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ある日、超能力に目覚めた件  作者: 上松
第一章 超能力に目覚めた少年
430/834

428P

「なんだこれは?」

「まさか新たな力の暴走!?」

「いや、もっと別の何かかもしれないっすよ」

「ちょ……どうやら裸の女性とかいるみたいですよ。ちょっとそっちにいか、いきましょう!」


 彼らはこの町にやってきたオカルト好きな奴らで今やその力を本当に開花してしまった人たちである。猩々坊主とチャブ氏やミカン氏やアンゴラ氏……彼等だ。つい最近、ここの近くの上空でドラゴン――かもしれない存在が確認されたから、個人個人でやってきた。そしてこの町で集まって何回か調査をしてたのだ。

 そして草陰草案を通じて知り合った動画配信者の三人……彼らの動画のネタとしても色々とやってた。その時に起こったこの騒動……動画配信者の大学生たちはなんとか近づこうとしてたがそれをアンゴラ氏たちは止めてた。いやな感じがしたからだ。きっと彼の力……が反応してたんだろう。だから彼らのチャンネルだけはまだこの騒動をまともに届けてる唯一のチャンネルとなってた。何とかギリギリの範囲……悪魔の力の影響を受けないギリギリを見極めてなんとか配信を続けてた。


『一体何が起こってるのか……自分達にもわかりません。ですが、これが今の、生の現状です。面白がってこないでください。人の塊を観たらとにかく離れてください。近づかなかければ、変になることはないようです! ――っ!』

『わあああああ!?』


 彼らのチャンネルでそういって二人は走り出した。彼らのチャンネルは二人がオカルト的な事を話して一人は裏方を担当してた。二人はあわててカメラの方に走る。その背後から、まるでゾンビのようになった人や、地面に手までついて四足歩行をしてる大人の人とかが迫ってたんだ。どうやら目をつけられたみたいだ。


 慌てて走って逃げてる二人の顔を映しつつ、カメラ担当の人も走ってるから、かなりぶれてるが、それでもカメラは集団の方へとむいてる。きっと動画配信者の矜持って奴があるんだろう。コメントでは――


『危ない!』

『逃げてえええええ!!』


――という感じで盛り上がってる。逃げてる彼らに追いすがるように迫ってくる異常な人たち。その目はとても虚ろでどこを見てるのか……けどその時、カメラの端から何かが飛び出てきて、それがおかしくなった人にぶつかる。するとそれと同時に、バチン!! と鳴り響く。投げられた小さな石? みたいなのが砕けてる。

 けどそれはおかしい……とコメントではなってる。


『なんだ今の?』

『何投げたの?』

『スタンガンみたいな落としたよ?』

『でもスタンガンって投げるものじゃないだろ?』

『爆竹とか?』


 そんな色々な事を言われてる。けどどうやら彼らはそれを明言する気はないらしい。なんとか一息ついて、こういった。


『皆さん、この通り今は非常に危険です! この町の人たちはなるべく家から出ない方がいいです。駅の方には来ないように!』


 彼らのチャンネルの同時視聴者数は今や世界中で一番になりつつあった。

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