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エピローグ

「損害、被弾、魔導師3名、今、回復術士が治療中、命は助かるとの見込みです。

 エルフ魔導師殿たち、極度の疲労、これも数日の休養で治る見込みです。

 転倒による怪我、7名、これは擦り傷程度です」


「そうか、軍事チートに勝ったか。皆の勝利だ。今夜は国庫を開いて、宴だ!」


「「「「「ウオオオオオオオーーーーー」」」


 歓喜に包まれたが、

 やがて、誰かが気が付く。


「あれ、鉄ツブテのアリサ殿は?」

「いない・・」

「皆、お探しするぞ!」


 ・・・・・


 アリサは、地球アースの元にいた。


「ハア、ハア、ハア、ハア、ちきしょう。俺は役に立つぞ。生かせよ」


「役に立たない。ガソリン車で突撃させる戦術はあり得ない。自動車化部隊と機甲化部隊の違いも理解していない。質問に答えろ」


 ビンを取り出し、ポーションをかける。


 ジョボボボーー


「これは、低級ボーション。質問に答えれば、もっと、良い物をかけてあげる」


「な、何だ」


「貴方は異世界から来た。貴方は、どうやって来た。帰る方法はある?」


「あ、女と川原でキャンプをしていたら、水にながされたんだ!帰る方法?ポーションをかけてくれたら、はあ、はあ、これ、血がとまらないじゃないか!」


「そう」

 ・・・災害型ね。つまり、帰る方法はない。


 アリサは、寂しそうに、一発撃った。


 バン!


 ・・・母様の国に、行きたい。

 私はその方法を探すために、冒険者になった。


 女とキャンプ?キャンプとは野営だ。召喚した異世界の書物で見たことがある。

 数人で行うもの。


 アリサは、64式自動小銃の構えを解かない。


 アリサは叫ぶ


「出て来なさい!もう一人いるのでしょう!」


 ガサガサガサ


 草むらから、一人の女が出て来た。


「ウケる~~~~アース、ここに来て、貴蘭々(キララ)を捨てて、王女と結婚するって言うから、傷、少しだけ治した系~~?」


「そう」


「この女、武器使える系~~~あーしの奴隷にする!魅了で、ポンってな感じ!」


 ビビィと精神干渉波がアリサを襲う。


「さあ、アーシを守る系~、城に行って、魔導師を殺すみたいな感じ~やつら、あ~しの術を妨害するじゃん?城の者、全員奴隷にして~王子様と結婚する系~」


 バン!

 また、銃声が響いた。


「ウグ、テメ、アーシの術・・・効かないなんて、アースと同じ・・・勇者系かよ」


 バタン!


 息絶えた。

 アリサは、フードを取りフェイスガードを外し。遮光道具を目から外す。


「系~?新しい言語?あ~し?また、異世界アカデミーの教授に報告しなければ」




「ハア、ハア、アリサ様、その銃声は?」

「アリサ殿、城に戻られたい!歓迎を・・ヒィ、黒目、黒髪?!異世界人」

「アリサ殿は悪魔・・いや、異世界人」


 王と王太子、姫、王族、重臣たちが、直々にアリサを探しに来たが、


 アリサの容姿を見てとまどった。


 アリサはそのスキをついて、


「召喚!オフロードスクーター!」


 バイクが一台、魔法陣から浮かび上がり。


 それに、乗り。そのまま去って行った。


「待たれよ。驚いただけだ、決して、他意はない!」

「そうよ。この国の者は、誰も、異世界人だから、悪魔だなんて言わないわ。いえ、言わせないわ!」


「陛下、ご覧を、アースの他に、また、異世界人が・・・」


「ああ、こいつは、魅了反応あり。こいつが、城に上がったら・・・」


 ああ、そこまで考えてくれていたのか。


 王たちは、涙を流し。アリサの方角に向かって一礼をした。


 異世界人、この世界では、不思議な力があるものとして、鬼のような扱いをされている。


 今日もアリサは、母親の国へ行く方法を探し。彷徨っている。





最後までお読み頂き有難うございました。

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