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迅雷の逆襲譚〈ヴァンジャンス〉  作者: らーゆ
第4章/下 ■■■■■■/■■■■■■
79/164

 第6話 水着回後編/キミにだけは素直に言えること



 10:00 男子の集合時間


 10:05 ランスロット、ナンパ対決のルールを説明


 10:07 ランスロット、空気嫁に殴られる。対決開始。


 10:15 ライカ達が女子の集合場所へ到着、その後お喋りを始める





 ――このナンパ対決は、女子には秘密裏に行われるので、女子の集合時間である11時前には決着をつけねばならない。

 タイムリミットは10時50分。そこまでで一番多くの女の子を獲得した者の勝利だ。


 


「で、どーするよ?」

「どうしよう……」



 ライカのために『チンアナゴくん』が欲しいジンヤ。

 とりあえず楽しければなんでもいいハヤテ。

 なんとか勝利したいジンヤだが、しかし――大きな問題があった。

 ジンヤはナンパなどしたこともなければ、見知らぬ女性に話しかけたこともない。

 ライカ、アンナ、キララと最近では周りに常に異性がいるが……驚くべきというかなんというか、どういう訳か、刃堂ジンヤはまったく異性への免疫がついていなかった。





「ど、ど、どうしよう、ほんとに……、ハヤテ、僕、女の子に話しかけるの、無理だ」




「うそだろオイ……お前なあ……そんなん、てきとーに可愛い可愛い言っときゃいいんだよ」

「無理だよぉ……」

「本当に思ってなくてもいいんだよ、嘘でもいんだ、別にライカちゃんへの裏切りにもなんねーって。っつーかライカちゃんのためにやんだから、な?」

「無理ぃ、無理だってぇ……」

「想像を絶するへたれかおまえ……」


 頭を抱えたハヤテ。


「あー、まあいいや、ちょっと見とけ」


 ハヤテ目の前を同年代くらいの女の子が通った。

 そこでジンヤは信じられない光景を目にした。


 ハヤテは風を操ると、その女の子のバッグから出ていたハンカチを地面に落とす。そしてそれを拾い上げて、



「すみません~、これ落としましたよ?」

「えっ、あ、ほんとだ……ありがとうございます~!」

「いえいえ、全然、いいっていいって。ってか、これ可愛いねー、どこで買ったの?」

「え? えっとー、どこだったっけなー」



 と、こんな調子でするするっと会話を始めて……、


「じゃあさー、ちょっとあそこの店行ってみない?」

「え~……じゃあ、ちょっとだけ……」


 あっさりと、一人目をゲットしたのだった。


 ◇


「――――な?」

「――チャラい!」


 どや顔でナンパキャンペーンというかなりいかがわしいことをしている店が配っているキャンペーン用のカードに押されたスタンプを見せつけてくるハヤテ。

 

