神の国|(アクテクィウス)
あ、世界観を書いといた奴を送ります
神の国(アクティウス)ーーこれは上鍛冶が向かう世界の名前だ。
その世界の惑星は球体である。陸地と海洋の面積比は7:3。世界人口は約10億人。文化的にはこちらの中世の世界に似ているし、上鍛冶がこれからたどり着く街も中世ヨーロッパのような様相をしている。
しかしながら、その世界にはこちらとは違う技術があった。
それは魔術と錬金術というもの。
こちらとしては宗教と科学、この二つと同じようなものだと判断していい。まあ、ご存知の通り、この二つは何故か知らんが仲が非常に悪い。
魔術王国グリモア。 錬金術皇国クリプト。
先程も言った通り、伝統行事なのかこの二つの国もそう。
グリモアは一神教でありながら、鎖国国家。
そのためか風習や伝統に固執し、常に統一性を求める。
クリプトは多宗教でありながら、多文化国家。
そのためか風習や伝統に固執せず、常に自由を求める。
この通り二つの国は文化の違いがはっきりしていて文化的な面では絶対に分かり合えるような気がしないが、奇妙な共通点が一つだけ。
よくもまあまあ、国が成り立っているなと。
これが神の国である。
なお、この名称はその世界にいる人がつけたわけではない。
まず、世界などに名称を付けるだろうか?
そもそも名称とは一つ一つを区別するために作られたものだ。
例えば、アメリカやヨーロッパの道路には一つ一つに異なる名称が付いてるように。
ならば、この名称は誰が付けたか?
それは世界が二つ以上あることを認識しているもの。それはこの世界を外から見渡し、傍観するもの。
それを人はーー神と呼ぶ。
次回ーーー幸せの街ーーー