表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
能力者か無能力者か  作者: 紅茶(牛乳味)
56/151

53話(第一部最終話)

「ん......んぁ......」

「あ、起きた。起きたよ立花学長」

「ん。おはよう、上木」

 僕が目を覚ますと、少し雲を残した青い空と雪音、立花学長の顔が視界に入ってくる。......あれ、後頭部に何かの感触。......ん? 僕何かを枕にしてる? というか、このアングルは......

「うわあ!」

「な、なに? どうしたの?」

 僕はその場から跳ねるように起き上がって雪音から距離を取る。視界には驚いた表情で正座している雪音とこれまたびっくりしている立花学長、あとは崩れている建物と倒れている工藤君が目に入った。え、えっと?

 あまりに多い情報量に頭がパンクしている僕だけど、一つだけ理解した。

「もしかして、僕雪音に膝枕されてました?」

「うん。雪音がしたいって」

「ま、まあそうだね。ちょっと照れくさいけど」

 顔を少し赤くして困ったように微笑む雪音。か、可愛い。可愛いし、もう一回膝枕してほしい。というか、いくら驚いていたとはいえ、なんで僕は離れちゃったんだ! 

「それじゃあ騒動のまとめを話そうーーーって、上木、唇から血出てるよ?」

「......僕は、馬鹿だ......」

「事情はよく分からないけど、それは間違っていないと思う」

 なんてひどいことを言うんだ。まあとりあえず、この話は一旦置いておこうか。あとで回収するつもりだけど。

 さて僕の気持ちも落ち着いたところで話始めようとすると、清木教授がひょっこり顔を出す。正や堂次郎に朝倉君、いつもの巨漢は連れていない。

「やあやあ。この様子だと終わったみたいだね」

「みたいです」

「なんで当事者の君が覚えていないのさ」

「いや、分かんないですよ。なんか昨日の夜くらいから記憶がないんですよね。......あれ、正とは話をしたような......」

「「「え?」」」

 キョトンとした表情の皆さん。皆さん驚いているかもしれませんけど、いきなり昼の時間帯に雪音に膝枕されていた僕の方が驚いていますよ。

「え、えっと。上木君、今日は何曜日?」

「え? えーっと、昨日の夜が木曜日でしたから......金曜日、ですかね?」

「上木の能力は何?」

「『2重人格』ですよね?」

「蔵介、好きな女性のタイプは?」

「いつもニコニコしてる元気な子......ってこれは関係あるの?」

 そんな僕のツッコミも空しく、3人は集まって何やら話し始める。

「これ、どういうこと?」

「ちょっとよくわからないなあ。小屋の扉の破壊された状況、地下に入ったときの地面の抉れ具合や、回収したナイフの材質に対した硬度、さらに仁美とかいう女の子の親指同士に巻き付けられていた布の硬度。能力は2重人格なんかで片付けられるものじゃないよ」

「とぼけてるのかな?」

「まあさすがにそれはないんじゃないかな」

「でもありえなくはない」

「メリットが分からないんだよね」

 ......え、えっと。当の本人が置いてきぼりなこの状況。どうしたらいいんだろう。

 とりあえず話し合いが終わるのを待っていると、体がヒリヒリとした痛みを訴えてくる。なんというか、上半身全体が痛いなあ......って、なんで僕は上裸なのさ!? というか、この状態で膝枕されてたの!? なんか、すっごい恥ずかしい!

 ......っていうか、なんか体が痛いと思ったら全身真っ赤だ。さらにヒリヒリとした痛み。もしかして、やけどかな? ってことは、そこで寝ている工藤君も関係ありそうだ。

「えっと、とりあえず今回の騒動をまとめてもらっていいですか?」

 こうして意識しちゃうとやけどした部分は結構痛いので早く医務室に行って処置してもらいたい。あと上裸って結構恥ずかしいのでなんでもいいから服を着たい。

 そんな風に僕が要約を求めると、清木教授が一歩前へ出て話始めてくれる。

「まずは『防人』に。君たちのお陰で雪音ちゃんは無事だった。本当にありがとう」

「は、はあ。でも解決したのは他のみんなと2重人格の僕ですよね? お礼は今度そっちに会った時に改めてお願いします」

 ストレートな感謝に面食らいながらそんなことを言う。本心としては、2重人格だろうが雪音を守ることができて誇らしいという気持ちもあるけど、今はそれを口に出すべきじゃないだろう。

