第1話 転生
趣味で書きました。
誤字脱字の報告くれたら嬉しいです。
『出たー!吉岡選手の防御不可能の神速タックルだー!』
『いや~吉岡選手の勝利が決まりました。これで500戦500勝と連勝記録伸ばしましたね。今までレスリングの歴史の中でここまで連勝記録を残した選手はいませんよ!まさに生きる伝説ですね1』
私こと吉岡 佐奈はプロにレスリング選手だ。
またしても、私はタックル一つで勝利を収めてしまった………
私とレスリングとの出会いは中学校まで遡る……
「佐奈、レスリングやってみないかい?」
「え~やだ~可愛くないし~」
「そう言わずにさ」
と父にめちゃくちゃ誘われたが断った。
元々父はレスリングの選手だったが交通事故により、足が不自由になったため選手生命を絶たれたのだ。
ちなみリハビリを頑張ったので私が生まれる前には交通事故に合う前みたいに歩けるようになっらしい。
選手生命を絶たれた時、母曰く相当父は凹んだらしいそういう意味合いもあってか父は私にレスリングをして欲しいのかもしれない。
それから父は顔を合わせる度に「レスリングやらないか?」としつこく誘ってくる始末。
母が一度。説教したがそれでもしつこいので私は結局折れ体験入学を一か月してそれで無理そうなら辞めるという条件付きで始めた
当日、父と一緒にスポーツジムに体験に行き実際に練習を始めると自分が思う以上にセンスがあったらしくみるみる練習でやることを吸収していき初めて一週間で私はスポーツジム内で1位、2位を争う高校生の女の子と試合をした結果見事に勝利したのだ。
それを見た父と監督はそれはもう~褒めちぎった。
『天才』『1000年一人の一財』だ監督と父に持てはやされ一か月で辞めようとしていたが、めちゃくちゃ騒いでいる二人を前に私は何も言い出せずそのままレスリングを続けた。
その結果気づいたら私は負け知らずの無敵の存在になっていた。
プロになって以来500戦500勝と無敗を貫き『霊長類最強女子』と喜んでいいのか分からない二つ名を貰っていた。
だってしょうがないじゃん~毎回タックル一発で試合が終わるんだもん~(( ´∀` ))
そのタックルも今では私を表す単語になっている。
ちまたでは『神速タックル』と言われてるらしい私と同じ55㎏級のアメリカ選手のキャサリン選手がテレビ取材で放った一言がまたこのタックル有名にした。
「まるで車に撥ねられたような衝撃でした」
トィッターのトレンド一位になりさらに吉岡伝説に覇者を掛けた。
そのようなことがあり私は最近困っていることがある。
そう!交際経験が一度もないのだ。
26歳だしそろそろレスリング引退して結婚でしたいなと思った矢先、中学からレスリング付けだったからどうやって男性の人とお付き合いするのか分からないのでとりあえず婚活パーティーにいったら全敗したのである。
まさかこんなところに障害があるとは思わなかった、レスリングで全勝の私も婚活ではまさかの全敗。
とりあえず20、30回程婚活パーティーに参加してわかったことだが私は知名度がありすぎるため無駄にデカい『霊長類最強女子』という二つ名も相まって男性の方々は私を怖がっているため近づいてかないのだ。
ごく最近では、可愛くてふわふわした感じの女性が人気なので私みたいにいわゆる ザ・肉食系女子は需要がないらしい(泣)
その日も婚活パーティーに全敗した後の帰り道だった。
「はあ~なんでこんな連敗するのよ!草食系どもめぇー!」
私は人目も憚らず不満を大声でいう。
私はこの日の為に、高い美容院で髪を結って貰って勝負の高いワンピースを着たが今までと同じだ。
私は、この鬱憤を晴らすべく自宅近くのコンビニにスト●ロを買いに行った。
信号待ちをしているとサッカーボールがころころと横断歩道の真ん中に転がった。サッカーボール?と思いつつ車が轢くと危ないと思っていると私の隣から小学生くらい男の子が道路に飛び出したのだ。
私は信号が赤だから駄目だよ!と注意する前に少年はボールを拾いこちら戻ろうするが気付いた時には遅かったトラックが5メートル前まで迫っていたのだ少年とトラックの運転手はどちらともびっくりした顔になっていた。
