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魔王城に響く英雄の唄  作者: ヴァルナ
8/12

ジークフリート

魔王様が俺を見て驚いている


俺は自分の身体を見ると


銀の鎧

……………ん?


銀の鎧?


「なんだこれ?」


あ、なんか声も低い…


えぇ……なにこれ……


「……それ、

もしかして………」


「おぉ! クルル分かるのか?」


「……魔王様、

多分……あれ、ジークフリート」


クルルさんの言葉を聞いて

魔王様が首を傾げる


「何を言っているクルル

ジークフリートは遠い昔の英雄だぞ?

ここにいる訳が無い」


それもそうだ

彼は昔の英雄なのだから


「……多分『吟遊詩人』と《言霊》

二つの相乗効果と英雄の唄……」


「つまりどうゆう事だ?」


俺はクルルさんに尋ねる


「……『吟遊詩人』によって詠唱、

英雄の唄で…過去の英雄の姿を……

《言霊》で…具現化……

……自分自身に投影……した」


クルルさんの説明を聞いて魔王様が

つまり、と続ける


「つまり、ヨミは過去の英雄を

自分の身に宿した?」


「……おそらく」


まじかー

聞いてた俺がびっくりだよ………


周りにいた皆さんもこちらを凝視してらっしゃる


ミーナさんがなんかうずうずしてるー

あ、耐えきれずに近づいてきた……


ミーナさんに撫で回される

褒めて貰えるけど凄い撫でられる


「ヨミ、今使えるのは

ジークフリートだけか?」


魔王様にそう言われ

英雄の唄を開く

ジークフリートの頁を含め6頁か…


「今は、6頁しか唄が書いてないです」


「ならば、その6個が解放されているのだろう、機会があればまた唄ってみるといい

恐らくだが新たな英雄になれるだろう」


魔王様が俺にそう告げる


「まぁ、今は英雄の唄の使い方と

基本的な学と力をつけねばな!」


俺の訓練が始まるらしい……


どんなのやるんだろう……







「まずは、学力だが、

先生はミーナとクルルに任せよう」


はい と返事をしミーナさんとクルルさんが

前に来る


「あと、戦闘面の先生は

シキが剣術、武術、弓術

シルフィには魔法を担当してもらう」


りょーかい(っす)と二人が前に来る


なんか、メンバー豪華だな……



「それでは、勉強からだ頑張れよー」







それからめちゃくちゃ勉強した

基礎魔法学

歴史

地理

算術

言葉遣い

マナーについてを学ぶ


一日でやるレベルじゃないだろ!!


だが、二人の教え方が上手いので

ハイペースで勉強が進む


「すごいですねぇ ヨミくんは」


「うん……ここまで覚えるの早いの、

はじめてみる……」


褒めてもらえた

なんか、もっと頑張れそう







「さて、次は戦闘っすよ!」


シキさんに

闘気術をおしえてもらう

なんでも気と呼ばれる

身体的パワーを具現化したとかいう

よくわからない力のことだ


シキの言う通りに座禅を組み

瞑想すると微かに何かを感じる


結局それ以上の成果はなかった



「次は〜

私の番だよ〜 まずは、魔力を感じてもらうの〜 《言霊》を使うイメージで

手にその力をぎゅーっとするの〜」


とりあえずやってみる




む、むずい………


ふわふわした感覚はあるんだが

集めようとすると消えていく





こちらも習得できずに今日一日が終わった

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