第五夜
一ヶ月ぶり。
興が乗らなかったので間隔が開きました、
TRPGのGMから始めた変わり者はどこまで行っても変わり者。
初めの頃こそシナリオ考えて、ノートに書き起こしてダンジョンも地図を作成してマップをノートに記入なんて、マメなことをやってはいたんだ。
しかし、この変人、次第に手を抜き出すから質が悪い。そう、アレはGURPS文庫版を遊びだした頃から露骨に手を抜き出した。
シナリオは、ルーズリーフに表1面の纏め(敵データ込み)、必要な情報も箇条書きに五行程度。これだけで、2~3時間の話にして遊んでいた。ダンジョンを用いる時もメモ書きが有れば良い方だ、基本用意しない。その場ででっち上げるモノなんてマスタリング。
終いには
「シナリオを用意するからシナリオブレイクするんだ、シナリオが無ければブレイクしない。」
などと嘯く始末。
これでこの変人はキャンペーンのマスタリングも当たり前にやる。
メモもなく、記憶力の力押しで話を進めて行くような最低なGM出来上がる。
アレなGMは参加PLの反応からシナリオを修正しながら世界の設定と矛盾しないように後から調整しつつ、単発シナリオも、キャンペーンシナリオも合理と情理を落とし処を探していく。
まあ、無条件に良い結末を与えはしないが……問答無用に悪い結末を押し込むこともない。そこはGMとしての矜持か?
ただ、割りとジャッジは甘い。適当なGMだから、世界設定を考慮して世界観を尊重しつつ、PL・PCが望む結末を求めて行動をしている限りに於いては。
たまに、
「今回のシナリオで地雷はここだけなんだけど……どうしてそこを綺麗に踏み抜くかなぁ?」
なんてこともまあ、希に有るのはご愛嬌。
PCだからと言ってロストしない理はないのです、例えどれ程の英雄であっても……ね。
アキレウスの様に、ジークフリートの様に。不意の一撃は世界すら変えうるし、世界を替える。
但し、それはPLにも与えられている。PCがケツイを持って挑めば、世界の理を超えた結末を用意する。
それは、GMとしての当然の義務であるし、出来なければGMには向かないだろう……最初から出来ることではないから、そこはそれとして。
こんなGMやっているから
「自分と異なる考え・知識を楽しむし、新たな発想は歓迎する。
現実は小説よりも奇なり、それは当然の事。何故ならば、世界は数十億の人たちが少しずつ世界を進めている、ならば一人の人の考えなぞ、埋もれる。
そうだ、認めよう、自分と異なる考え・知識・発想を。歓迎しよう、自分と異なる考え・知識・発想を。
ブロック不要!手荒く楽しみに!」
なんて、この「小説家になろう」でも異端者である考えを持つ。
あ~、話がそれたな。
GMやるなら、PLの言いたいことは読み取った方が良いし、GMも自分の都合を押し付けては駄目だ。例えゴールデンルールとか書いてあったとしても、それは伝家の宝刀、抜かずの名刀。
使わずに済ませるように話を進めることが大事。最初からは出来ないが何時までもできなくて良いことでもないな。
気分しだいで適当に書くよ~。
いい加減な人なので続きはそのうち。