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俺は異世界で静かに暮らしたいだけなんだ!?  作者: はくの憂鬱
異世界移住?
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執事の仕事と忘れ物

次の日の朝 エンジェ家


時刻は早朝5時を回った頃。

ユズルは蛇口から流れる水を両手ですくい顔に打ち付けながら眠気をこそぎ落としていく。

ユズルは顔を拭き、鏡に映る自分を見る。

昨日決まった仕事をうまく出来るか不安な顔をしているようにも見える。

ユズル「そういえば執事の仕事って何するんだ…?」

そう思いながら洗面所を出て手始めにこの屋敷内を確認することにした。

ユズル「確か今日は火曜日のはず…

そっか!あいつら学校あるんだな

そうとわかればさっさと確認を終わらせよう」

そう言うとユズルは急いで屋敷中を見ていった。

2階ー右手前にある部屋がシャルの部屋である。

静かにドアを開け中を確認する。

ユズル「…ここがシャルの部屋か」

チラッと見ていくだけのつもりが寝相が悪くて布団をはだけているので布団をかけてあげることに

シャル「むにゃ…」

ユズル「布団ぐらいちゃんときろよ…」

シャル「ユズルぅ、今日の朝ごはんは…うぅん」

謎の寝言にユズルは悩まされる。

ユズル「なぜ朝飯で悩まないといけないんだよ…

もういい、次だ次」

シャルの部屋を後にし次は左手前のアリスの部屋を覗いてみることにした。

静かにゆっくりとドアを開け中を見る。

ユズル「……」

アリスの部屋はシャルの部屋と比べて可愛らしい。

何故か異常にぬいぐるみが多い気がするが人の趣味に文句は言わない言いたくない。

アリス「ふぅん…うさちゃんよしよしぃ…ふふふ」

頭の中は兎のことでいっぱいらしい、それとぬいぐるみの種類は色違いの兎が多い。

ユズル「さて、次に行くか…」

次に向かったのは浴室だ、執事をするからには浴槽のでかさなど把握していた方が都合がいいと思ったのだ。

ユズル「…は?」

ユズルは目の前の光景に言葉が出ない。

あまりにも広く大きな浴槽、5人が一斉に体を洗えるぐらいのスペース。

ユズル「…広い」

掃除のことを考えるのをやめ、時刻を確認するともう6時を回っていた。

最後にキッチン、自分が料理する所を確認に向かった。

ユズル「おぉ! こ、これは!」

大きな鍋に綺麗なフライパン、切れ味の良さそうな包丁…料理が趣味なユズルは料理道具を集めるのも趣味の内なのだ。

ユズル「さて! あいつらも起きてくるだろうしそれまでに朝飯作るか!」

冷蔵庫の中身を見る。さすが名門という名の金持ち…色んな豪華な食材が詰まっている。

ユズル「これなら腕によりをかけて作れるな」

アリス「あ、ユズルさん」

調理に入ろうとしていたらアリスがおりてきていた。

ユズル「お、アリスか

朝飯は今から作るから待っててくれ」

そう言いながらキャベツ切っているとアリスが隣に来て手伝い始めた。

アリス「私も手伝いますよ」

ユズル「あー…それじゃあ代わりにキャベツ切ってくれ

俺はその間にパンを焼いたり色々とするから」

アリス「はい! ところでキャベツって何ですか?」

あ…とその時再確認した。

ここは異世界であって元の世界ではないのだと…

ユズル「あー、その野菜を切ってくれ」

アリス「…? わかりました」

アリスに手伝ってもらいながら初めての執事の仕事…朝ごはんを作ったのだ。

まぁ、1人でも作れるけどアリスの意志も主張したいからな。

それとさっきのキャベツと言っていたものはベッキヤというものらしい。

ユズル「できたな」

アリス「できましたね」

アリスは清々しい笑顔をユズルに見せた。

その笑顔を見たユズルはこれから頑張ろうという気になった。


午前6時45分

シャル起こしてご飯を食べることにした。

シャル「ZZZ…もぐもぐ」

シャルは器用にパンを食べながら眠っている。

ユズル「こらっ」

ユズルはすかさず手刀をシャルのおでこにぶつける。

シャル「ぴぎゃ! な、何すんのよ!」

変な叫び声と文句があがる

ユズル「ご飯中に寝るとはいい度胸してるな」

シャル「ユズルお母さん落ち着いて…」

ユズル「誰がユズルお母さんだ!」

シャル「ほ、ほら…寝る子は育つっていうでしょ?」

ユズル「そんな仮説信じるなよ…」

シャル「人を哀れな目で見るのやめてよ!」

アリス「あはは…」

2人のやりとりをアリスは苦笑いで見ていた。


午前7時半

2人は学校へ行った。

ここからはユズルの本領が発揮される! と、思われたが

ユズル「…シャルのやつ弁当忘れてるじゃねぇか! ……せっかくつくったのによ」

ユズルは家の掃除、洗濯とキッチン周りの掃除を全部終わらせ。シャル達が通う学校へ向かうことにした。

ユズルはシャル達の学校ーイブシート魔術学院に向かっていた。

ユズル「ったく…せっかく作った弁当忘れるとかどういうことだよ」

街の人に道を聞きながら目的を目指す。

ユズル「なんで俺こんな事に真剣になってんだろ…って待てよ、俺がここに来た理由って…そうだ! 静かにゆっくりと暮らしたいからここに来たんじゃねぇか! なのに執事の仕事って尚更疲れるわ! あ〜! もう! 弁当届けたら絶対ゆっくりするからなぁ!」

走りながら叫ぶユズルを街の人はまた変な奴がいるなと思いながら微笑みながら見ていた。←微笑んではいない。

走り続けること数十分

ユズル「はぁ…はぁ…ここか…?」

イブシート魔術学院に着いた。

ユズル「ここもすっげぇでけぇ…」

その学院は多くの面積を取っており、魔術学院と言うよりかはそれ以上のものになる。

ユズル「ハァハァ…入口…どこなんだよ…」

?「きゃーー!!」

ユズルが入口を探していると中からなにやら叫び声のような声が聞こえた。

ユズル「なんかよくわからねぇが乗り越えるしかないだろっ…と、さて声の主を探すか!」

声の主を探すためユズルは学院内を走り始める。


4話おわり

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