「んだよ、今だけはそのチャラさに感謝しろっての」

「チャラいし、悪どい! っていうかさらっと能力利用してるとことか怖い!」

「怖くねーよ」

「こんな状況じゃなかったらナギさんに言いつけてるよ」

「マジでやめろ……。こんな状況じゃなかったら使うことのねえスキルなんだよ……」


 ハヤテがこれがナギにバレた時のことを想像して震えていると……、


「――なあ、お前ら」


 話しかけてきたのは、セイバだった。

 相変わらずの不機嫌そうな仏頂面だ。

 セイバの見た目はそう悪くないだろうが、この暗そうな雰囲気ではこの勝負は勝てないだろう……とハヤテは失礼なことを考えていた。


「なんすか夜天先輩……勝てないからって妨害とかはよくないっすよ!」

「するかそんなこと……。邪魔しに来たんじゃない、協力しに来たんだ」

「……協力? っていうか、こんなんやる気ないんじゃなかったんすか」

「いいや、不本意ながらやる気だ――必ず勝つ気でいる」

「……ど、どういうことだ……?」


 首を傾げるハヤテ。しかしジンヤは、セイバを観察している途中で、その目的を看破していた。


「理由はいい。俺が言いたいのは一つだ……、」


 そこで言葉を区切るセイバ。

 彼の表情が、豹変――仏頂面から不敵な笑みへ。


「――このゲームには、必勝法がある」


 ◇


「おかしくねえっスかトキヤ先輩!」

「ぜってーおかしい……なにがどうなってやがる……流行が変わったのか!?」


 ゼキとトキヤは、まったくモテていなかった。

 びっくりするくらいモテていなかった。

 彼らは前回大会の準優勝者と、ベスト4。確かにそこだけ見れば、異性から人気がない訳がない。

 しかし、彼らは自身への周囲の認識を知らなかった。

 トキヤにはフユヒメが。ゼキにはヒメナが。

 そのことは、周知の事実なのだ。なので当然、彼らについていくような者はいない。

 ……フユヒメに何をされるかわかったものではないからだ。

 そうとは知らずに、彼らは不満を垂れ続ける。


「おめーがいけねえんじゃねえか!?」

「なんでスか! トキヤ先輩のがモテないじゃないスか!」

「あァ!? テメェやんのか!?」

「上等じゃないっスかァッ!」


 バキッ、ボコォッ……と打撃音が響く。

 浜辺で殴り合いを始める二人は、既にナンパ対決のことを忘れていた。


 ◇


「…………どぅーなってんだコレ、おかしいっしょガチめに」

「気をしっかり持つっしょランス……」


 ランスロットとアロンダイトは、ゼキやトキヤとは比べ物にならない程モテなかった。

 このままでは、確実に負ける。

 ランスロットの鋼鉄の精神も、限界が近づいていた。


「チックショ……なんで、なんでだ……この街に来てから、マジでバイブス上がることがねえ……こんなはずじゃなかったっしょ……」

「ランス……」


 崩れ落ちて、拳を砂浜に叩きつけるランスロット。







「――――諦めんのかよ?」






「……んなこと言ったって、キバったってしゃーないっしょもう」

「ふざけんなよッ!」


 アロンダイトは叫んだ。


「ランスのいいとこ、どこだよ!? 顔がいいとこか!? 面白いとこか!? そりゃいろいろあっけどさ、俺にとっちゃ違うんだよ……俺にとっては……」


 突然、熱のこもった声を張り上げるアロンダイトに、ランスロットは何を言ってるんだこちはと首を捻った。

 しかし――。


「折れねえとこだろ! ランスのすげえとこは!」


 ――――英国時代でのことだった。

 今でこそ、アロンダイトはランスロットと同じようにチャラついた格好で、常に明るく振る舞っているが、かつてはそうではなかった。

 教室の隅にいるような、なんの取り柄もない、暗いタイプ。

 ランスロットのようなタイプは、疎ましいとさえ思っていた。

 二人は同じ学園で、アロンダイトは、何かと目立つランスロットのことをいつも見ていた――というか、興味もないのに勝手に視界に入ってくる。


 彼はいつも笑っている。

 いつもふざけている。

 フラレても、馬鹿にされても、諦めない。


 自分とは、違う世界の人間。


 そう、思っていた。


「――――なあ、オレと組まねえ?」


 きっと最初は、能力目当てだったのかもしれない。

 卑屈すぎるアロンダイトは認めなかったかもしれないが、彼の能力は強力だ。


「オレらなら最強っしょ! モテまくりっしょ!」


 ランスロットはそう言って、いつも笑っていた。 

 二人なら、誰にも負けないと思っていたし、実際英国にいる彼らと同世代の騎士で、彼らに勝てるのなんてガウェイン達くらいだろう。


 ランスロットは馬鹿だ。

 ランスロットはモテない。

 ランスロットは、本人が思っているよりも格好良くはない。


 それでも。

 誰かがどれだけランスロットを馬鹿にしても、アロンダイトにとって、彼はヒーローなのだ。

 どれだけ馬鹿にされても、どれだけ失敗しても、いつだって笑っている、最高のヒーローなのだ。





「俺らなら最強じゃなかったのかよ!?」


「アロンダイト……」




 次の瞬間、ランスロットはパチンッと思い切り両手で自身の頬を叩く。




「サンキュー、アロン……目ぇ覚めたっしょ……! さあ……勝つとしますか」






 この時、二人とも忘れていた。

 この勝負は、彼女持ちのイケメン共に女の子を集めさせ、男どもには彼女をけしかけ、自分達が女の子を総取りする作戦だということを。






 ◇


『――このゲームには、必勝法がある』


「な……マジか……!?」

「だとしたら、どうしてそれを僕達に……?」


 ジンヤの疑問に対し、セイバが答えを語り始める。


「いいか? まずそもそも、ランスロット、トキヤ、ゼキ……あのへんの馬鹿どもと、俺達は勝利条件が違う。そうだろ、刃堂」

「……えっと、僕達が欲しいのは特典で、ゼキさん達は純粋に勝負を楽しんでる、ってことですか?」

「ああ。刃堂が目当ての特典は?」

「チンアナゴくんです」

「十人目のやつか。俺のは九人目だ。風狩はなにか目当てはあるか?」

「ん~、じゃあ七人目のやつで」


 特典は、一定の人数を達成するごとに受け取ることができ、さらに複数回受け取ることができる。


「なるほど……協力しよう、って訳ですね?」

「正解だ。俺たちは馬鹿どもと違って、勝負はどうでもいい。特典を手に入れるためだけなら、複数人で集めたポイントを、一人に集中させれば、各自で達成を目指すよりもずっと楽だろう?」

