第02話 げーむおーばー
まっくろいくうかん、
ぽつんとおかれたげーむき、
そこにうつしだされているのは、
◇
屍蝋アンナの生首――それを見せつけられ、ジンヤは――――
「あああ、ああああ、あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ――――――――ッッッッ!!!!」
絶叫しながらユウへと斬りかかり――、
「――――調子乗んなよ雑魚、キミがぼくに勝てる訳ないだろ?」
ぐしゃり、と果実のように。
ユウは、ジンヤの頭を握りつぶした。
◇
「きひ……きひひ……きゃはは!!!
おお、じんやよ、しんでしまうとはなさけない…
なーんてね。
きひゃひゃひゃ、斬夜破破破ッ!!!!!!!」
◇
◇
「きひ、きひひひひ、きゃはっ、斬夜破破破破破破ッ!
あーあ、まーた死んじゃった!
ウケる! よわ! はい残念またまたゲームオーバー!
あーもー、可愛いなあ、ジンヤくん……ほーんとよわっちいねえ、キミって♡
ま、そりゃそっか……、《主人公》じゃない雑魚モブなんてこんなもんだよねえ」
壊れたように笑いながら足をばたつかせる少女。
罪桐キルは、持っていたコントローラーを放り投げ、笑いながらばんばんと床を叩く。
真っ暗で殺風景な空間。
目の前にはぽつんと置かれたテレビとゲーム機が。
かなり古いタイプのゲームだ。映し出された画面にはドットのキャラクターが表示されている。
キルが動かしているキャラクターは「じんや」、敵のキャラクターは「ゆう」「あーど」「ぜき」「ゆうひ」「あぐに」「ときや」など、様々だ。
RPG、アクション、格闘ゲーム……次々とゲームが切り替わって、その度に「じんや」がやられてしまう。
繰り返されるゲームオーバー。
その度にキルは楽しそうに笑い。
その度にジンヤは悪夢を見せられる。




