〜ホワイトギフト〜
超短編小説ですので・・・・・普通の連載小説ではありません。
すぐ終わってしまいますのでそこの所ご了承ください。
今年もこの街に雪は降らないんだ………。
昔は『雪国』と呼ばれたこの街にもう雪の天使は舞い降りることはないだろう…………。
たった数年前のこの街の冬の景色はまるで、【白銀の世界】がそのまま降りてきたような奇跡の街だった。
そんな街はある日一晩で消えてなくなった…………。
まるで天使が愛想つかしてしまったかのように……………。
人間の傲慢さに本当に愛想つかしちゃったのかもしれない……………その後この街に雪は二度と降らなかった……………。
けれど、僕はもう一度あの奇跡と出会うために信じるんだ………………。
例え、2度と降らないかも知れないけれど、
僕はもう一度、どうしても!あの白くて…………優しい、どんないいお店でも手には入らない……………
あの、天使からの最高の……………
献上物を………………。