 そんな風にひねくれた返答をする僕に若干困ったような表情を見せる清木教授。それでも特に何も言わず話を進めてくれる。やっぱり大人だなあ。

「それじゃあお礼はまた後日ね。で、今回の襲撃を行った組織が分かったんだ」

「もうですか」

「うん。あ、だからと言ってすぐに潰しに行けとかは言わないよ。まだ全然準備が整っていないし」

「準備が整ったら潰しに行くんですか?」

 とんでもないことを言っていらっしゃる。そんな風に狼狽する僕を見て笑う清木教授。

「大丈夫。半分冗談だから」

「半分って」

「そりゃあ、雪音ちゃんが危険な目に遭ったんだから多少はやり返さないと」

「なるほど」

 納得した。これは準備が出来次第潰しに行くべきだろう。

「......穂乃果も危ない目に遭ったみたいだしね」

 一瞬、何かを呟いた清木教授の顔から表情が消えた。ゾクリと背筋が凍るような思いだ。よっぽど雪音を大事に思ってくれているようでありがたい。

 それも一瞬ですぐに表情を戻して話の続きを始める清木教授。

「さて、ちょっと脱線したね。これからは今まで通りの防人に戻ってくれればオッケー」

「いや、今まで通りっていうのが分からないですけどね」

 この1週間で襲撃された回数は非常に多かった。まあどれもこれも雪音を狙っていて焦っていたからだということなんだろうけど、それにしても多かった。

「まあそれもそうだよね。でもこれからは襲撃の数は結構減るはずだし大丈夫。なにせこっちは襲撃を退けて雪音ちゃんを守り通したんだから。それでも襲撃してくるようならよっぽどの大人数で襲撃してくるはず。そうなったら防人の出番じゃなくて僕たちの出番さ」

確かにこれからも襲撃が来るとしたらそれはかなり大きな戦力になる。それと闘うというのはもはや戦争だ。そうなったら少人数で動いている『防人』というグループは役に立てないだろう。というか、そもそも防人っていうグループが雪音の襲撃に合わせて作られたもので、これからは適当に活動していくことになるのだろう。

 そんな風に考えていると、コホンと咳ばらいを一つして清木学長が話をまとめてくれる。

「要するに、君はこれから適当に大学生活を満喫しつつ、たまにやってくる敵からみんなを守ってくれればいいんだよ。雪音ちゃんと一緒にね」

「一緒って......雪音、転校しないの?」

 僕が尋ねると、雪音は少し恥ずかしそうにうなずいた。

「うん。折角立花学長と清木さんがいるんだし。......あ、あと、その、く、蔵介も」

「なら良かったよ」

 最後の方はもごもごとしていてはっきり聞き取れなかったけれど、残ってくれるというのなら大歓迎だ。

 ......そっか。とりあえず、終わったのか。

「ふうぅぅ」

 僕は息を吐きながら仰向けに転がる。そんな僕を見て周りの3人が笑い出す。

「記憶がない間も2重人格の方の君はずうっと考え事をしたり、体を動かしていたわけだから。流石に疲れも出てくるよね」

「ん。改めてお疲れ様、上木」

「いえいえそんな」

 僕は上体を起こして、労ってくれる清木教授と立花学長に向き合う。すると、清木教授が倒れている工藤君を担ぎあげて僕に背を向ける。

「とりあえず、医務室に移動するまでの服が必要だよね。急いで持ってくるよ」

「ん。私も付いていく。雪音、ちょっと上木のこと見てて?」

「あ、うん。分かった」

 え、えっと。突然二人きりにされてしまい困惑する僕。着替えは急いで持ってきてくれるということだけど、突然二人きりにされると緊張してしまう。

 さらさらと聞こえてくる風に揺れる木の葉の音。雪音との距離はそこまで近いわけではないけれど、あまり離れてもいない。そんな距離にいた雪音が僕の傍に正座する。

「ね、ねえ、蔵介。何かしてほしいことない?」

「してほしいこと......」

 そんなことを言われてしまうと、さっき中断してしまった膝枕を意識して、雪音の太ももに目が行ってしまう。そんな僕の視線を敏感に感じ取ったのか、雪音は恥ずかしそうに自分の足をポンポンと叩く。

