表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/3

神は言っている……今日も襲われると

 ある高校での出来事



「襲われる、襲われない、襲われる、襲われない襲われる、襲われない……」


 そんなことを呟きながら、馬鹿は花占いをしていた。馬鹿は何故こんなに元気が無いかと言うと、理由は二つある。一つは昨日のチンピラ集団が襲って来ないかという不安と、もう一つは間違えて父の弁当を持って来てしまい、昼食の時開けたら白ご飯の上に「はげ」「しね」と海苔で母からの殺意のこもったメッセージが刻まれていた事だった。


「おしんこ~」


 かわいいミルキーボイスで馬鹿に近づいて来るこの娘は滝野沙耶、髪は茶髪で、身長は小背で、スリーサイズぺた、ぺた、ぺたである。

ちなみに馬鹿との関係は小学校からの腐れ縁である。

 

 「あ、沙耶~!!俺どうしたらいいと思う?」


 「何?おしんこ、困ったことでもあるの?なんか珍しく中庭で花と戯れてるし……」


 心配そうに実に女の子らしい顔で見つめる滝野に対し、実に女の子らしい泣き方の馬鹿は


 「実はお弁当がご飯と海苔だけで挙げ句のはてにはその海苔ではげ、しねってご飯に張り付けてあったんだよ!」


 「そうなの?言ってくれたらおかずあげたのにーおかず無しなんてかわいそう……」


 はげ、しねに関してはかわいそうじゃ無いらしい。

 馬鹿は何かを思い出したかのようにはっとなって、ちぎりかけの花ビラをまた千切り始めた。


 「襲われる、襲われない、襲われる、襲われない、襲われる襲われない……」


 「おしんこ~花占い?なんでそんなことしてるの?小学生?」


 しかし馬鹿は、滝野の言葉を無視した。なぜかというと分からなくなるからだ。


「襲われる襲われない襲われる、………」


しばらく馬鹿の電池が切れた。


「……………………………」


「……………………………」


「お~い…おしんこ~生きてるか」


「……………………………」


「おー……」


「うああああああああ!!!!!!!!」


 馬鹿はワイングラスを割りそうな勢いで大声を張り上げた。沖田の巨人兵復活である!おめでとう!!


「おしんこ落ち着いて、たかが占いでそんな本気にならなくても、小学生かよ……」


 しかし滝野の声は巨人兵となった沖田には無意味だった。

 こうして沖田の巨人兵は叫び続けながら、キチンと校舎の中に入って行った。ちなみに沖田の巨人兵は無事に家路に帰れたらしい。



 神は言っている、馬鹿を言い過ぎだと……




どうも~モンゴル75です!これで祝二回目と言うことで……え?祝二回はおかしい?

 はい、今回の話はドサクサに紛れて毒を吐くヒロイン、滝野ちゃんが登場しました!と言うことで話しの幅がまた広がると言うことです!と言うことで、まだ至らぬ点がありますが!私も読者様

を楽しませるため、日々精進しますので、

なにとぞ、よろしくお願いしますm(_ _)m



ps

ブラザーフットと言う作品もかいてます。是非読んで見て下さい。

 


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