「うわー、つまんねー……」

「楽しみたいなら馬鹿どもの方へ行くと良い」

「うーん、まあいいっすわ、ゼキ先輩とかがキレるとこみてーし」

 

 話はまとまった。

 ハヤテは単純な勝利とは別の楽しみを見出したようだ。

 そういう訳で、ジンヤ、ハヤテ、セイバでのチームが結成される。

 

「作戦はこれで終わりじゃない。もう一つ、勝利のためのピースが必要だ」

「なんすか?」

「このゲームに参加している面子の中で、一番異性から人気が高いのは誰だと思う?」


 セイバの口からそんな言葉が出るとは思ってもみなかったが、本人は至って真面目だ。


「オレすか?」

「違う」

「……じゃあ、ゼキ先輩?」

「違うな」

「……ユウヒくんか」

「正解だ。あいつを引き入れる。やれ、刃堂。それで俺たちの勝利だ」

「この人マジで汚え……」


 ハヤテが汚いと評したのは、勝つために手段を選ばないところもそうだが、恐らくジンヤに説明させれば、ユウヒをこちらに引き入れられるであろうところまで計算しているという部分に対してだった。

 

 そして、それぞれの想いが交錯――したりしなかったりする戦いは、終局を迎える。


 ◇





 10:55


「結果発表~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!」


 ランスロットの声が響く。

 予定より少し遅れて、勝負の決着の時がやって来た。

 ジンヤ達の――というより、ユウヒの周囲には大量の女性が集まっている。

 さらに、ランスロットの周囲にも大量の女性が。


「………………」


 セイバは心底怪訝そうな顔で、ランスロットの周囲を見つめていた。

 

 そして。


「…………………………優勝したら、もっとモテるっスかね」

「…………………………俺、一昨年優勝してんだけど」


 結果を発表するまでもなかった。

 トキヤ、ゼキ、共に0人。敗北確定。


 負け犬どもはさて置き。

 ついに、結果が発表される。



 輝竜ユウヒ、10人。


 ジンヤチームの代表者で、ユウヒを出しに、ハヤテの話術で人数を稼いだ。

 ユウヒはとにかく人気がある。見た目もいい、スキャンダルの陰はなく、ファンへの対応もとても評判がいい。


 そして――ランスロット、12人。


 ランスロットが、拳を突き上げた。




「アロン……やっぱ、オレらが最強っしょ……!」


「ああ、俺らが最強だぜランス……!




「な、嘘だろ……どうなってんだ……!?」

 


 ハヤテが驚愕に声を震わせる。

 ジンヤも驚いたのは同様だった。必ず勝てるはずだった。

 向こうもチームを組んで、稼いだ人数を一人に集中させたとしても、こちらに勝てる道理はないはずなのに。


「おい、風狩」

「……なんスか」


 セイバがハヤテへ耳打ちする。


 ハヤテが目を剥いたかと思えば、次の瞬間、彼は駆け出した。


「ちょっと待ったああああ!!!!」


「ちょ、負けたからって実力行使か!? 見苦しいっしょ!」

「さぁーて、見苦しいのはどっちだろうなあ……!?」


 睨み合うハヤテとランスロット。

 そして。





「――――正体を現しなァッ!」





 ぶわっ、と風が吹いた。

 ランスロットの周囲の女性達は、なぜか皆、フードや帽子を目深に被っていた。

 そして、風が帽子やフードを吹き飛ばし…………、

 




「やっぱりな…………テメェ、これ全部空気嫁じゃねええかっっっっっっっっっっっ!!!!!」



 真実を叫ぶハヤテ。


 やはり空気嫁なのだった。

 どうしても勝ちたいというアロンダイトの気持ちが暴走し、持ってきていた空気嫁を全て膨らませたのだ。


「どんだけ持ってきてんだよ、アホか!!!!!!!!!」


「馬鹿野郎っ! 彼女達は、ランスにとっては大切な女性で……っ!」

「知るか――――――――――――っっっっっっっ!」


 ブチギレたハヤテは、風で空気嫁達をふっ飛ばした。



「ノオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッッッ!」



 絶叫するランスロット、宙を舞う空気嫁達。


「ママー、なにあれー?」

「あれはマジで見ちゃいけないやつよ」



 子供の視界を覆う母親。

 大切な女性たちをかき集めるチャラ男。



 地獄と呼んで差し支えない光景が、ここにはあった。


 ◇


 地獄絵図の中で、アロンダイトは大声で笑っていた。


(…………やっぱ、ランスは最高だ)


 確かに勝負は負けた、思いっきり負けた。

 ランスロットはユウヒに比べたらまったくモテない。

 それでもやっぱり、彼はアロンダイトにとって――――。




 いい話風にまとまっているが、この後ランスロットとアロンダイトは、めちゃくちゃ怒られてこのビーチを出禁になった。

 




