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ある日、超能力に目覚めた件  作者: 上松
第二章 きっと世界は変わってない
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第十六話part3

(ああいう存在って実は結構いるのか?)


 アースに向かってそんな思考を送る野々野足軽。なにせちょっと気になった。竜が、悪魔がいた。そして今サルみたいだけど、明らかにサルとは違う存在もいた。

 ということ実は物語で語り継がれてる様な存在……他にはそれこそユニコーンとかさ、九尾の狐とかそれこそヤマタノオロチみたいな……そんな神話の時代の存在とかも実はちゃんとあったのか? とね。最近の出会いを振り返ると、あながちただの創造の産物ではないのでは? と野々野足軽はおもってる。


(それはどうでしょうね)

(なんだそれ……)


 アースが知らないわけないだろう。だってこいつは地球だ。地球の全てを知ってるはず。


(それでは楽しみがなくなるでしょう? その力で確かめていけばいいのです)


 そんな風にアースは言ってきた。足軽のその力で証明すればいいだろうと……確かに全てを教えられるよりも、そっちの方が楽しそうだな……とは足軽だって思う。


(なら、今度はこっちから仕掛けるか。受け身だといつ来られるかわかんないしな。そうなったら力も使いづらいし……誰かが襲われてからじゃ後味が悪い)

(そうですね。しっかりとやってください。一つだけ言うのなら、中心はあの存在ではないってことですかね)

(どういうことだそれ?)


 なんか意味深な事を言ったアース。けどすぐにアースは画面にくぎ付けになる。


(なっ!? どうやら限定カステラスイーツが発売されるそうです! とりあえず工程からちゃんと見たいのでこれで失礼しますね)


 フッ――と消えるアース。まだ夜中だけど、きっとその店にもう行ったんだろう。そしてシェフの工程をじっくりと見て……どうにかこうにかしてそのスイーツを味わうのだろう。

 アースにはその手段は豊富にある。


「ふむ……」


 足軽はアースが去った机に……というかその勉強机の椅子に座った。アースは椅子じゃなく直接机に座ってたが……そんな事は足軽はしない。そこで最後のアースの言葉を考える。


(カステラスイーツ……じゃなくて)


 そもそもがカステラはスイーツではないのか? とかいう考えのせいでそれが来てしまった。頭を振って雑念を取り払ってちゃんとした方を引っ張り上げる。


「中心はあのサルじゃない? てか中心ってなんだ?」


 絶対にあいつは何かをしってた……それを確信する野々野足軽だ。

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