第8章:洋子との出会い(1)
・・・何度も言うようだが、
『風俗通いのエピソード』と、
このエッセイは、切っても切れない関係にある。
ぼくとしては、
なにもいまさら、
「ええカッコしい」の立場をとる気も、その必要性もないと考えているので、
たとえ美絵子ちゃんがリアルタイムで、この私小説を読んでいるとしても、いっこうにかまわない。
・・・ごまかすつもりも、
真実をねじまげるつもりもさらさらない。
実際、これまで、
愛する読者の皆様にだって、ぼくの『前科』『前歴』『少年時代からの露出癖(= いま現在はやりません!)』まで恥ずかしげもなく公開してきた。
ここでぼくが皆さんに提示したいのは、ただひとつ・・・!
・・・『真実・真相』である。
このエッセイが、
目を通してくださった方の、
なんらかの「人生のこやし」になってくれれば、ぼくはそれでいいんだ。
笑いものになってもいい。
それでいっこうにかまわない。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
あぁ・・・
本筋からはずれてしまったようだ(笑)。
・・・とにかくぼくは、
少なくとも、食糧事務所との、
合同庁舎での面接の日には・・・
「そのつもり」でいた。
つまり、
食糧事務所側のいうように、
大森係長がぼくに問うたように、
若い職員にまじって、スポーツサークルに入ったりして、『密な交流』というのを、
フレンドリーに、楽しくやるつもりでいたんだ。
・・・しかし、「あの日」ですべての流れが変わってしまった。
ぼくのその後の人生そのものが・・・
がらりと変化してしまったのである。
それはまるで、
1982年3月上旬にぼく自身が引き起こした、
美絵子ちゃんに対する、
あの『魔物事件』にも匹敵するほどの・・・
一大事件のようでもあった。
その結果の「よしあし」にかかわらず・・・アレがまちがいなく『人生の分岐点・転換点』だった。
いま、こうして思い返してみれば・・・。