「私の足でよければ、膝枕するよ?」

 なんとありがたい申し出。でも、

「それは僕の権利じゃないよ。もう片方の僕が出てきたときにでもーーー」

「(ムカ)」

 雪音の眉が動いたかと思うと、僕の体が勝手に持ち上げられて、膝枕の体勢を取らせる。

「あのね、蔵介」

 気恥ずかしさや、別に僕が雪音を助けたわけではないという後ろめたさから僕が離れようとする前に、雪音が優しく僕の頭をつかむ。いや、体はすごく痛いぐらいに押さえつけられているんだけど。

「確かに2重人格の蔵介に助けてもらった。でもね。決して『戦闘』の面でだけ助けてもらったわけじゃないの。あなたは言葉で『私の心』も助けてくれたんだよ?」

「......どういうこと?」

 僕は体から力を抜いて抵抗をやめる。すると雪音も能力で僕を押さえつけるのをやめて、代わりに僕の頭をなで始めた。こ、これ結構恥ずかしい。

 そんな恥ずかしさから逃れるように雪音の話に集中する。

「んー、なんていうのかな......。今の蔵介はただの一般人。そんな一般人が超能力者の私を助けようと必死になってくれたのが嬉しいの。さらに、実際に助けてくれたっていうのも嬉しいの」

「だから、必死になってたのは僕じゃないよ。凄い方の僕が必死になってたんだよ」

「じゃあ今の蔵介は私を助けてくれないの?」

「......いや、出来る限り助けようとすると思うけど」

「ふふふ。それが嬉しいの」

 こんな口だけのセリフに心底嬉しそうにするから雪音はずるい。今の僕が本当に雪音を助けるために必死になれるかなんて、それこそ僕にもわからないのに。

「うーん......それに、雪音の心を助けたって言うのもよく分からないや」

「それじゃあ、質問」

 雪音は頭をなでながら、穏やかな声で尋ねてくる。

「蔵介は、今の自分の考えと過去の自分の考え。どっちに従う?」

 質問の意図は分からないけど、答えはすぐに出てくる。

「過去の自分と今の自分だったら僕は今の自分に従うね。今の自分は過去の自分の集大成。過去に経験した良いこと、悪いこと全部に適応させたのが今の自分だもん。誰と比べても絶対に正しいとは言えないけれど、過去の自分と比べたら今の自分がやりたいことをやるのが正しいと思うよ」

「......ふふ。うふふふふ」

 僕の答えを聞いた雪音が一層嬉しそうに僕の頭をなで始める。

「な、なにさ」

「んー? やっぱり蔵介は蔵介だよ。2重人格でも、今のままでも」

 ......質問の答えになっていない。僕はお手上げ、という意思を示すように目を閉じる。すると、後頭部に伝わる硬いような柔らかいような足の感触が伝わってくる。服を着ていない上半身が触れている地面から伝わる濡れた土の不快さを感じる。雲の隙間から出てきた日光の暖かさが気持ちいい。

 女の子に膝枕をしてもらうなんて緊張しっぱなしになっちゃうかと思ったけど、なんか、安心しちゃうなあ。

「ねえ、雪音」

「んー?」

「なんか、すっごい眠いんだけど」

「寝てもいいよ?」

「...それじゃあ、..お言葉....に...甘え、......て......」

 なんか、すごく居心地がいいや。

 これなら、ゆっくり眠れそう。


「雪音。上木は寝ちゃった?」

「うん。しばらくこのままにしておいてあげて」

「分かった。......ねえ。なんでこの大学に残ることにしたの?」

「んー? えっとねー......今の自分は過去の自分の集大成で、今の自分がやりたいことをやるのが正しいって聞いたから」

「誰から?」

「2重人格の蔵介と、今の蔵介から」

「......ん? 2重人格の蔵介ってどういうこと?」

「あれ、立花学長は知ってるでしょ? 仁美って女の子の能力」

「ゾンビ化させる奴だっけ。正直、ゾンビ化ではないと思うけど」

「そうそう。そのゾンビにされている間どうなるんだっけ?」

「ゾンビ化の間は意識がある人とない人がいたはず......って、雪音は」

「そう、意識があったの。で、解除された後すぐに動けるかも個人差があるでしょ? 私はすぐには動けなかったの」

「そういうこと。だから工藤を気絶させた後にあんな表情をしてたんだ」

「ん? あんな表情って?」

「凄く顔を真っ赤にして、泣きそうな顔をしながらニヤけてた。あんな顔してる人見たことないけど、上木から大層褒められたんでしょ? さらに悩みも解決してもらったとか」

「......の、ノーコメントで」

ひとまず、幕を閉じた、と。

※ここからは本当のあとがきです。暇な人はぜひ読んでやってください。そして、暇ではない人に向けて、書いたことをまとめました。

・このお話を書いた感想(反省点や改善された点など)

