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ある日、超能力に目覚めた件  作者: 上松
第一章 超能力に目覚めた少年
28/821

27P

(まずは力を集めてください少し浮かせるくらいがいいでしょう)


 そう言われて野乃野足軽は持ってた丸い石を浮かせる。このくらいなら既に簡単に出来る野乃野足軽である。でもこれで命が宿らないとわかってもいる。


(ここからどうしたらいいんだ?)


(自身の力以外を感じることはできますか?)


(自分の力以外……)


 むむむ……野乃野足軽はそれを自然エネルギー的なやつかと思って意識する。そう言うの沢山の漫画やラノベとかでもあったと思う。自分自身に元からある力と自然に有る力。自分自身の力を使う作品と、自然の力を使う作品。最初は自身の力だけだけど、後々自然の力も使って強化するイベントとかあったり……だからもう来たのか……とかイベントなにかすっ飛ばしてないか? とかちょっと思ってる。


(なにかある気はするが……曖昧だ。ねっとりしてる感じ?)


(ねっとりなんてしてないです。失礼ですね)


 なんか怒られた野乃野足軽。自分の感想を言っただけなのに……


(とりあえず私の感覚を共有しましょう。それでよりハッキリとこの星に満ちるエネルギーが見えるはずです)


 野乃野足軽とアースは今、一体化してる感じだ。だからこそ、記憶とかの共有が出来る。そんな事が出来るのだから、アースの感覚も共有できるのだろう。それによって、野乃野足軽の視界に変化が訪れた。


「うわ……」


 思わずそんな声が出る野乃野足軽。彼の視界には今、沢山の光の粒が見えていた。それは大地から湧き上がって空へと上がっていってる。


「あれは?」


 なんか遠くに……というか学校の方向に大量の光が見える。周囲もちょっと眩しいくらいではあるが、学校の方はそんな規模ではない。まるで滝が逆さまになったかのように、下から上へと大量の光が昇ってた。


(あれは穴です。溢れ出やすい場所というやつでね)


(大丈夫なのかあれ?)


 なんか不安になるくらいに光が溢れてる。きっとこの視界のまま学校に行くと何も見えないのではないだろうか? そんな感じだ。


(別に害はありませんから。今までなにかありましたか?)


(確かに何もなかったけど……)


(そんなことよりも命です。今なら見えるのですから引き寄せてみてください)


 そんな事を言われた野乃野足軽は手をのばす。けどやっぱりだけど、普通に掴めたりはしないようだ。体を光は通り抜ける。そうなると力でどうにかするのかな? と思って、石に使ってるように、力を向けて引き寄せる。するとこっちにきてくれた。


(さあ、力を混ぜ合わせて石に注ぐのです)


 野乃野足軽の力と自然にある力。それを混ぜ合わせるように意識する。するとなんか白かった光が別の色になっていく。緑色になっていってる。自分の力の色は緑系統なのか? とちょっと思う野乃野足軽。


(今回はこんなものでいいでしょう。石にそれを注ぐのです)


 その言葉にしたがって野乃野足軽は石に混ぜ合わせた力を注いだ。するとなんか石がプルプルと震えだした。

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