私の名前は江角奈月
前日の奈月を覗いてみました。
私の名前は江角奈月…現在28歳。
ショートカットに金髪
パッと見に男物に見える服装…
そう私は女優。
元ある劇団の大物女優。
今日も舞台の仕事にテレビの仕事にと大忙し。
そんな私がある約束のために懐かしい場所に明日から行くのだ。
「奈月、明日からのOFFはめはずすなよ、やっと芽が出てきたんだから」
「了解しましたぁ~」
「そうそう、この間のミュージカル再演決まったから」
「きゃー本当?」
「本当、それとこの間の二時間サスペンスの被害者役、良かったって誉めてたぞ~帰ってきたら再演までは、来月から撮影の始まる連ドラの婦警役を頼むぞ」
連ドラかぁ婦警さんかぁ
「うれしいな、ちゃんと帰ってきますよ了解了解」
「警察って言えば、8年くらい前に汚職で捕まった平岩なんとかって議員が亡くなって結構な騒ぎになってるみたいだぞ。」
ふーん平岩なんとかね~なんか聞いたことがあるような、まあ良いや
「じゃあお疲れ」
マネージャーのまっつんに手を降り私は事務所を後にした。
明日か~なにを話すかな。
とりあえずサインは書くとしてお土産も買わなきゃ。
私は足早に交通機関のチケットを買いに駅にむかう。
もちろんサングラスと帽子は必需品よ。
そして出来るだけ足早に駅の構内に行きチケットを買う。
からの街の中を颯爽と歩き髪色を戻すために行きつけのヘアーサロンへ行く。
もちろんファンに見つからないように目深に帽子をかぶってね。
私は江角奈月…元ある劇団の大物女優
そして新進女優よ!!