出会い
ピピピピッ、置き時計が鳴るまた憂鬱な朝がやってきた。
いつもと変わらない日がまた始まるのだと。
ゆっくりと手を伸ばす。
ーーーコツンッーーー
手をぶつけたと共に妙に軽い音が響く。
違和感を覚えつつも開ききってない目を擦...れないってゆうかまぶたの感触も手の感触もない。
は?
パニック気味に体を起こそうとすると何かに頭をぶつけた
天井?そんなわけない、じゃあなんだ?
そもそもが暗すぎるもしかして....箱?
周りを探る、壁のようなものがある
この形、六角形を歪にしたようなの形、棺桶?
ゾッとする。体に異常がないかペタペタと体を触り確かめる
ゴツゴツしてるが丸っこい曲線を描いているところもある。
大体の予想がつく想像するだけで顔面蒼白である。
というか予想通りなら顔面があるかどうかも怪しい。
触って確かめてるみる、やっぱりない。
いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ
心の中で叫ぶ、声帯がないせいだろう声が出ない。
とりあえず、落ち着こうなんでこうなった?
まさか異世界転生!?でもトラックに轢かれた記憶もボタンを押した記憶もない。そうなれば異世界召喚?
って違う違うそんなことより
どうしよう、マジでどうしようというかここが異世界かも怪しいし
まずは出ないと、でも棺桶の蓋はピクリとも動かないどうしよう。
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3時間は経っただろうか、とうの昔に目覚ましの音は聞こえていない暇だ本当に暇だずっと寝そべってるだけだ異世界あるあるのステータスオープンも使えないこの調子じゃますます異世界か怪しくなってくる。
唯一の救いは空気が必要ないことだ、個人的に窒息死は避けたい死因ランキング1位だ。
しっ......る...?
な.....をだ?
ネ...ロマ......の.噂だよ
話し声?話し声が聞こえる!!なんて言ってるかよく聞こえないが確かに聞こえる!!
やった神は見捨ててなかったんだ....あ、でもどうする声が出せない以上どうしようもないとりあえず棺桶を叩いてみるか?でも襲ってきたら...しかしこのまま通り過ぎるのを待っても次いつこんな機会に巡り会えるかわからない。
声が近くなったところで必死に棺桶を叩く。
ガタッ
お!!動いたもしかして取り出してる?やった!これでこの地獄からもおさらばだ。
......?
おかしい一向に開く気配がない、何故?まさか取り出しといて放置するわけないしそっと棺桶の蓋を開ける。
明るいが不思議と眩しくなかった眼球自体がないからだろう。
視界の端に赤い液体が見える。
恐る恐るそちらに目をやる、そこには後頭部が血に濡れた男性たちと背の丈ほどの杖を持ち血に濡れた黒いローブを着た少女がそこには佇んでいた