 ◇




 

 最終的な結果はこうだ。

 チームジンヤ(代表者ユウヒ)、10人。

 チームランスロット0人。

 チームアホ(ゼキ・トキヤ)0人。


 というわけで、輝竜ユウヒの圧勝だった。




「…………なんだったんですか、これ?」


 結局よくわからないまま、ジンヤについていっていたユウヒは、本気でなにがあったのか理解していなかったまま勝利していた。

 



 ◇





 そうこうしている内に、時刻は11時を過ぎていた。

 つまり…………。



「……トキヤ先輩、もっかい行ってみないスか? 次こそ、次こそ行ける気がする……」

「だな。絶対おかしいんだ。っつーかあれだろ、輝竜がいたせいだろ、あいつがいねえならいけるに決まってる」


「――――なにがいけるのかしら」


 ゾッッッッッと、凄まじい悪寒が走った。

 寒気がする――というか、確実に恐ろしい勢いで温度が下がっている。


「……フユヒメ……?」


「…………ゼキさん、集合時間を忘れてなにをやってるんですか?」


「…………よお、ヒメナ。どうした、そんなに、怒って……」



 ヒメナとフユヒメは、顔を見合わせると、無言で頷く。


 次の瞬間、ゼキとトキヤを巨大な氷で出来た拳が吹っ飛ばして、彼らは空気嫁と一緒に空中を舞った。





 ◇



「もぉ~……ジンくん、遅いよ、なにやってたの?」

「ごめんごめん……これ、ライカにって思って」

「……え、うそ、すごっ、どうしたのこれ……!?」


 待ちかねた女性陣は次々とこちらへやって来てしまった。

 ライカに追及されそうになるも、彼女のお気に入りチンアナゴくんでどうにか機嫌を取ることが出来た。


「……かわいい~っ♡ かわいいかわいいっ、もぉ~~めちゃくちゃかわいい~~♡ ジンくん、ありがとっ、大事にするねっ」

「どう致しまして。……ねえ、ライカ」

「うん?」


 不思議だな、とジンヤは考える。

 他の女性の前では、まともに喋ることもできないのに。

 昔から一緒だからだろうか? 

 それもあるだろうが、それだけではない。

 きっとやはり、彼女は特別なのだろう。







「――――水着、よく似合ってるよ。めちゃくちゃ可愛い」






「…………っ。~~~~~~っっっっ…………もうっ、ずるいよ! 不意打ち! 真面目な顔で、いきなりそんなの!」


 感極まったライカが、ジンヤに抱きつこうとすると――――






「………………させるかっ」


 ひょい、と黒い影の手が伸びて、ライカの足首を掴む。

 びたーん、とライカが顔面から砂に突っ込んだ。





「じーんやっ♡ おそいよ、なにやってるの!?」

「ジンジン~、待ちくたびれたよー、はやく遊ぼ? ……ありゃ、ライちゃんなにやってるの?」


「…………アーンーナーちゃんンン?」


 ゆらりと起き上がったライカが、アンナに襲いかかろうとするも。


「はいどうぞ、ライカさん。汚しちゃだめですよ?」


 影の手が、ライカが盛大に転ぶ直前奪っていたチンアナゴくんを手渡す。

 ライカの足を引っ掛けたアンナだったが、ジンヤがライカへ送った大切なものが汚れるようなことには絶対にならないための配慮はしていた。


「それもらっていいおもいしたんですから、少しはじんやのことかしてくださいねっ♡」

「アンナちゃんに一票ー! ジンジンもーらいっ!」


 アンナとキララが、両側からジンヤに抱きついた。


「ちょっ、だめだから、チンアナゴくんもジンくんも私のだからっ、こら、二人ともっ!」


「きらら、にげよー!」

「うんっ、あっははは! ライちゃん、砂まみれ、チョーウケる、チョーたのしーっ!」


 アンナの影の手がジンヤを持ち上げてしまうと、そのままアンナとキララは、ジンヤをさらって走り出してしまう。

 それを追いかけるライカ。


 

 時刻は集合時間を少し過ぎて、11:05。

 今日という日は始まったばかり。

 やっと男性陣と女性陣が合流して。

 本当のお楽しみは、これからだった。




 ◇





 これまでも。

 これから先も。

 戦いはもっと激しくなる。

 辛いことも、乗り越えられないような試練も待ち受けているだろう。

 それでも、今日くらいは。

 これまでも、これからも、少しだけ忘れて。

 騎士と魂装者アルム達は、思いっきり海を楽しむのだった。











アンナ「きらら、そのみっともないものじんやにくっつけるのだめっ!」


キララ「…………は!? みっともなくないし! ってか今だけは共闘するんじゃないの!?」


アンナ「やっぱやめた! きょにゅーは、ぜんいん、てきっ!」






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