・実は......(大したことじゃないです)

・さらに実は......(私にとっては大したことです)

・本当にありがとうございました

・これからも続きます

と、こんな感じです。

 というわけで、忙しい方はここまで読んでくださりありがとうございました。これからも頑張って書いていく所存でございますので、どうぞよろしくお願いします。



それでは、あとがきを書いていこうと思います。

・このお話を書いた感想

 まずは、反省点を。

 伏線回収に疲れました。いやあ、バラまきすぎましたね。なんていうか、伏線を書いているときは

「こんなところにあるとは気が付かないだろう(ドヤ!)」

「これも実は伏線なんだぜ(ドヤ!)」

 という感じなのですが、回収を始めると

「あ? これってここの伏線だったよね......?」

「あれ? この伏線回収したよね......?」

「あ、あれ? この伏線、ここの設定と違くない......?」

とまあこんな感じで苦しみながら執筆していました。こうなってくると過去の自分を責めたくなってきます。最近は小説をめっきり読まなくなってしまったので、これくらいの伏線が普通なのかどうか判断できませんが、私にとっては非常に伏線の量が多かったです。また、伏線回収の話をあまり書かないので、回収に非常に困ってしまったんですよね(50話。お前のことだよ?)。次回以降の課題ですね。

 ネガティブな話ばかりもなんですので、改善された点も。

 まずは、適当なユーモアをちりばめられたこと。これですね。私は明るい作品が好みなのですが、ギャグを入れた時に、

「これ滑ってないか?」

 っていう冷静な自分にいつもビンタされていまして。シリアス路線にガンガン進んでしまいました。なので、軽いユーモア程度のものではありますが、散りばめられたのが大きな成長ですね。

 あと、ユーモアな作品にするには、場面にいる人物を一人にしてはいけないということを学びました。43話のことですね。

 あそこでは、読みやすくするために状況整理の場面を一旦入れたかったんです。雪音が転校するまであと何日かとか、今までに何があったのかとか。最初は、それを主人公の頭の中だけでやらせていました。それを投稿しようと思ったんですけど、ちょっと思い直して、正と話をさせてみたんですよね。そしたら、ビンゴです。英語の小テストのくだりみたいなユーモアを入れられました。さらにその後の展開に繋げられるという采配。我ながら悪くなかったです。というか、没になった43話がひどすぎただけなんでしょうけど。

 それでは、このお話の感想を私の目線でまとめたいと思います。

 一言で表すと、読み返すのが楽しい作品です。全体的に明るくて、くだらないギャグがあって、雪音が可愛くて。まだまだ文章的に荒く拙いところはありますが、満足です。この作品を10回は読み返しています。元々お話を書いているのは自分で読むためですので、こうやって何度も読み返す作品ができたことが嬉しいです。

 

・実は......

 蔵介の能力、めちゃくちゃ迷いました。硬度を変えるという案は書き始めた時からありました。ですが、元々は蔵介の2重人格という設定は存在しませんでした。そんなある日、臓器移植をした人が、臓器を提供してくれた人の記憶を持っていたみたいな話を聞きまして。その時に、

「臓器......っていうか、血液が記憶を持っていたりして。で、血液に入っている記憶を再生するのが脳みそ、みたいな」

と思いました。昔から心はどこに宿るのかという話はありますよね。私は勝手にこんな風に結論付けまして、それで蔵介の2重人格を生み出しました。ええ、無茶苦茶ですとも。

 あともう一つ。実は、初めに考えていた工藤と蔵介の闘いの終わりは、生き埋めになりかけるというものでした。どういうことかわからないですよね。説明します。

 最後の闘いがあった小屋って火気厳禁って書いてありましたよね? で、何に使われていたかわからない......みたいなことも書いたと思います。あれは実は昔の戦争の時に爆弾を保管していた小屋っていう設定だったんですよ。で、工藤の能力は炎を操る。これによって、眠っていた爆弾が爆発してしまう。そうして生き埋めになるんですけど、蔵介が能力を使って何とか人3人が入れるスペースを作って、そこから出口まで道を作る。その途中で体力を失くした蔵介が工藤に、『雪音を外に連れ出してくれ』と頼むわけですよ。そんな自分より能力がある人間を優先できる蔵介に当てられて工藤が改心して雪音を連れ出す......んですけど、そこで雪音の意識が戻って、雪音が生き埋めになっている蔵介を助け出す。これが一連の流れでした。

