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ある日、超能力に目覚めた件  作者: 上松
第一章 超能力に目覚めた少年
388/852

386P

「くっ!」


 どうやらあのドラゴン……勝手に傷か再生するらしい。そして再生してしまったら、力を野々野足軽の都合で流し込むことが出来なくなる。そもそもがドラゴンという存在故なのか、外殻からはほとんどサイコキネシスとか、あのドラゴンにはきかない。だからこそ、ダメージを与える必要がある。そうしないと、きっと風の少女を救えない。


『いたい! 痛いよ!! なんでこんなことをするの!?』


 そんな慟哭が響き渡る。そしてさらにドラゴンの力が増えたように感じる。まさか攻撃をすると力が増えるなんてインチキではないだろうか? と野々野足軽は思った。でも考えてみたらそれも納得できる。

 なにせ絶望……それによってドラゴンへと変質してしまったんだ。その時点で力は高まってた。つまりは絶望が力を与えてる。そうなると、こっちが痛みを与えることで風の少女はより絶望を感じるということだ。


『痛い! 痛い!』


 ――と彼女は叫んでる。それを仕方ない……と野々野足軽は思ってた。けど……


「もっとちゃんと聞いて置くべきだったのかもしれない」


 そんなふうに野々野足軽は呟いた。痛みじゃない……あれを倒すのは攻撃じゃないのかもしれない。そんなふうに野々野足軽は考える。でも……だ。


「やっぱりだめか……」


 野々野足軽はやり方を変えた事を試す。それは癒す力。草陰草案で培った傷を治す治療の力。それをドラゴンへと向けてみた。それは痛くなんてない力だ。

 攻撃をして力が高まるのであれば、逆で回復の力で力を弱めることができるかも……と思ったんだ。けどそれは結局不発に終わった。なぜか……それはやっぱりだけどドラゴンのその強力な鱗だ。それのせいで回復の力がドラゴンへと届いてない。そしていうなれば、その癒やしが風の少女まで届かないんだ。


「これって、ただ攻撃するのもだめだし、だからといって攻撃して傷をつけないと癒やしも届かないってことか……」


 初戦闘にしては難易度が高すぎじゃないか? と野々野足軽は思った。流石にこんなのは初心者に課す課題じゃない。こんな無理難題……もしもこれが市販のゲームとかで更にこれが初期ボスなら苦情殺到ものだ。

 でもゲームはそもそもがバランスって奴を考える人がいるから成り立つものだ。なにせ……だ。やっぱりゲームはクリアをする事を前提に作られてる。

 誰もがそこにたどり着ける様にってなってる。けどここはリアルで……そんなバランス調整? はありえない。誰に文句を言うことも出来ない。

 だから野々野足軽は頑張るしかない。自分の理想の着地点……そこを目指せるのは自分だけなんだから。

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