DAY1 飛ばされて、無人島。
やばい、無人島とか聞いて無かった。
周りにあるのは本と一人の少女。そして青い海、白い砂浜。
まぁまずはこの娘が起きるまでステータスとか確認したいな、本で確認の仕方を確認しよう...と言うか全ての知識が入ってるならステータスがわかる可能性が微レ存...
傍らに置いてあった本を開くと、
宇津白 鏡
能力 投影
スキル 投影 言語変換 知る
称号 異世界人 強欲 知識欲
ゲームみたいには行かないか、大罪系の称号持ってるのにそんなスキルは持ってないしな、まぁ十中八九かみさまとの会話の結果だよな。自業自得かもな無人島スタートは。
そんなことを考えていると少女が目を覚まし始めた。
「う~ん...ここは...? はっ! あなたは誰ですか、私に何をするつもりですか。答えてください。」
近くにあった、彼女の物と見られる短剣をこちらに向けながら言う。
いきなり好感度低すぎるんですが、いやまぁ起きたら近くに男、警戒するよね。
「そんなに警戒しないで、俺の名前は宇津白 鏡。君に危害を加えるつもりはないよ、そっちは?」
攻撃されないように大袈裟に身振り手振りを加えながら、危害を加えない意思を表す。
「私はリシア、ただのリシアです。貴方は一体何者ですか?」
少女...リシアが訝しげに訊ねる。今気づいたけどこの子エルフだ。耳が長い。
「俺は、宇津白 鏡。しがない普通の異世界人だ。信じてくれなくていいが。」
俺は有りのままを話す。俺の願望をかみさまが叶えてくれているとしたら、この子はメインヒロインだからな。嘘は吐きたくない。
「嘘は...吐いていないようですが...にわかには信じられません。因みにどうして私はここに?そしてここは何処ですか?」
「ここが何処かはわからないけど、君が此処に居るのは多分...」
有りのままを話した。
するとリシアは、俺の肩を掴んで揺らしながら、
「ふざけないでください! どうしてそんなことを願ったんですか! 訳が分かりません! 帰ります!」
と叫んだ。揺れる、頭と胸が。
と言うより、
「帰れるのか?だったら俺も町に連れていってくれよ。」
聞いてみた。うまくいけばこの状況を打破できる。
すると、
「帰れませんよ! もう嫌だ...」
泣き始めてしまった。
「いや、なんか済まない、ごめん、本当に。絶対になんとかするからさ。」
一応謝罪する。
するとリシアは涙目でこちらを見ながら、
「本当ですか、絶対ですよ。約束破ったらダメですよ。」
なんて言ってきた、とても可愛かった。絶対になんとかすると、心に誓った。
DAY1-2
無人島、その地の運命。