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DAY0 少年の願望
無人島に持って行くなら何が良いか、そう聞かれれば生きる為に必要なものを選ぶだろう。
しかし、異世界に持って行くなら何が良いか、と聞かれれば自らの欲望に忠実に選ぶだろう。
少なくとも、俺はそうした。
世話をしてくれる美少女と全ての知識と物語が読める本。
俺は「かみさま」を自称する少年にそれを願った。
かみさまは俺に能力も付けてくれるらしい。
次に目を覚ました時、俺は自分を呪った。
なぜならば、俺が目を覚ました場所は、異世界の無人島…だったからだ。
DAY1
飛ばされて、無人島。