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序章

 ・・・以前ぼくは、


 『たからものⅡ』という名の、


 連載型エッセイをしたためたことがある。


 作って発表しては削除し、


 削除してはまた復活させてきて、そのたびにまた削除・・・ということを繰り返した、


 いうなればこれは、ぼくにとっての・・・


 『超・いわくつきの作品』だった。


 国家公務員の職員として、


 農林水産省の出先機関に在籍していた7年間に、


 ぼくの身の回りで起こった出来事を、


 『杉山茂すぎやましげる』という、ぼくをモデルとした架空の人物を主人公に設定した・・・


 「限りなく史実に近い物語」として、自ら定義・宣伝し、書いたものだった。


 ・・・しかしながら、かなりの「誇張の部分」であったり、


 創作の部分さえ、実はあったんだ。


 だが、今度はちがう。


 すべてが、


 『史実』・・・


 『真実』である。


 ぼく本人が主人公となった、「一人称視点」で描いてゆく。


 ぼくが在籍していた組織自体は、


 2003年に解体・統廃合され、


 まったく業務内容がちがったものに、令和のいま、変化している。


 そういった組織に、いま現在も残って、働いている職員もいる。


 ・・・だから、


 すべて「実名」で書くものの、


 下の名前だけは、「漢字」ではなく、


 「ひらがな表記」とさせていただきたい。


 下手すりゃあ、


 訴えられる危険性もあるからね。


 いってみれば、このエッセイ・・・いや、私小説は、


 「タブー」や「守秘義務」に、ギリギリのところで挑戦していく、


 内部告発書・・・といっても過言ではないかもしれんな。



 2025年11月3日 午前8時22分


 自宅書斎の小型PCにて 出勤前に


 サファイアの涙こと


 栗原茂雄


 追伸:


 元・同僚や上司の皆さん。


 文句があるなら、直接ぼくのところへどうぞ。


 「下の名前」を漢字で書かれないだけでも、


 まだありがたいと思いなさいよ。


 念のために言っておくが、・・・俺は、「やられたこと」は忘れねぇ。


 ・・・いいかい。


 まるで「ヘビ」みたいに執念深しゅうねんぶか)いからな。

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