私の武器
武器は剣、大剣、短剣、刀、槍、斧、ハンマー、弓、鞭、杖がある。魔導書は魔法強化用。己の拳を武器にするキャラもいる。
【テアワン】の主人公であるセシルとセシリーは選択肢次第で得意な武器は変化。
モモは暗殺者ともあって、【テアワン2】時の武器は短剣を使用してたし、マクスは杖。リネットは鞭と短剣の二つを使い分けてた。
メシア様は可憐な姿で大剣使いとか、そのギャップがまた良かったからね。
「兄さん……弓を選ぶとしても、魔法と同じで近距離になったら、他の武器も使えるようにならないと駄目だよね」
「だね。けど、まずは一つの武器に集中した方がいいと思う。僕は世界一の剣士になりたいから、剣を選ぶつもりだよ」
「うぅ……ハンマーというのはこんなに重い物なのか。持ち上げる事も出来ないなんて」
「うひょ〜!! 攻撃範囲は広そうだし、探検とかにも使えそう。鞭は第一候補だね」
ムサシ先生の武器講座が終わり、校舎の外に出て、旧校舎の方へ。そこで私達は其々の武器の感触を確かめる事に。
最初という事もあって、モモ以外は色んな武器を物色してる。セシルの武器が剣なのは決定で、セシリーは悩んでる様子。
マクスとリネットの武器も【テアワン】と変わらない感じかな?
「ヒート様はどの武器を選ぶのですか? 短剣でしたら、私が教える事が可能ですよ。剣は……セシル様に負けてしまいましたからね」
『当然剣だ!! 同じ武器でリベンジするべきだ。モモに教えてもらうのは……止めておいた方がいいぞ』
確かにセシルに負けてからも、ヒートの武器は剣のままだったんだけど、私は剣を使った経験なんてないからね。少し持ってみるけど、距離感とか全然だし。
モモに教えてもらうのは魅力的な感じだけど、ヒートが止めるのは余程の事だと思う。
「今まで使っていた武器を変える事は悪い事ではないぞ。先程も言ったが、自分に合った武器を見つける事。誰かに言われたからと決めなくていい。そこから成長させるのが、このブレイブ学園だ」
私が悩んでる感じに見えたのか、ムサシ先生は再度皆に伝える。そして、私が手に取ったのは……
「槍……ですか? 私が知る限り、ヒート様は一度も触った事がないはずです」
私が完全に記憶が戻ってない事を考慮して、槍を使うのが始めてだと教えてくれる。
『モモの言う通りだ。未来の……あの姿になった俺様も使ってなかっただろ?』
そうなんだけど……実は私……薙刀部だったんだよね。ファンタジーで剣に憧れがあったんだけど、剣道部が無くて、薙刀部に。
中学の部活は必ず入らないと駄目だったし、高校にも薙刀部があったから、計六年間やってるわけ。といっても、強豪校じゃなく、ゆったりの部活で、青春はやっぱり【テアワン】になってしまうんだけど……
私は槍を持ち、構える。薙刀と槍は武器の長さもそうだし、感覚が似てる。薙刀は薙ぎ払う、斬るのがメインだけど、突きがないわけじゃないから。
「ほう……剣の構えの時とは違って、少しは様になってるな。それがお前に見合った武器なのかもしれんな」
「綺麗な構えですね」
『俺様の体にそんな才能が……』
ヒートの言葉にツッコむのは後にして、モモだけじゃなく、ムサシ先生も私の構えが良い事を褒めてくれた。これはこれで嬉しいかも。
「……ヒート君。勝負とはいえ、この間の事はゴメンナサイ」
「えっ? あ、ああ。勝負事なんだから、アレは仕方ない。別に気にしてないよ」
このタイミングでセシルは気絶された事を謝ってきた。
「それなら良かった。それでなんだけど……槍がヒート君に見合った武器なら、もう一度勝負して欲しいんだ。その構えをみたら……どんな風に変わるのか知っておきたいから」
セシルから勝負を挑んでくるの!? ここはヒートがライバルとして、再戦要求する場面なんだよね。勿論、負けるのはヒートの方だけど……
「新しい武器に慣れるまでに叩き潰すつもりですか? いい性格をしてますね。ヒート様の代わりに私が勝負してもいいんですよ」
「そ、そういうつもりじゃないですよ。純粋に良い勝負が出来るかもと思っただけで」
モモは笑顔でセシルに圧をかける。前回、ヒートが倒された事もあって、若干敵意があるのかも。
「待て待て待て!! これも良い経験だ。俺は勝負を引き受けるぞ」
『当然だな。だが、パートナー同士の戦闘は止めてくれ』
ここでセシルがモモにボコボコにされると、折角の雰囲気が台無しになる。パートナー同士の戦闘も……流石にね。




