貧乏性の公爵令嬢 言葉の詳細1
基本的に、上から順に書いていきますね。
[
言葉
→意味
]
という構成にさせていただきますわ。byアリコス
公爵等の区別
→近々、他の話でお伝え致します。
15歳の時に発表される魔法
→15歳の誕生日当日に、自身の持つ魔法が瞬間的に強い力を持ちます。
そのため力が強すぎて(Aランク辺りより上の魔法量の場合)測定器の内部[ガラス]が割れてしまわないよう、その一週間前以内に魔法の測定を行うのが通例なのです。
古来の学者様の、15歳の誕生日を迎えるまではきっちり本来のランクの半分以内に収まっている。という考えはもはや常識ですわ。
国の決まり
→《入学式》
とは国立共通学校こと、ルィフラエル国立学園への入学式の事です。
15歳の魔法の測定で、SランクからCランクまで魔量があった国民全員(生まれてからずっと住んでいた人以外の該当者は、光栄にも、入学の権利が与えられます)の義務ですわ。
《婚約パーティー》
とは婚約相手を探すパーティーではなく、正式に婚約者を発表する場の事です。
どうやら、ルィフラエル国の貴族や王族は、公表の場を華やかなパーティーにしたがる傾向があるようですわ。
《黒い騎士》と《白い騎士》
→それぞれ、
闇の魔法を操る、Sランク以上の人々。と、
光の魔法を操る、Sランク以上の人々。
そしてそのふたつの存在は、神話的なために、一般にはSランクから不規則的に現れるとされております。そしてそれについてはただいま、国の優秀な博士様達が調べておいでです。お父様曰く、まだ研究段階のそうですが。
《流儀を守る者》
→純血の魔女、魔法使いの方々のことですわ。
とても遠くまで時代を遡ると、元は一つの一族であったと専門の歴史書にはあります。
そこから、人間達に順応し、魔女の一族は栄えていったそうですが、最近はそれ自体が数を減らし、いつしか表舞台から姿を消しました。とはいえこれも、歴史書の内容で、私の生まれるずっとずっと前の話ですわね。
ただ、《魔女》と《魔法使い》という称号自体は、ルィフラエル国立学園の魔法科において優秀な成績をのこし卒業式した、全ての人々が与えられるものです。それが魔法について特に詳しい方々、と浸透していったようですわ。
《馬》と《ペガサス》
→実際には、
馬5〜7頭=ペガサス1頭
程度で取引されています。ただ、この頃の12歳のアリコス…いえ、私はあまり外出しないので、相場はよく知らなかったようです。〈by大人になったアリコス〉
ちなみにカルレシア公爵家には、ペガサス2頭に馬が3頭います。
備考ですが、ペガサスと馬らを含め、動物についてお話しさせていただきます。
動物に限らずほとんどの生き物、力は種族統合する事も、混ざる事もありません。
妖精、動物、人間(魔女も含む)、魔族(モンスター全般も含む)。大きく分けて、この四種類がこの国を創っているのです。
《魔法量》と《ランク》
→魔法量は、15歳の魔法の測定でわかります。
そしてそれを単純に、ランクに当てはめるのです。
15歳で測定できるランクは、Sランク・Aランク・Bランク・Cランクに分けられます。
他に測定の機会はないのかというと、Cランクの生徒が卒業する17歳に[魔法量変化計測]という実験記録の名目で、もう一度魔法量は測定しますが、これまでに微量でも変化した事は、ほとんどないそうです。
(ルィフラエル国立学園では、学園の寮内で生活し、授業を受けます。Cランクは一年間、Bランクより上は三年間の授業。Sランク以上の方々は、四年間の授業だそうです)
以外、大まかな表にしてみました。
ランク 魔法量 瞬間移動の可能、不可能
S plusランク 470〜490。可能
S minusランク 450〜475、490〜500。可能
Sランク 300〜450。可能
Aランク 200〜300。可能
Bランク 100〜200。可能
Cランク 40〜100。不可能
対象外ランク 40以下。不可能
〈注!Sランクの人は、卒業時(19歳)にも測ります…と後で知りました〉
《スーツ》・ちなみに《腕時計》
は、子爵・男爵・伯爵以上が持てるものです。それ未満の身分の人が持てば、“位を超えての権限を使った”という事で捕まってしまいます。
その罪についでなのですが、噂によると、とても体に辛い罰に処されるのだとか。
とりあえず今回は以上にさせていただきます。
ですが、他にも曖昧な点があひましたら、ぜひに教えてください。私、筆記のお勉強には、まだまだ精進が足りておりませんので。