表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ラスボス的彼女の攻略法  作者: マネージャー
20/26

モモが消えました

「……いいだろう。セシル=エンドールとヒート=ラインバルトの勝負を認める。練習用の剣と槍を用意しよう。他にも勝負する者がいれば、名乗り出るように」


 ムサシ先生が私とセシルの勝負に許可を出した。これも【テアワン】時と同じ。セシリー達が別の誰かに勝負を挑む事はなかったはず。


「いないようだな。二人の勝負は授業の最後にする。ヒート=ラインバルトはそれまでに槍の扱いに慣れるように。初めての武器を使う者は全員そうだぞ。三時間練習し、休憩後、私と手合わせをしてもらう。攻撃と防御を一分交代だ。私だけでなく、モモ=ゼータにも相手をしてもらえ。モモ=ゼータは彼等の力に合わせるように」


「分かりました。彼等の力に合わせます」


 モモはムサシ先生の提案に承諾した後、其々が練習を始める。


 それをムサシ先生が移動しながら、個々に武器の扱いを教えていく。勿論、モモも例外じゃない。私達に見えない動きでも、ムサシ先生に注意される場面もあったから。


 私は槍の扱い方を一から教えてもらう。槍の長所は攻撃範囲の広さ。槍は長く、剣では届かない距離でも突く事が出来る。それに振り回す事で打撃としても扱える。投擲用の槍も存在するみたい。


 逆に短所は接近、懐に入られると扱うのが難しくなる。それに狭い場所や仲間が密集してしまうと巻き込む可能性もある。


 そんな事もムサシ先生は教えてくれる。これもいずれパーティーを組む事を想定してのアドバイスなんだと思う。


「お願いします!!」


 セシルも平等にムサシ先生から教えて貰ってる。ムサシ先生は剣術科だから、教える質としてはセシルの方が圧倒的有利になるんだけど……


「ちょっと待って……動きが速くないか?」


 私は槍の練習を止めて、セシルの練習を盗み見してみた。モモとまでは行かないし、見えない事もないんだけど……体が反応出来るかと言われたら……


【テアワン】……ゲームの戦闘だと何とも思わなかったけど、実際に見てみると迫力も速さも思ったのと全然違う。


『あの時と移動速度が違うぞ。それもパートナーによる恩恵か?』


 ヒートはセシルと戦闘してるから違いが分かったのかも。


 セシルのパートナーは狼。今は右耳のイヤリングになってるけど、その恩恵の一つにスピードアップがあったから、それを選んだんでしょ。


 それもあって、私に見合った武器を選んだとしても、圧倒的に不利。ヒートがセシルと再戦して、負けたのも当然だと思う。


 こっちはヒートが装飾品になれず、恩恵もないわけで……今更ながらに怖くなってきたんだけど……


『待て待て!! 俺様を残念そう顔で見るな。速さならモモがいるだろ!? 付け焼き刃からもしれないが、攻防で慣れるしかないぞ』


 セシルとの勝負の前にムサシ先生やモモと一対一の攻防練習がある。


 数をこなすなら、今からでもモモに頼まないと。セシルに勝つためなら、モモも快く引き受けるはず。問題はセシルとの勝負前に、モモにボロボロにされないか……それも不安ではあるんだけど……


「って!! いつの間にかモモの姿がないんだけど!!」


 本来、モモはこの授業を受けてなかったわけなんだけど、途中で放棄する事ってある?


「彼女から話は聞いている。一時、抜ける事を許可してる。主であるなら、ちゃんと把握しておけ」


 そこはムサシ先生には事前に報告してるみたいだけど、私は全く聞いてないから!! ヒートは……


『トイレでも行ったのではないか?』


 何も分かってなさそうだから、一発叩いておいた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