 なんでやめたかというと、無理があったからです。

 工藤と闘っている場所からとっさに雪音のところまで工藤を連れていく......まあここまではできなくはないですけど、更にどうにかして3人が入れるスペースを作る。.......無理ですね。

 この作品はフィクションですが、あんまりにおかしいことがあるとさすがに冷めてしまいますからね。急遽展開を変えました。

 他にも裏設定がいくつかありますが、今回はこのあたりで次の話に進みます。


・実は......(私にとって問題がある方)

 この作品。作成日が2018年 12月07日 16時12分なのです。そこからこの作品ができ始めて投稿したのが2019年 12月21日 00時00分ですね。実はこの時点では文章量は2,3万文字でした。トーナメントの話の途中くらいまで書いたところだったと思います。そして2021年1月10日。第1部が終わりました。大体文字数は15万文字程度ですね。

 ん? 何が問題なの? と思う方。いると思います。

 何が問題か。もったいぶらずに言いましょう。私、紅茶(牛乳味)は、2018年の12月07日以降新しい作品を1作も書いていません!

 これは大問題です。もちろん、過去に没になった作品にちょっと手を出したり、新しいアイディアが思いついたりはしています。ただ、それを形にできていないのです! 1文字も!!

 私は作品を書くときに、先にどんな場面を書きたいかを想像しています。今回でいえば、蔵介と雪音のラストのいちゃつきですね。もとは膝枕という案もありませんでしたが、「こうやって苦難を乗り越えて、雪音が蔵介に助けてもらって、なんだかんだイチャイチャして。途中の苦難はこんなバトルにして......よし!」みたいな大まかな筋書きがあります。それに向かって走っていく感じですね。

 ただ、今はそれが思いつかないのです。今までこうやってしか小説を書いたことがなかったので、非常に戸惑っています。何とか乗り越えるか、別の方法で執筆するか。大きな、非常に大きな課題です。まあ、今忙しいからアイディア止まりなだけでこれから落ち着いてきたらアイディアから上に書いたような筋書きがパッと思いつくかもしれません。......私の忙しさが落ち着くのは下手したら今年の10月とかになっちゃいそうですけどね。

 

 それでは続いて感謝を綴らせていただきたいと思います。ここまで読んでくださった方と、いつも読んでくださっている方。本当にありがとうございます。励みになっているとかそういうレベルではないです。あなたたちがいなかったらこの作品は途中で終わっていました。さらに忙しい現実も合わさって新しい作品が思いつかず、現実が落ち着いても何かを思いつくまで......下手したら、何も思いつかず、紅茶(牛乳味)は趣味を一つ失ってしまっていた。冗談抜きでありえたと思います。先ほども書きましたが、私の作品は私が読むためにあります。紅茶(牛乳味)の作品のファンは誰よりも私です。ですが、紅茶(牛乳味)は非常に多忙で、調子が頻繁に変動して、見張っておかないと中々執筆を継続してくれません。これまた先ほど書きましたが、2018年の12月から最初に投稿した段階では2,3万文字しか書いていなかったのです。それが、投稿するようになってから1年で10万文字まで執筆しました。誰かに見てもらっているというのはそれほど強い執筆へのモチベーションなのです。私の作品を読んでくださって、本当にありがとうございます。頻繁に投稿延期してしまう私ですが、これからもどうか見守ってやっていただければと思います。

 そして次のお話ですが、考えてあります。伏線かどうかは分かりませんが、次のお話のきっかけになるようなものは転がしておきました。なので、これから当分はネタ切れというものはないと思います。どうやって話を繋げていくかはまだ考えていないのでどうなるかはわかりませんが。

 以上で、あとがきを終えたいと思います。ここまで読んでくださった方、改めてありがとうございました。また次の作品でお会いしましょう!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