8 ダンジョン
どうも魔王です。
不眠不休でブラックなレベリング作業してます。
東エリアの奥、オオカミたちを超えて、ツノの生えたウサギとか、ツノの生えた犬とかがいるところでアインさんが、敵を集めて私が撃破する
アインそんも疲れてるようだけど、町の中にいてもすることがないということでフィールドで大体を過ごしている
そして、私はレベルが上がらないけどアインさんに聞いてみると10レベルにはなったらしい
ちなみにステ振りは相変わらずDEF1択とも言ってた
ある程度また狩りを済ませて、休憩してるときにリーフさんからメッセージが届いてきた
『お金が集まったのでよかったら返したいです。今どこでしょうか?』
という内容、アインさんに軽く説明して、リーフさんに今から噴水広場に向かうと返信して帰路する。
町に戻ったら、みんなが慌ただしかった
「どうしたんだろうな?」
とりあえずリーフさんに会って聞いてみようと思い噴水広場に向かう。
「あ!シュリさん!お久しぶりです!」
相変わらず気弱そうな雰囲気だなと思う
「お金集まったんですね」
はい!と笑顔…なんというか、最初に会った時より心なしか明るい気がする?多分
聞くと私のおかげで、みんな助かってると言われた
以前、私があげた粘液がなんとポーションの材料になったらしい
そんなリーフさんのクラスは薬剤師で隠していた理由は材料など素材を高値で売ってくる人が最初にいたらしい
デスゲームといえどそういう人はいるんだ…
「ポーションて、店売りしてないんですか?」
「店売りのポーションは一応あるんですけど、それだと回復量が乏しいんですよね」
そういえばアインさんが店売りよりはプレイヤーメイドの方が質は良いって言ってた気がする。
リーフさん以外にも薬剤師クラスはいるらしく、みんなで協力して作ったポーションらしくお金が集まるのに時間かかったことを謝ったりしてたけど
それでもポーションを作ってくれるのは戦闘職のみんなからすればありがたい話しだ
ちなみに空気のようになってるアインさんはちょっと離れたところに待機してる
「じゃあリーフさんのポーション売りでこんなに町はにぎやかなんですか?」
「いえ…なんでも前線してるプレイヤー達が西の森でダンジョンを見つけたそうなんですよ」
あんなところに行く人いるんだ…うっ…思い出したくない…
「西の森は人気ないと思ってましたけど行く人いるんですね」
「ポーションの材料目的ってのもあるんですけど、一応全部のエリアで危険がないか確認してた時に、見つけたそうですよ」
つまり東西南北全てを行き来してるってことらしい
危険がないか確認て言ったって相当な重労働だろうに…
前線組は16人のプレイヤーで三つのパーティに分かれて普段は行動してるらしい
「それで、西の森のダンジョンてなんなんですか?」
「ダンジョンていうのはいわゆるボスがいるところです、各エリアにボスを撃破する事によって次エリアが解放されて行き来できるようになるんです」
ちなみに解放してないと先へ進もうとしても見えない壁に妨害されるそうだ
それにしてもよく見つけたものだ、森の中なんて一番分かりにくいはずなのに
聞くところによると、まだほかのエリアダンジョンは見つけれてないらしい
「けどダンジョン見つけたくらいでほかのプレイヤーが騒ぐことなんですか?」
「ダンジョンボスとかはレイド戦と言っていくつものパーティで立ち向かう敵だからそれに参加する人達が集まってるんですよ」
というと相当な数が集まりそうだ
もし参加するならポーション配布もしてるそうなのでよろしくお願いしますと言われリーフさんとは別れた。
ダンジョンのことをアインさんに伝えると「シュリが参加するなら俺も参加するよ」と言われたけど
これは参加するべきなのだろうか?
正直自分自身で攻略するイコール自分の首を絞めることになる
その展開はあまり望ましくない…
けれど逆の発想で案外私が参戦して、ボス撃破、なんか一人馬鹿みたいな火力がいたけどまさか魔王がボス攻略を手伝うなんてしないと思われ怪しくても頼りな仲間認定とか…
「なんでアインさんは私が参加しないとこないんです?」
「俺…防御しかできないし…」
「けどたくさんの人守るのも大事だと思いますよ?」
「そ、そうなんだけどさ…か、紙防御のシュリを置いてけないだろ?」
ごめんなさい魔王なんです。
しかし、心配してくれるのはありがたいけど鉄壁なアインさんに少しでも他の人が死ぬ可能性を無くして欲しいと思うのは私の我儘かな…
みんなでハッピーエンドを迎えれたらいいなって思うけど上手くいかないな…
今回は様子見ということで参加せずに、もう一度レベリングの為東に行こうということで話しが落ち着いた
参加すれば良かったのに…私…いや、アインさんだけでも向かわせていれば未来は変わったかもしれなかったのに
東から戻ったのは2日後
町は無かった…いや、無かったではなく破壊されていた。
はい!いつもお世話になっております作者です。
拙い文章読んでいただき幸せでいっぱいです。
度重なる急展開とてもすいません…
もっと分かりやすい文章を心がけたいと、思います。
が、頑張ります!