~ゼロ夜~
ひさびさにちょっと連載してみます。
全部書けるかわからないですが、よろしくですww
――一体何が起こったのか、ワタシは理解できずに呆然としていました。
一体全体、何が起こったのだろうか……。
ホントに、一体何が……。
ただ分かることといえば、自分は寒い中裸足で外に出ていて、右手と左足のひざをすりむいているだけです。
しかも、真っ暗闇の中――。
「キミ、大丈夫だったか?」
ふいに見知らぬ男性がワタシの安否を気遣ってきました。その言葉に、ワタシは初めて自分が置かれている状況にようやく理解しました。
慌しいサイレンが暗闇の中木霊し、赤々と照らしています……。
それを野次馬たちが何処か冷めたような目つきで見守っているのです。
ワタシのすぐ脇には、大きな四トントラックが横転してしまっていました。
なんでも、ワタシはまるで何かに取り憑かれたかのようにフラフラと車の通る中道路を横断していたらしいのです……。
そしてちょうど運悪く、四トントラックがワタシに向かって迫ってきた瞬間でした――。
一人の少女が飛び出してきて、身を挺して守ってくれたのだそうです。
ワタシはそのままバランスを崩し右手と左足のひざをすりむいていました。
しかし、その少女は――。
「ホントに、運が悪かったとしか言いようがないんだ……。トラックが避け切ることができずに横転してしまって――」
トラックの運転手が大量に飲酒をしていたこともあり、気付くのに遅れて避け切れなかったらしいのです……。
横転してしまったトラックは、そのまま少女を巻き込み電信柱に当たってようやく止まりました……。
そして今、その少女はようやく助けられ救急車に乗せられようとしています――。
「あっ――!」
ワタシはその少女の顔を見て、愕然としてしまいました。
その顔はまぎれもなく、ワタシの双子の姉、優華だったのです――。
何故、優華が――?
そう思ったワタシの中に、あの三匹の奇妙な言葉がよぎりました――。
『目が覚めればもう何もかも終わっている――』
――そう、まさにあの三匹が指していたのはこのことだったのです。




