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ある日、超能力に目覚めた件  作者: 上松
第三章 相対性正対論
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第八話part4

「最近、私避けられてるかもしれない」

「野々野君に?」

「なんでそれを!?」

「いやー見てればわかるでしょ。だってあんたよく野々野君の事見てるし」

「え? そんなに見てる?」

「見てる見てる。まあ私は同じクラスだからね」


 部活の仲間の一人がそんな風にいってくる。一時期部活の仲間とも険悪になった私たちだが、そこら辺のわだかまりは今消えてる。ある程度の基準? を設けることができたからだ。

 自身の力を制御できるようになってこのくらいの力で部活をやる……と決めたら、どのくらいはことはできて、どれはできないのか……を明確にできたから、私の事を不気味に思わなくなったみたいな?

 いや、いきなり動きが変わったのは不気味に思われるのも当然だ。でも私はこれまで運動をやってこなかっただけで別に運動音痴だったわけじゃないのだ。ただこれまでは運動を積極的にしてこなかっただけ……だからこそ、覚醒ってやつがね、起きたみたいな? そんな説明で乗り越えた。

 それにやっぱりあくまで人間の範囲に力を留めたのが大きかった思う。次第にちゃんと私があくまで人間であるってみんなわかってくれたからね。そうなると、私を不気味がってはぶるよりも一緒に上を目指した方がいいって思ってくれたみたいだ。

 そうやってちゃとした仲間へとなったのだ。雨降って地固まるってやつ? 問題を乗り越えたからこそ、絆が強くなったというか? だから今は以前よりも仲良くなったと思う。

 まあ私に頼りきりになって――「あんたがいれば」――状態じゃなくて、それぞれにちゃんと役割があるってなったのがよかったかも? やっぱり誰もモブになりたいわけじゃないもんね。

 自分の人生の主役は自分でありたいと思うのは当然だ。でも私が部活で活躍しすぎると、もう全部「あいつでいいじゃん」――となってしまう。そうなるとやる気とかさ……そんなのがわくわけない。


 だから私は自分で自分の力を制限したのはよかった。まあもしもばれたら……と考えると怖いが……でもきっと大丈夫。友情は思ってるよりももろいものなのかもしれないけど、私は誰もいないってのは無理だ。

 誰かとかかわっていたいたいし、楽しく学校生活を送りたい。それには良好な関係って必要だ。


「でも野々野か……今のあんたならもっと上のレベル狙えると思うよ? 有名人じゃん。男バスの奴とか、きっと気になってるやついるよ」

「ええーそんな訳ないよー」

「本当だって、あんたの事見てるやつ結構いるよ」


 本当にそうなのだろうか? 男子バスケの面々はそんなに意識してなかったな。確かに彼らもクラスメイトの次にかかわりがある男子といえる。けどあんまりいい印象がなかったというか? だって前は女子バスケを見下してるというか? そんな感じあったし。


「私たちの活躍に嫉妬してるだけじゃない?」

「まあ……それはある。あいつら一回戦で負けたみたいだしね」


 それは……ご愁傷様である。いや、私はずるしてるようなものだから笑えないんだけどね。


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