『逃げる様に、戻ってくる、神聖化』・・・『詩の群れ』から
『逃げる様に、戻ってくる、神聖化』・・・『詩の群れ』から
㈠
我々はウイルスから、逃げているだろう、だろうだ。
それはそうなんだが、戦っていると言えば、戦っている。
つまり、アイデンティティの問題なんだろうが、支離滅裂なんだよ、何もかも。
かといって、制約に負けて、自暴自棄になってはいけないな、だろうだ。
㈡
つまり、逃げるのがウイルスで、戻ってくるのが我々なら、最善さ。
だろ、そして、逃げる様に神聖化されることはあるまい、ただの不都合さ。
俺もお前も、もう全力過ぎたよ、周囲は許してくれるはずさ。
何、泣き寝入りじゃない、自分で決めた進路だよ。
㈢
何もかも包括して、つまりは、逃げる様に、戻ってくる、神聖化ってことで、え?
え、そうだな、そういうことにしておこう、結局、安全であれば、安全になれば、外出するじゃないか。