』に0が、2つ付いてたような………
おかげで夏休み明けのテストでは、
結果が出ず、家に帰ったら、
頭に瘤ができて、その日は、氷を片手に寝こんでいた。
自業自得だな……
ボディソープを一通り洗面所に運んだ後、
冷蔵庫をあさり、炭酸をGETし、二階へ駆け上がった。
《9月9日PM8時30分》
「あれ…?」
思わず声が出た。
メール返信から約1時間30分。
何かおかしい。
宅急便が来てから、少なくとも1時間15分。
「おかしい……何か……………。」
まぁ、異世界でもあるまいし…そんな事はね~。
そんな軽い気持ちで、水に流した。
「ガチャ!ガ…ガガ……」
そんなことをしている間に、お母さんが帰ってきた。
少し早いような気もするが、
夕食が早く食べらることは喜ばしい。
今日のご飯は、《カレー》だった。
久しぶりだ。
あの日以来……
そんなことを考えながら、新季アニメの確認を達人のようにこなしていく。
「おー。2期か~!」
いつもどうりの日々。
「ピロリ~ピロリリン・リン」
お風呂が沸いたみたいだ。
「急。 お風呂ー。」
「はい。ハーイ。」
俺は下着など……その他諸諸を持って、
階段を駆け下りた。
「ふー。」
久しぶりの一番風呂。
いつもは、画面に向かっているせいか、
自然と最後になる。
おじさんやおばさんの垢や髪の毛が浮いていないのは、
とても気持ちがいい!
素直にそう思った。
《9月9日PM11時》
「待て!待て!待て!待て!待てーーーーーーーい!」
気づかないうちに「2時間」経っていた。
風呂に入ってただけで2時間。
あり得ない!
頭の中で情報の処理が追いついていない。
そのことが、すぐに分かった。
「急、上がったの?えらく長かったわね。寝てた?とにかく早く寝なさい。」
「え?」
「どのくら………い……………?」
おそるおそる聞いてみた。
正直少し怖かった。
気づかないうちに、2時間経っていた。
気・づ・か・な・い・う・ち・に・
「ざっと…1時間半くらい?かな。」
「ふぇ!?」
「大丈夫?」
「あー。うん。大丈夫。」
「おやすみ。」
「おやすみなさい。」
一通りお母さんとの会話を済ませた後、
2階へ上がった。
そしてその日は、ベットに直行!
「はぁ。」
疲れた。
アニメ・ゲームの攻略法を考えていると、
その日は幕を閉じた。
そして、あっという間に【朝】が来た。