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ある日、超能力に目覚めた件  作者: 上松
第一章 超能力に目覚めた少年
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53P

そして今に戻る。野乃野足軽は広い部屋で平賀式部とそしてその母親と食事を取ってる。あの後、家に入ってその広さやおしゃれな内装に度肝を抜かれた野乃野足軽。でも1番は可愛い女の子の家に上がったという事実が野乃野足軽をカチンコチンにしてた。


 とりあえず居間……いやこの家ならリビングと言った方が良いだろう所に通されて、くつろいでた。いや勿論、野乃野足軽の様な小市民にはとても寛げるようなスペースではなかった。なにせどれもこれもがオシャレで高級そうに見えたからだ。なんか変な……というよりはオシャレな形をしたテーブルだってそうだし、それに一輪挿しの花が飾ってあって、それが挿して有る花瓶だってなんかオシャレだ。


 野乃野足軽が座ってるソファーも野乃野足軽の家にあるような何年も使い古して隅が剥がれてたりしてるようなそんなのではない。新品? と思うかのような輝きと弾力性を持ってる。野乃野足軽の家のソファーなんて座ったら骨組みにあたって痛いと言うのに……平賀式部の家のソファーはそんなのなかった。


 平賀式部はシャラクにとりあえず餌と水を与えてた。それも彼女がやってたわけじゃない。なにやらお手伝いさん? 的な人がいてその人に頼んでた。けどなぜか野乃野足軽には手ずから飲み物とかを持ってきた。それもそこらの市販のジュースではない。なんか生の果物が添えられている様な……そんなオシャレな飲み物だ。


 野乃野足軽は勿論だけどそれを特別な事……とかは認識しない。ただ家主……実際平賀式部が家主なわけないが、ここを所有してる主の子供なんだからお手伝いさんとかよりは立場は上だから、客に対応するのは普通かなってくらいの気持ちだった。


勿論「お構いなく」とかいったけど、平賀式部には「そうは行きません」といわれてた。それからカチンコチンの野乃野足軽はどんな話をしたのか……とか覚えてはない。なにせ目の前に……というかいつもより近い位置に平賀式部が居たからだ。


 いつもの距離感……学校とかの机は人が通れるスペースを開けて置いてある机だけど、ここにはそんなスペースはない。当たり前だけどね。でもこのソファーはかなりでかい。なにせ目の前のテレビなんて見たこと無いようなデカさだ。80インチくらいあるだろう。


 それに呼応して寛げるスペースも広いからテーブルもソファーだって大きい。だから少し距離を開けることなんてのは簡単だし、なにせなら、一人用のソファーだってある。そっちに座ればいいのに、平賀式部は野乃野足軽の隣にいた。


 そして頭では出されたお菓子の旨さに興奮してるアース……もう中も外も野乃野足軽はゴチャゴチャだった。だからあんまり記憶が……それでもなんとか帰ろうとしてたわけだ。


「そろそろお暇を……」


 とか言っても平賀式部に食い止められてて、気づいたら母親が帰宅。平賀式部から事情を聞いたら、それなら夕食をご一緒に……ということになって、それを断れるはずもなく、今に至る。それに今日は特別に外からシェフを呼んでのフルコースらしい……金持ちスゲーと野乃野足軽は思ってる。

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