少年は恐怖からなのかその場にトラックを背に蹲ったそして運転手は必死な形相でブレーキを踏んでいるが誰の目からみても間に合ないと思われる。
しかし、そこに救世主が現れるそう私だ。体が咄嗟に動いたので少年の元に駆け付け少年を安全な方向に突き飛ばす!その次に私は衝撃に身構えた次に瞬間轢かれた。
物凄い衝撃を私を襲うが咄嗟に衝撃を和らげるように飛び地面に一回転して着地する。
『え!?マジ!彼女本当に人間なの?!こうなったら最終手段を……』
と着地した瞬間に幻聴が聞こえた次の瞬間、空がパっと眩く光。
「あばばばばば!」
と物凄い衝撃を受け私の意識は闇へと沈んだ。
気付くと茶の間の部屋で背中に天使の翼?が背中から生えている女の人が私の目の前で地面に擦り付けんばかり姿勢で土下座していた。
「すみませんすみませんすみませんすみませんすみません……」
さっきから3分程ずっと謝り続けているのでそろそろ声を掛けた方がいいだろう。
「すみ「あのー!」」
「ひゃ!」
私が大きな声で呼びかけると心底驚いたような顔になる。
そして彼女は顔を上げたのを確認して
「あのーここはどこ何でしょうか?」
と一番疑問の思ったことを質問する。
「ここは転生の間です」
「転生!?あのよくアニメの異世界系の奴ですか?!」
「はいその認識で合ってます」
問い詰めるような私に引きつつ答えてくれる。
よっしゃー!?私は心の中で歓喜する。私はこう見えても結構異世界系のラノベが好きで1か月で20冊は読むくらい好きだ。
「それとさっきは何で誤ってたんですか?」
忘れかけていたが思い出したので質問する。
「ふぇ!?じ 実はですね…」
彼女は私の質問の動揺しつつ答える。
簡単にまとめると
・彼女天使ウリサエルはここ転生の間を管理していたある時、異世界アースエデンに転生させるはずだった私を間違えて地球に転生させたので転生の間に魂を帰還させる為に運命を捻じ曲げて私をトラックに轢かせるが失敗して最後は雷を落として私をここに呼び戻したらしい。
「すみません!謝って済むことじゃないですが。出来る限り要望に応えて特典を付与させてからアースエデンに転生してもらう形になります」
私は謝罪より天使様に言った特典に目がいった。
「その転生する時の特典とはどんな感じなんでしょうか?」
「えーっとですね特典は向こうには貴方たちの世界でいうゲームみたいなスキルがありまして例えば最強の椀力や全ての属性が使える魔法の才等があります」
「容姿を決めることは出来ますか?」
「はい、出来る限りなら可能ですよ」
よっしこれで決まった!
「その世界で上位に組み込む可愛さとスキルは女子力カンストでお願いします!」
私が決め顔でいうと天使様はきょとんとした顔になった。
「あのそれだけよろしいのですか?最強の魔法とかはいらないのですか?」
「要りません」
私は無駄に異世界で無双させるようなスキルを進めてくるが断る。
私はレスリングをし10年人生で一度したことがないことがあるのだ。そう!『恋愛』だ。だから転生するアースエデンでは女子力を磨き素敵な人と結婚するんだ!
「わかりました。それでは転生を開始致しますね」
「は はい!お願いします」
私は次の人生に対する不安と希望を胸に返事して目を瞑る。
目を瞑っていると手を載せられ
「貴方の次の人生に祝福を」
呟いた瞬間、周りの音が聞こえなくなり、意識が闇に沈んでいく。
どれくらい眠っていただろうか。
おぎゃー おぎゃーの声で目を覚ますと見慣れない病室みたいな部屋で銀髪のイケメン男性と銀髪の美女が私を覗き込んで笑顔で会話しているが何を話しているか分からない日本語ではないから。ふと気づいたが二人とも身長が巨人並み大きい女の人にベットに座ったまんま抱きかかえられている。
そして、気付いたがこの泣いてい赤ん坊の泣き声は私から出ていた。
だとしたら納得がいったこの二人は私の両親で私はこの二人の子供ということに
とりあえず状況が理解出来て安心したからなのか眠たくなってきた。
私はその眠気に抗えず眠りに落ちたのだった。
次は8月7日までに上げる。
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