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俺は異世界で静かに暮らしたいだけなんだ!?  作者: はくの憂鬱
異世界移住?
8/17

ユズルとエンジェ家

次の日の昼頃、ユズルはみんなを自室に呼んだ。


ユズル「今日集まってもらったのは他でもない」

シャル「…ごく」

アリス「……ごくり」

ノア「…ごくりんこ」

何時にもまして真剣な表情をしているユズルに3人は固唾を呑んだ。

ユズル「ノアの件なんだが…」

ノア「僕の……件ですか…?」

ユズル「…そうだ、ってなんか一人称変わってないか?」

ノア「えっ? 僕は元から僕ですよ?」

アリス「ま、まぁいいじゃないですか

それとねこれからノアちゃんをどうするか、ってことを決めるんだよ」

ユズル「ちょ、俺のセリフとるなし!」

アリスが要件を言ったことにすかさずつっこむユズル。

それを「あははは」と笑うノア。

シャルはくすくすと耳を赤くして視線を下げる。

ユズル「…笑う要素あったか? 今の」

シャル「ぷっ…そ、それでどうするの?」

ユズル「ノアはどうだ?

ここにいるか? それとも家に帰るか?」

ノア「……ここにいたい…!」

ノアがそう言うとユズルはにやっと笑った。

ユズル「って言うのはわかってたからノアの家にあったもの全部持ってきました〜」

ノア「……えっ…えぇぇええぇ!」

シャル「ちょ、ちょっともし家に帰るって言ってたらどうしてたのよ!」

ユズル「まぁ、返しに行ったかな?

1人で朝から運ぶの大変だったぜ!」

アリス「言ってくれたら手伝ったのに…」

ユズル「力仕事は男の仕事だから手伝わなくても大丈夫だよ」

シャル「って、またスルーしてたけどここは私の家なのよ?」

ユズル「その事についても大丈夫だ」

ユズルは何か自信満々にそういった。

シャル「大丈夫ってどういうことよ」

ユズル「お前の親に言ってきた」

アリス「えっ…?」

シャル「…?」

ユズル「だーかーらー、お前らの親に、アイリス・エンジェとクラウド・エンジェに会って話してきたの!」

シャル「なんで!? どうやって!?」

いつ親にあったのか、どうやって会ったのか…それだけしかシャルの頭にはなかった

ユズル「魔術機関本部に行って〜

ここでエンジェと付く名前の方は働いていませんか? って聞いたらみんな優しく教えてくれた」

シャル「…嘘…嘘よ!

私が行った時は入れてくれなかったもの!」

アリス「あー…それは年齢があれだからじゃない?」

シャル「……あ」

シャルはアリスの発言に顔を真っ赤にして塞ぎ込む。

ユズル「証拠写真だってあるんだからな、ほら」

ユズルは携帯に写った写真をアリスたちに見せる。

そこには2人の夫婦が写っていた。

右の栗色の髪で見た目はまるで小学生くらいの人がシャル達の母ーーアイリスだ。

そして、左に写るとてもイケメンと言えるほどの紳士ーークラウドだ。

アリス「この機械は…?」

ノア「見たことのない形をしているね…」

シャルはまだ塞ぎ込んでいる、アリスとノアの2人は写真以前に携帯に興味津々のようだ。

ユズル「しっかし、お前らの母親はえらく若いな」

アリス「えっ? これがお義母さん!?」

ユズル「ち、違うのか!?」

自分の母をわからなかったアリスにユズルは驚いている。

ユズル「いや、そんなはずはない…

そういえば動画も撮ってきたから見るか?」

ユズルはアリス達に携帯で映像を見せた。


アイリス「こ、これ本当に映像として残るの…?」

クラウド「はっはっは! ユーちゃんがそういうなら大丈夫なはずだよ!」

ユズル「それじゃあ娘さん達に伝言どうぞ!」

アイリス「シャル、アリス見てるぅ〜?

お母さんだよ〜」

クラウド「お父さんもいるぞ〜

多分アイリスの姿に疑問を持つかもしれんがそれはアイリスから教えて貰ってくれ」

アイリス「この姿はねぇ〜

若返…再生の呪文…魔術を考えててね〜

割れた花瓶に向かって唱えたはずなんだけど、なんだか自分が昔の頃の姿になってたんだよ〜」

ユズル「アイリスさん可愛い!」

クラウド「はっはっは! さすがユーちゃんだ!

アイリスの美しさをわかるとはな!」

ユズル「いやいや! アイリスさんと言う美しすぎる人を嫁にできたクラちゃんはもっと流石だぞ!」

アイリス「もぉ〜ユズルさんってば、そんな事言っても何も出ませんよ〜、ふふふ〜♪」

クラウド「それとユーちゃんから聞いたがユーちゃんはお前達の執事をやってくれてるそうだな!

こんな素晴らしい男を見つけるとはさすが私の娘達だ!」

アイリス「ノアちゃんの件についてもノアちゃんが住みたいって言うなら住ませてもOKだよ〜

もうすぐでそっちに帰れそうだからノアちゃんの顔を見てみたいな〜」

ユズル「そろそろ終わるぞ〜」

クラウド「ノアと言ったか、これからは我が家の子として遠慮なく過ごしてくれてもいいからな!」

アイリス「そうだよ〜 私達は大歓迎だよ〜」

ここで動画は終わっている。


ユズル「と、いうわけだ

おい、起きろよ」

ユズルは携帯をしまいながらシャルを起こす。

ノア「……どうしてここまでしてくれるの…?」

ユズル「お前が俺の妹になったからだよ

もし、お前が他人ならちょっとしかやらんぞ」

アリス「……ふふふ、ユズルさんなら他人でもそこまでしてそうですけどね」

アリスはわかっているのだ、ユズルという男がどういう男で何をする男かを……

ユズル「うるせぇ!!

さ、昼飯の用意するぞ」

ノア「おー!」

アリス「おぉー」

シャル「すぅ…すやぁ」

ユズル「あっと! 最後にノア、俺のことはお兄ちゃんって呼んでもいいからな」

ノア「えっ…いいんですか?」

ユズル「敬語もなしだ

義兄妹なんだから敬語はなしな」

ノア「う、うん…わかったよ、お…お兄…ちゃん…えへへっ」

ノアは顔を赤くさせながらもにっこりと笑顔を見せた。


8話終わり

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