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ある日、超能力に目覚めた件  作者: 上松
第一章 超能力に目覚めた少年
433/833

431P

「おお、草陰殿!」


 そんな風に言ったのは猩々坊主だ。実際、明確な力……を披露してるのはこの草陰草案だけだし、大っぴらに力を使えるのは彼女だけ。それに彼女の力は『癒やし』だ。

 つまりはこのおかしくなってる人たちにその癒やしが働いて正気に戻る……可能性をきっと皆は思ってる。


『皆さん! 草陰草案ちゃんが来てくれたました! もしかしたら彼女なら、この事態を収拾できるかもしれません! なにせ彼女はどんな医療技術をも超越した『力』を持ってるのはもう皆さん把握してるでしょう!』


 そんな風に大川左之助が視聴者にいってる。草陰草案は人気者で「「「「キター!!」」」」――と盛り上がってる。皆さん、女子中学生が大好き……というわけじゃなく彼女の力にきっと期待してる。

 いやもちろん、きっと女子中学生が大好きな輩もいっぱいいるだろう。なにせ女子中学生だ。それに草陰草案はオタク気質だが、その格好はかなりギャルによってる。ツーントンカラーの髪色してるし……好みは人によって分かれるようなファッションセンスだが、可愛い系ではある。中学生だから大人っぽくしたいのかもしれないが、子供らしい顔付きだし。


「皆さん! 私がきたあああああ! さあ、そこを開けなさい!!」


 そんなことを叫んでる草陰草案。けど勿論だけど、警官隊が道をあけるわけはない。


「ほら、危ないから下がってなさい!」


 そんな風に怒られた。まあ当然ではある。


「私の事を知らないというの!? 私の力があればこの事態を収拾出来るの! このままじゃあなた達までおかしくなるのよ!?」


 甲高い声でそう抗議してる草陰草案。それにこの動画を見てる人たちも警官隊に文句をめっちゃいってる。「無能」やら「国家権力の犬」やらである。やばめな草陰草案信者っぽいのもいっぱいだ。


『どうかそのお御髪を一房』


 とか言ってる頭おかしいやつまでわいてる。『その奇跡をここに!!』とかもいってる。


「まっくた頭硬いんだから……」


 そんな風に悔しがってる草陰草案。すくとそこにこんなことを言ってくる人が。


「貴方、草陰……さんよね? どんな人でも治すことが出来るっていう……」


 とうやら草陰草案を知ってる人がいたようだ。するとその人は泣きついてきた。


「お願い、私の大切を人を助けてください!!」


 するとそんな声を聴いた人たちもリアルで草陰草案に泣きついてきた。

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