表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ある日、超能力に目覚めた件  作者: 上松
第三章 相対性正対論
929/946

第八話Part7

 告白……それを意識したらようやく普段通り、自然に接されるようになったのに、またちょっと野々野君との時間がぎこちなくなってしまった。今日も今日とて二人で力の訓練をしてる。野々野君はどこから仕入れてくるのか、よくわんないような訓練方法を私にやらせてくる。

 ふざけてる? わけじゃないよね? でもこのおかしな特訓方法のおかげで、私は爆速という速度でこの力を使いこなすことが出来た。今は私は公園の木を登ってる。手ではないよ? 足で駆け上がってるのだ。どっかの漫画で見たことあるような修行方法だけど、別に私は足裏に力を集めて、木の幹に吸着させてる……とかじゃないよ。

 寧ろ勢い重視といっていい。なるべくハイスピードで登る事をもとめられてる。でもこれも案外難しい。流石にいくつも公園の木を蹴り倒すわけにはいかない。だから力の加減が大切。力と勢いが足りなかったら、幹を駆け上がることが出来ない。でも力が強過ぎたら、幹に私の足がめり込んでしまう。

 だから絶妙な力加減が必要だ。それにあまり木にダメージを与える……という事もやめた方がいいだろう。幹の表面には見えなくても、その内側にはダメージがある……とかなる可能性もある。まあそれは実際見えないから私には判断出来ないんだけと……


(なにせ私の力はこの超パワーだけだからね)


 木々の声が聞こえる……とかはないのだ。そんな能力にあこがれはある。だって木々の声……というか植物とお喋りできるってなんかディズニープリンセスにいそうじゃん。女の子の憧れというか? それこそプリンセスになれそうな力だ。それに比べてこの超パワーというべき力は……プリンセスというかどっちかというとプリンスだし、いうなればヒロインよりもヒーローの力だ。


 私も大好きなヒーローになる学園青春物語の主人公と同じようなさ……そんな力だよ。でも流石に私は自身の体を怪我させてまで力を使おうとは思えない。てか使えないし? 多分、力を使う時には私自身の体も強化されてるんだと思うんだけど、きっとどこかでストッパーもかかってると思う。

 これ以上の力は今の私では耐えられない……みたいなさ。運動量が増えたから力が発現した今と前では私の体型はちょっと変わった。筋肉質になってシュッとしたし……言いたくはないが体重だって増えた。でもそれは筋肉だから!! 私は痩せに命かけてるような? 異常者じゃないから、筋肉と脂肪での体重増加くらいは許容する方だ。でも女子によってはそんなの関係なく、ただ体重が一グラムでも増えるのが許せないって子がいたりする。


 私がそっち側だったらきっとこの力を呪っただろうね。だってどうしても筋肉質になるもん。でも……


「もっと筋肉つけた方がいいのかな?」


 私は何回かの木の駆け上がりを終えて野々野君の元に戻ってきてそういった。そんな言葉を受けて、彼は私の体を上から下までみた。やらし……くはないね。別にいやらしい視線とは思わなかった。そういうの女子は敏感だから。


「なんで?」

「いや、ほら……私のパワーってもっと自分の体がタフになったらもっと出力が上がるのかなって思って。そういう漫画とかあるでしょ?」


 私が好きな学園ヒーローの主人公の師匠もまずはその超パワーを受け継いだ主人公にやってたのは体作りだった。超パワーはあくまでも自分自身の体がベースにある。だからこそ、そのベースを底上げするのは基本なんだと思う。こういう力の事なら、普通に会話できる。それにこの提案だって……もっと二人の関係を引き延ばすの為のものだ

 告白するとはなんだったのか? いやいや、これも作戦、創作戦だから!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